2009年12月04日

ブロムシュテット/推薦盤

BromshutettShubert.jpg私がブロムシュテットをレーザーディスクで聴いて、いたく感動したのは、シューベルトの「未完成」だった。

この曲は、交響曲としての楽章を整えていないことから「未完成」の名がついたのだが、この理由としては、シューベルトがいつか完成しようと思っていたのだが、ついぞ完成することなく終わったという説と、すでに、この曲が完成の域にまで達してしまって、後が続かなかったのだという説がある。

どちらが本当なのかは、シューベルト本人に聞かなければわからないことなのだけど、私は、非常に完成された音楽で後続の楽章がなくても十分密度の高い音楽だと思う。

シューベルトの音楽は、流れが自然で、いつ聴いても心が安らぐ。
こういう曲の演奏には、ブロムシュテットは最適な指揮者の一人だろうと思う。

BromshutettBt5.jpgベートーヴェンの交響曲シリーズも先のYouTubeの演奏でみられるように、期待を裏切らないものだと思う。

6番の田園は、ワルター/コロンビア交響楽団の名演があり、ベートーヴェンの演奏については、なんと言っても未だにフルトヴェングラーの人気は高い。

それらの名演を聴くのもよいが、新しい録音で聴いてみたいという人には、ブロムシュテットを候補に入れたらどうかと思う。

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posted by dolce at 09:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | レコード・CD

2009年12月03日

ブロムシュテットのヘートーヴェンNo5

ヘルベルト・ブロムシュテットは私の好きな指揮者だ。

この指揮者を初めて知ったのは、パイオニアがレーザーディスクを開発したとき、そのディスクで演奏を聴いた時だ。

奇をてらったような演奏をせず、その指揮ぶりも大げさ過ぎない。
それでいて、作品の中身はきちんと伝える演奏であると言えよう。

来日して、NHK交響楽団を振ったこともあるが、楽員の話では、練習をするごとに、演奏の中にあるゴミがなくなっていくような感じだと言ってた。

現在、ドイツのライプチヒゲバントハウスの音楽監督であるが、この伝統あるオーケストラで名演を残してほしいものだと思う。

このベートーヴェンの第五も、実に清潔感のある演奏で聴いていて心地よい。あっという間に第1楽章が終わってしまう感じだ。



ヘルベルト・ブロムシュテット(Herbert Blomstedt, 1927年7月11日 - )は、アメリカ生まれのスウェーデン人指揮者。称号はバンベルク交響楽団名誉指揮者など。

仕事で渡米していたスウェーデン人の両親の元マサチューセッツ州スプリングフィールドに生まれる。2歳の時一家は帰国し、ストックホルム音楽大学やウプサラ大学に学んだ後、イーゴリ・マルケヴィッチに師事。さらにアメリカ合衆国に留学してジュリアード音楽学校でジャン・モレルに、タングルウッドのバークシャー音楽センターでレナード・バーンスタインに師事。1953年にクーセヴィツキー賞を獲得し、1955年にザルツブルク指揮コンクールで優勝した。

1954年2月にロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団でベートーヴェン、ヒンデミットなどの作品を指揮して指揮者として本格的にデビュー。その後、ノールショピング交響楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、デンマーク放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団の首席指揮者を歴任した後、名門のシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任。ドレスデンを去った後はサンフランシスコ交響楽団(1985年〜1995年、現在は桂冠指揮者)、北ドイツ放送交響楽団(1995〜1998年)を経て、1998年から2005年までライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者を務めた(現在は名誉指揮者)。また、バンベルク交響楽団とNHK交響楽団の名誉指揮者でもある。N響を振っていることから 日本国内でもよく知られた外国人指揮者の一人である。

2009年秋には、東欧の名門チェコ・フィルハーモニー管弦楽団との客演指揮者としての来日が予定されており、東京・大阪をはじめとする全国数箇所での公演で、アントン・ブルックナーの交響曲第8番などのドイツ音楽の大曲や、アントニン・ドヴォルザークの交響曲第8番や第9番「新世界より」などのチェコ音楽が演奏される予定である。

ブロムシュテットの演奏は、華やかな個性とはあまり縁がなく、高い名声を誇りながらもどこか地味な印象が強いが、指揮するオーケストラの持つ美質を最大限に引き出して充実感溢れる演奏を行うという点では現代屈指の指揮者の一人であるといえるだろう。ドイツ読みの名前で親しまれているように(スウェーデン読みではブルームステート)、この世代に人材が手薄なドイツ音楽の大家として信頼が厚く、また北欧系レパートリーにも秀でている。近年は、以前にもまして熟練の度合いを深めており、今後、更なる深化が期待される。
提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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posted by dolce at 19:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 指揮について

2009年12月02日

カラヤンの左手



やはり、カラヤンの指揮はすばらしい。
特に左手。曲の表情をよく表している。

指揮者がいいので、オーケストラは落ち着いて演奏ができる。
演奏に安定感がある。

指揮者とオーケストラの関係

1.音は指揮者が振ってから出てくる

あたりまえのことだが、そうでない指揮をよく見る。
ひどいのは、音が先に出て、指揮が追っかけている場合がある。

2.拍がよくわかるように振らなければならない

音楽の流れで、当たり前にわかるところは省略してもよいが、曲が変化するところでは、特にわかりやすく振らなければならない。

3.体をむやみに動かすと、指揮がわかりにくくなる

その結果、演奏者に不安感を与えて、演奏が縮む。
指揮は踊りの振り付けではない。

4.指揮棒は腕の延長上になければいけない

たまに、指揮棒を持っている点から腕に対して直角になっている指揮者がいる。
演奏者にとって、非常に目障りで気持ちが散漫になる。

5.指揮棒は確信を持って振る

指揮者が迷うと、演奏者に不安を与える。

6.何を振ったらいいか、曲をよく分析しておくこと

いつもメロディーばかり振っている人がいる。
伴奏を振らないと、わかりにくい場合がある。

7.必要以上に大振りしない

いつも大振りしているとpp〜ffが表せない。
いつも大振りしていると、演奏者は指揮者に集中しなくなる。

反省を兼ねて、あらためて、気がついたことを箇条書きしてみた。

ただし、効果をねらって、あえてよくない指揮をする場合がある。
もちろん、そういう意図がなくてやってはいけない。

例えば、頭を振って突入する指揮をする人がいる。
あえて不揃いをねらっているようである。

フルトヴェングラーは、指揮がわかりにくいとの伝説がある。
それで「振ると面食らう」などと言った人もいる。

確かに、残っている映像を見ると、拍がわかりにくいところがある。
出だしが不明確であったりする。

だが、拍がわかりにくいので、奏者は緊張し、もうこれ以上待ったら拍がずれてしまうというぎりぎりのところまで我慢して、一気に音を出すので、そこにエネルギーがたまるのだと言う人もいる。

音のためをどう表現するのかというのも、指揮者のテクニックの一つでもある。

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posted by dolce at 21:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 指揮について

2009年12月02日

指揮とは何か?

まず、次の動画を観てみよう。



はじめに、断っておくが、私はこれを悪いというつもりはない。
ただ、指揮ではないと言いたいだけだ。

しばしば、指揮とは何かわからない人に出会い、説明を求められることがあるので、そういう場合によい素材と思ったので取り上げてみた。

音楽に、それなりに携わっている人には、説明する必要はないが、それでも、この人は音楽を教えているのだがと思われる人でも、年の多い指揮者を見て、年の功でやっていると考える人がいるのには驚く。

次の演奏を観てみよう。



こちらは、指揮をしている動画である。

指揮の意味がわからないという人には、この二つを見比べさせて、気がついたことを言わせてみよう。

もっとも、先の方はオーケストラのメンバーがいないので、その違いは大きいのだが。

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posted by dolce at 01:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 指揮について

2009年12月01日

ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第8番

師走となり、今年もあとわずかになった。
この曲を聴いていると、職場を突然解雇され、住む場所もなく途方に暮れている人たちを想像する。

折しも、今日はテレビで自殺者のことを取り上げていた。
近く、NHKでも特集番組を放送するそうだ。

経済大国なのに、暮らしに困る人がたくさんいるというアンバランスがどうにもやりきれない。

東西の壁がなくなったドイツも、仕事がなく暮らしに困っている人が増えたという。
東ドイツ時代には、全国民が国の管理において生活が保障されていたので、その頃の生活の方がよかったという人もいる。

自由経済がいいのか、共産主義がいいのか、いや二者択一ではないだろう。

ショスタコーヴィチは政府の圧力を感じながら、不本意に共産党に入党したらしい。
その中にあって、オレは屈服しないぞという抵抗をこの曲から感じる。



ShostakoStr8.jpg


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posted by dolce at 22:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 名曲

2009年12月01日

パソコンも高音質化しよう

私の家も、すったもんだの末、光ケーブルになった。
ずいぶん紆余曲折があった。

街の中心には近いのだが、近くに電柱がない、ビルの状態などで、寸前まで行ってダメになることが多かった。

最終的には、コミュファさんががんばって、引いてくれた。
大変な工事でした。ありがとうございました。

hikariCable.jpg


速度は90Mぐらい出た。

インターネットも快適になったが、音質がよくなった。
ADSLより光ケーブルの方が音がよい、という根拠は知らないが、とにかく音は良くなった。
高速化も寄与しているのかも知れない。

具体的には、高音のささくれたような歪みっぽい音が少なくなった。

ところで、最近はネットでは動画も多くなってきたが、音の方も良くなってきた。

私のネットの契約は100Mの速度だが、300Mや1Gの契約もある。

そう言えば、イーサーネットも今は1G対応の製品が多くなっている。
USBも3.0の規格が発表になり、いよいよパソコンもオーディオとして、立場が強くなってくるような気がする。

1Gの速度が当たり前になってくれば、データ圧縮もそんなに気をつかう必要もないだろう。

CD音質以上が、ホームページを見ながら実現するようになるだろう。
現在でもYouTubeの動画で、かなり音質の良いものもある。

そうなると、パソコンのスピーカーやサウンドカードも高音質化したい。

pm04.gif

オーディオマニアほどの投資はともかく、このぐらいはグレードアップしたらどうだろうと思うのが、FOSTEXのPM0.4である。
実質2万円以下で買うことができる。

CreativeSoundCard2.jpg


さらに、できればオーディオインターフェースもオンボードでなく、少し良いものにしたらどうだろう。

たとえば、CREATIVEのPCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio ぐらいにすれば、かなりの音質になる。

YouTubeの動画をあれこれ批評するなら、この程度のグレードにはしたいと思う。

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posted by dolce at 13:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ

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