2009年11月17日

アリソン バルサム (トランペット)

AlisonBalsom.jpg美人トランペット奏者と紹介されているが、演奏も超一流。

女性はトランペットにハンディがあるという言葉は、過去のもの。

現実に、中高生を教えていると、女性だから男性に劣ると感じない生徒にはよく出会う。

むしろ、女性の方が音色が美しかったり、音がデリケートだったりする。

アリソン・バルサムは8歳よりトランペットを始めたという。
ハーデンベルガーの音に魅せられて、自分も演奏したくなったと言っている。







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2009年11月15日

宮崎国際音楽祭

チャンネル :BShi
放送日 :2009年11月15日(日)
放送時間 :午前0:55〜午前2:44(109分)


− 宮崎国際音楽祭管弦楽団 演奏会 −          
                              
「歌劇“フィガロの結婚”序曲」       モーツァルト作曲
                              
「7つの大罪」                  ワイル作曲
                   (ソプラノ)中嶋 彰子
                (男声合唱)ハドソン・シャド
                              
「交響曲 第1番 ニ長調“巨人”」       マーラー作曲
                              
              (管弦楽)宮崎国際音楽祭管弦楽団
                 (指揮)シャルル・デュトワ
                              
  〜宮崎市・メディキット県民文化センター         
              アイザックスターンホールで録画〜


実にすばらしかった。
オーケストラのメンバーを見ると、N響や元N響のメンバーがあちこちに入っていた。

でも、N響の音とはだいぶ違う音。

このオーケストラの方が響きが明るく、よく鳴る。

こうしてみると、N響はいつも奏者が何かセーブして演奏しているように感じる。

この、臨時に編成された宮崎国際音楽祭管弦楽団をシャルル・デュトワを指揮者にして活動していったら、いいオーケストラになるのだろうなと思いながら聴いていた。

ワイルの「七つの大罪」も楽しめたし、マーラーの第一番「巨人」も実にいい音で、深夜、少し眠かったが録画もしておいてよかったと思う。




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posted by dolce at 14:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏評

2009年11月13日

ウイーン・アカデミー式

ウイーン・フイルやウイーン八重奏団など、オーストリアのオーケストラを聴くと、ウインナホルンだけでなく、クラリネットの音がずいぶん違うと思う。

これは、かなり優れたオーディオ装置でもわかりにくいのだが、生演奏を聴くと明確にわかる。

それほど、オーディオのレベルはまだ生演奏にはほど遠い。

ウイーンフィルとベルリンフィルの違いはオーディオでもわかるが、微妙な音色の差はわかりにくい。

Viennese_horn.jpgウイーン八重奏団を聴くとよくわかるが、管楽器が弦楽器の邪魔をしない。

ホルンはウインナホルンという通常のホルンより、さらに長い管によって柔らかい音を出し、弦楽器の音色に溶け込みやすくなっている。

クラリネットも同様、ウイーン・アカデミー式により、フランスのベーム式と比べると柔らかい音色で弦楽器によく溶け込む。

ウィンナ・ホルン

ウィンナ・ホルンウィーン・フィルハーモニー管弦楽団では、ウィンナ・ホルン(ヴィーナー・ホルン)と呼ばれる伝統的なF管シングル・ホルンを原則として使用している。これは、ウィンナ・バルブ(あるいはダブルピストン・バルブ、プンペン式バルブ)と呼ばれる特殊な旧式のバルブを備えている。またナチュラルホルンのコール・ドルケストル(後述)と同様に、円形のボーゲンと呼ばれる独特のマウスパイプが装着されている。19世紀中頃から構造や形状が進化しておらず、一種の古楽器とみることができる。音色は暗く重く、より自然ホルンに近い。フォルテで音が楽に割れやすく、物理的な音量をあまり上げずにフォルテッシモのような響きを作ることができる。このため声を覆い隠さないオペラの伴奏に適している。F-シングルホルンであるため高音の倍音間隔が狭く、ミスを起こしやすい。
提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウイーン・アカデミー式のクラリネットについては、
エーラー式 vs.ウィーン・アカデミー式どこが違うの?
と題して、詳しく説明されている方がいるので参照いただきたい。

私が、今回クラリネットの音色について書きたいと思ったのは、最近、音色や音の良さについて無関心な人が多くなったような気がするからである。

システムの違いもあるが、クラリネットにはいくつかの調の楽器がある。
最もよく使われているのは変ロ長調(B♭)の楽器だが、クラリネット奏者は通常イ長調(A)の楽器も持っている。
だから、ケースは二本入りでアタッシュケースのようである。

他の調のクラリネットもあって、これらはクラリネット属と称され、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』にまとめてある。

いろいろな調のクラリネットがあるのは、音域の問題だけでなく、音色を作曲家が指定している場合がある。

ブラームスの五重奏曲はA管であるが、これをB♭で吹いたらなじまない気がする。
欲を言えば、さらに、エーラー式かウイーン・アカデミー式での演奏を聴きたい。

urahhaCl5.jpg名演の誉れ高いレオポルト・ウラッハはウイーンの伝統的なクラリネット奏者であり、ウイーン・アカデミー式を使っていた。

クラリネット吹きとしてはB♭、Aの二本は必須として、他に所持した方がよいのは、E♭で、ショスタコーピッチの交響曲5番、ラヴェルのダフニスとクロエ、リヒャルト・シュトラウスの英雄の生涯などでソロが出てくる。

リヒャルト・シュトラウスはティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずらではD管を指定しており、実際にD管の音色を意としたものだったようである。

tilloiren.jpgマーラーの交響曲では、時々inCで書かれていることがある。
これは、やはりマーラーがC管の音色を指定したということで、B♭管での代用には断固反対であったということである。

スメタナのモルダウは、出だしの部分はinCで書かれている。
C管を持っていない場合は、B♭管かA管かで迷うところであるが、私の先生は「本当はC管の方がいいんだよね」と言われた。

作曲家によっては、何管を使うかには感心がなく、すべて楽譜をinCで書く人もまれにいる。
そういえば、ヨハン・シュトラウスの美しく青きドナウはinCである。ヨハン・シュトラウスがどういう意図を持っていたか、私は知らないが、スメタナのモルダウでは、始めはC管なのに、あとでAもB♭も出てくる。

クラリネットは#が多くなると演奏が難しくなるという理由で、A管が作られたというのは事実のようだが、より重要なのは、やはり音色であると思う。

ブラームスの五重奏曲がA管であるのと同様、モーツァルトの五重奏、同じくモーツァルトの協奏曲ではA管の音色がふさわしい。

ウエーバーの協奏曲となると、その派手さからやはりB♭の音色だろう。







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posted by dolce at 18:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | クラリネット

2009年11月12日

ハイドン:木管五重奏のためのディヴェルティメント

木管五重奏聴き比べ

ハイドン:木管五重奏のためのディヴェルティメント は木管五重奏としては、ポピュラーな曲である。

木管五重奏を編成したら、一度は演奏する定番の曲とも言える。
それだけに、木管五重奏のアンサンブルを比較したり、木管五重奏というアンサンブルの形態を知るのには好適である。

ここでは、四つの団体を比較してみよう。







それにしても、それぞれ、ずいぶん個性がある。
以上は外人の団体なので、ここで一つ日本人から成る木管五重奏を比較のために載せてみる。これは、私たちの編成するアンサンブルである。
まあ、日本人だからどうのこうのということはないと思うが、曲に対する感じ方の違いは感じる。
静止画だが、上3つの団体のように、動画にしてもあまり体は動いていない。
というのは、外人の場合は、とてもよく体を動かす団体が多いと感じた。



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posted by dolce at 13:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏評

2009年11月10日

プーランク/室内楽

poulanc.jpg★★★★★
木管楽器の室内楽集/
演奏はパスカルロジェ(ピアノ)の主催するアンサンブル

タイトルはプーランク/フルートソナタとなっているが、収録曲は以下のもの。

六重奏曲(ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための)

クラリネット・ソナタ

フルート・ソナタ

ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲

いずれも、プーランクの代表作。

プーランクは木管楽器に特に愛着を持っていたようで、木管楽器の室内楽に優れた作品が多い。
そういった意味では、このCDの存在価値は高いと思う。

優れたアンサンブルで、聴き応えがある。
クラシックフアンのよきライブラリーになると思う。

冒頭の六重奏曲は、木管五重奏にピアノを加えた編成だが、縦横無尽に活躍するそれぞれの楽器の音色が楽しい。
演奏者にとっても楽しい曲ではないかと思う。

クラリネット・ソナタはクラリネット奏者なら、ぜひレパートリーに欲しい曲だと思う。
二楽章は、一楽章とはうって変わって悲しくも美しい。
三楽章で再び躍動的なフレーズが横行し、華々しく終わる。

フルート・ソナタもプーランクの傑作で、やはり、フルート吹きなら演奏したくなるだろう。

ピアノのパスカル・ロジェがリーダーのアンサンブルで、いずれの木管奏者、ホルンも名手揃いで楽しい演奏が満喫できる。

フランシス・ジャン・マルセル・プーランク(Francis Jean Marcel Poulenc [fʁɑ̃sis ʒɑ̃ maʁsɛl pulɛ̃k], 1899年1月7日-1963年1月30日)は、フランスの作曲家。フランス6人組の一人。

声楽、室内音楽、宗教的楽劇、オペラ、バレエ音楽、オーケストラ音楽を含むあらゆる主要な音楽ジャンルの楽曲を作曲している。その作風から、1950年7月のパリのプレス紙において評論家のクラウド・ロスタンド氏から「ガキ大将と聖職者が同居している」と評された。

彼はパリの裕福な家庭に生まれ、両親は敬虔なカトリック教徒であった。母親からピアノの手ほどきを受け、後にスペインの名ピアニスト、リカルド・ビニェスにピアノを師事し、シャルル・ケクランから作曲を学んだ。ビニェスの紹介によってエリック・サティ、ジョルジュ・オーリックら後のフランス6人組のメンバーと出会い、詩人ジャン・コクトーらのサロンに出入りするようになった。24歳のとき、ロシア・バレエ団を主宰するセルゲイ・ディアギレフの委嘱によってバレエ『牝鹿』を作曲し、翌1924年にロシア・バレエ団によってそれは初演されたが、脚本はコクトー、舞台と衣装はマリー・ローランサン、振付・主演はブロニスラヴァ・ニジンスカによるという極めて豪華なものだった。以来、軽妙洒脱で親しみやすいその作風は大衆に喜んで受け入れられたが、作曲活動だけでなく、バリトン歌手ピエール・ベルナックとによる自作歌曲のピアノ伴奏をはじめとして積極的に演奏活動もし、録音も残されている。

私生活では、両性愛者とされ、恋人の一人にラディゲがいたことが判っている。
提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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posted by dolce at 12:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | レコード・CD

2009年11月08日

木管五重奏

木管五重奏は魅力的な演奏形態である。

五つの楽器の音色、性格がみな違う。
違うということは、合わせにくいことでもある。

だから、かつて審査員が、中高生のアンサンブルではやるべきではないと言った人がいるとか。

一方では、同族楽器でのアンサンブルが合いやすいのは当たり前で、異種楽器のアンサンブルでこそ、意味があると言った人もいる。

私は同族楽器で魅力を感じるアンサンブルは、弦楽四重奏である。

カラヤンがオーケストラの弦楽奏者たちに「室内楽のように弾け」と言っていたらしい。

逆に弦楽四重奏はオーケストラの弦楽を、極限にまで集約した形と言えると思う。

この弦楽器のように、管楽器でソプラノからバスまで調達してもあまりおもしろさは感じない。

例えばフルートをバスフルートまでそろえて、アンサンブルを組織しても、私は魅力を感じない。

低音楽器にすると、音の威力がなくなってしまう楽器がある。

木管五重奏というのは、やはり魅力があるから、作曲家も感心を持ってきたのだろう。
それだけに、芸術性豊かな曲も多い。

フルート、オーボエ、クラリネット、バスーン、ホルンという組み合わせを、始めは誰が考え出したのか知らないが、実におもしろい組み合わせだと思う。

それぞれの楽器が非常に個性的であるし、中学校からでももっと取り組んで欲しいと思っている。

一つの中学校で、木管五重奏が1、2チーム組織できれば、非常に表現力豊かなアンサンブルができるのではないかと思う。



吹奏楽も、大勢でワーッと騒ぐ活動から脱皮して、小編成のアンサンブルから、時に大きな編成を試みるという活動もやってほしいと思う。

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posted by dolce at 15:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽と生活

2009年11月07日

ヒンデミット/交響曲「画家マチス」、組曲「いとも気高き幻想」

hindemit.jpgヘルベルト・ケーゲル指揮/ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
★★★★★

すばらしい演奏だ!

まだヒンデミットの音楽を聴いたことがない。あるいはまだなじみがないと言う人は聴くとよいだろう。

日頃、吹奏楽に縁の深い人も、こういう曲を聴いて音楽性のレベルアップをしたらと思う。

私がヒンデミットという作曲家を最初に知ったのは、大学入学間もなく、
ongakukakiso.jpg

新版 音楽家の基礎練習という本にお目にかかってからである。

それまでに聴いていた音楽とは一風変わった響きの曲に、新鮮さを感じた。

ヘルベルト・ケーゲル指揮/ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、指揮者の優れた統率力と細部まで神経の行き届いた演奏で、すばらしい録音となっている。

パウル・ヒンデミット (Paul Hindemith, 1895年11月16日 - 1963年12月28日)は、ドイツ・ハーナウ出身の作曲家、指揮者、ヴィオラ奏者。その他にもヴァイオリン、クラリネット、ピアノなど様々な楽器を弾きこなす多才な演奏家であった。

第一次世界大戦後、ロマン派からの脱却を目指し、新即物主義を推進。20世紀ドイツを代表する作曲家として同時代の音楽家に強い影響を与えた。また生涯に600曲以上を作曲。交響曲やオペラばかりではなく、オーケストラを構成するほぼすべての楽器のためのソナタを作曲した。
提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヒンデミット事件(ヒンデミットじけん、Der Fall Hindemith)は、1934年のドイツ楽壇で起こった政治的な作曲家排斥事件と、それに伴って「ドイツ一般新聞(ドイッチェ・アルゲマイネ・ツァイトゥングDeutsche allgemaine Zeitung)」に掲載された指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの新聞投稿のタイトル。
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posted by dolce at 16:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | レコード・CD