2010年01月31日

それぞれのベートーヴェンNo.5

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バレンボイム/ベルリンフィル


カラヤン/ベルリンフィル


アバド/ベルリンフィル


宇宿允人/フロイデフィルハーモニー


トスカニーニ/NBC


フルトウ゛ェングラー/ベルリンフィル


全部、動画を探したかったが、フルトウ゛ェングラーだけ動画がなかった。
それぞれの指揮者の個性がよく出ていると思う。

宇宿允人は孤高の指揮者との言葉を聴いたことがある。
非常に厳しいという噂でもちきりだった。
厳しいのは、他人に対してだけではなく、自分にもすごく厳しく、もとはトロンボーン奏者だったが、練習のしすぎで歯を悪くし、指揮者に転向したと聞いた。

一度、講義を聞いたことがあるが、明解で、たくさん示唆に富む言葉をいただいたことを覚えている。


posted by dolce at 22:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 指揮者

2010年01月29日

Linux Multimedia Studio

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LMS_Input.jpg


Linux Multimedia StudioはフリーのDTMソフトである。

LinuxとあるがWindows版、Mac版もある。

ダウンロード先はこちらにある。

上の図は「きらきら星」を入力してみたところである。

DTMソフトはCubse、SONARなど有償のソフトがある。
これはこれでプロ用に使えるほどのものである。

DTMをやってみたいが、予算がちょっとと思う人は、このLinux Multimedia Studioを使ってみる意義はある。

DTMソフトは各種あるが、基本的な操作は統一されているので、これで練習をして、自信がついたら有償のソフトを使ってみるという方向もいいと思う。

使ってみると言ったが、Linux Multimedia Studioの能力はなかなかのもので、音源もかなり揃っている。

ちょっとした作曲などはこれで十分こなせると思うし、この先バージョンアップも行われるので、さらに充実したソフトとして期待が持てるように思う。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)での解説

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posted by dolce at 12:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | DTM・DAW

2010年01月28日

マゼールのベートーウ゛ェンNo.5

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ベートーウ゛ェンの交響曲第五番ハ短調は、出だしをどう振るのか興味がある。

楽譜では頭に八分休符があって、3連符ではないことは、クラシックフアンならよく知っている。

頭に休符があることで、次に出る音にエネルギーがたまる。
そう解釈するのが普通だと思う。

だから、単純に出だしを明示するのではなく、その意図をどう指揮によって実現するのかが指揮者の解釈というか、テクニックでもあると思う。

そういう観点で見ると、指揮者によってみな振り方が違うので、おもしろいと思う。

この冒頭の「タタター」が主題なのだが、マゼールの場合は繰り返して、再び「タタター」を奏する直前のrit.がかなり大きく、聴いていて「おお」という気持ちになる。

wienphilBest100.jpgマゼールという指揮者は、ライブとレコーディングではかなり演奏が違うと書いていた人がいる。

私はそういう意味では比較して聴いたことがないので、どう違うのか説明できないが、マゼールのライブはクリーブランドとともに来日した時、聴いたことがある。

セルが亡くなって間もなくのことである。

クリーブランドの音はセルになって、多少まろやかになったという印象を持った。

マゼールという指揮者は何でもこなす天才的な指揮者というイメージを、私は持っている。

指揮者が気に入ると、すごくいい演奏をするウィーンフィルとの演奏もうまくいっていると感じられる。

posted by dolce at 14:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 指揮者

2010年01月27日

練習は楽しく

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アマチュアの練習の話である。

アマチュアの良いところは、音楽の楽しさを感じ続けていることである。
プロがそうではない、とは言わないが、仕事となるとやりたくないことも、やらなければならないということで、感動が失われやすいという面がある。

やりたくないこともやるということは、一面では大切なことであるが、音楽な大切な面、すなわち楽しさを味わうことがないので、やはり感動がないと言える。

でも、自転車がやっと乗れるようななった頃のことを思い出して見ると、何度も転んだり、怪我をしたりしながら、それにもめげず練習した。

転んだり、怪我をすることが好きだと言う人はいないだろうが、自転車に乗って自由にあちこちへ出かける楽しさ、すなわち感動を味わいたいという目的意識があったのでできたことだと思う。

だから、特に指導者にあっては、辛い練習でもその先に感動があるという意識をメンバーに感じさせつつ計画を考えることが大切だと思う。

吹奏楽の練習で大勢集まった時、その練習中で、どこかで充実感や感動を享受できる練習でありたいと思う。

難しい曲に挑戦するのも、意味はあるが、すべてが不完全のままでは、充実感はなく、どこか不満が残る。

そうは言っても、集まったメンバーの技量も様々であろう。
すべてのメンバーに満足感を与えるのは難しいことである。

それで、具体的には、練習中でグレードを考えることが大切だと思う。

やさしい曲集を用意して、誰でも一応演奏ができるというようにする。
やさしい曲を基本練習として使う。

というようなことが考えられる。

posted by dolce at 11:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 指導法

2010年01月26日

スーザ 行進曲 「エル キャピタン」

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上手ですね。

このスーザの行進曲「エル キャピタン」は2拍子でも、6/8の2拍子が途中で2/4の2拍子になるところが、しゃれていると思います。

中学生時代に聴いたときは、そういう理屈は抜きに、かっこいいと感じました。
でも、分析すればそういうところが魅力を作っているんですね。

昔、吹奏楽をやっているとき、誰かが「マーチができれば、何でもできますよ」と言った人がいる。

以来、この言葉はずっと耳についている。

それで、中学校の吹奏楽部を指導していたとき、スーザのマーチ集が本になったもの、いわゆるバンドブックを使って、練習に使っていました。

毎日、順番に曲をかえていくのです。
最後までいくと、また始めに戻って演奏するわけです。

これは、けっこう成果があったように思います。

演奏する方も楽しかったようで、意欲に取り組んだと思います。

練習は「楽しい」ということも大切だと思います。

その楽しさは「音楽の魅力」からくる楽しさが大切だと思います。

スーザの行進曲と言えば「星条旗よ永遠なれ」が一番有名でしょうか。

バンドブックには当然載っていました。

フルートを吹いている人は、一度は、あのピッコロのソロを吹いてみたいと思うでしょう。

私が指導していた時の中学生も、新学期早々なのに、最初の練習で生徒はあのソロをかなり上手に吹いてしまいました。

今思うと、褒めてやったかどうか気になっています。

今日も、NHKの「クローズアップ現代」で、褒めることの大切さをやっていました。



posted by dolce at 20:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽

2010年01月25日

金をかければ音は良くなるか?

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オーディオの話である。

オーディオの泥沼という話がある。

あれやこれやと理想の音を求めて、日々悩んでいる状態と言うか、それも楽しみの一つかも知れない。

私もオーディオは好きなので、交友関係で自然にオーディオの好きな人とも知り合いになる。

この世界は、ある程度自分の満足のいく段階になると、他人に聴いてもらいたくなる気持ちが起こってくるようだ。

それはそれでいいのだが、中には難しい人もいるらしく、言葉つかいには注意をしたほうかよい場合もあるようだ。

いろいろな装置を聴くのはいいが、中には「えっ」と思う者ものもある。
まあ、商売上手な人にやられているなと感じる場合があるということ。

それはそうと、オーディオにはいくら金をかければいいのかと言うことだが、大体は、金をつぎ込めば特に変わったことをやっていなければ、音はよい方向にいくのだろう。

だが、ある程度オーディオに首を突っ込んだ人は大抵感じていると思うが、音がよくなることと装置に金をつぎ込むこととは正比例しない

audio_hiyokouka.jpgオーディオと金の関係は、だいたい左のようではないかと思う。

あるレベルまでは急に良くなるが、あるレベルからは目に見えて良くなると言うことはない。

具体的には、トータルで10万、20万、30万、40万、50万とつぎ込む金額を考えると、それなりに良いという実感はあるだろう。

しかし、良くなるカーブは次第に緩やかになり、始めのころの劇的に良くなったという感動はなくなってくる。

私がその最も劇的に感動したのは、音楽を聴くといえばAMラジオだったという生活をしていた頃、音楽の好きな理科の先生が、自作した装置を゛先生宅で聴かせてもらった時である。

P610DB_2.jpgそれは、三菱ダイヤトーンのP-610というスピーカーが指定箱に入ったもので、アンプは真空管の6BQ5プッシュプルだった。

音源はアナログレコードで、カートリッジは何かわからなかった。
聴いたのは、チャイコフスキー : 交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
で、その衝撃はすごかった。hoso.jpg


すごかったというと、音量をイメージする人がいるかも知れないが、そうではなく、空気感まで感じる演奏の様子、アンサンブルはそれまで聴いたことのない別世界だった。

今でも、その装置は、音楽を聴くための装置としては十分なものだろうと思う。

実際、その後私はP-610を手に入れて鳴らしてみたことがある。
音楽鑑賞に十分耐えるものだった。

これを現在再現すると、どのくらいかかるのだろう?
自分で作れる人は、多くないと思うので、市販品で探してみた。



これは、出力管が6BQ5のプッシュブルである。
これで、P-610を鳴らしたいところだが、残念ながら販売は停止になっている。
でも、Yahooのオークションにはしばしば登場し、人気も高い。
程度のよいものを落札し、ボックスは注文するか、やはりYahooのオークションで見つけるのもよい。

ボックスはオークションと言っても、新品を作って出している人もいる。

あるいは、オーディオ用スピーカーのボックスに長けた、専門業者に依頼すれば、見た目も素晴らしいものを作ってくれる。

例えばMAKIZOは一度依頼したことがあったが、出来栄えは素晴らしく十分満足のいくものであった。

始めからスピーカーも箱も一体となった製品を買えばよいのに、なぜわざわざそんな面倒なことをするのかと言う人もいるかも知れない。

だが、そういう面倒を経てもそれだけの価値はあるのだ。

どういう違いかと言うと、やはり言葉では難しいが、料理で言えば市販品は外食の味のようで、こうして面倒をかけてお気に入りのスピーカー(ユニット)を使うのは、上等な家庭料理といったイメージがする。

外食も時にはよいが、味付けが濃いとか、何か飽きるものがあるが、家庭料理は、毎日食べるみそ汁のような、飽きのこないような味である。

こんな方向で一体、どのくらいかかるんだろうか ?

ざっと、30万くらいかな?

クラシックを聴くなら、このぐらいおごりたいような気がする。

真空管アンプをとりあげたが、私は真空管アンプが良いと言っているのではない。
ただ、低めの予算の場合、安いトランジスタアンプは嫌味な、耳につく音がするものが多いような気がする。
それに、薄っぺらい音が多いようだ。

30万はきついという人には、妥協して、ミニコンポかなという線になる。
では、ミニコンポクラスでまあまあと思うものは?



これですね。
ウッドコーンがいいですね。
それに、嫌味な音がなく、バランスがよくジャズ、ポピュラー、クラシック、オールラウンドという気がします。

VICTORは音楽産業と縁が深かったせいか、音質は好ましい音がすると思います。

今や、海外製、特にヨーロッパのメーカーが元気が良いですが、気をつけないと何でもよいというわけではなく、中には「感性の違い」かと思うものもあります。

正直、失敗した経験があります。
38万円のメインアンプを買って、やや荒っぽい音質に我慢できず売ってしまったことがあります。

victor_ml10.jpgそこへ行くと、日本のメーカーは時に個性がないように評されますが、例えばVICTORはデリケートで繊細な音まで気を使って作っていると思います。

私にはそういう感性が合っています。
元気なVICTORの復活を待っています。

スピーカーも市販品で、一本が10万円クラスになると、違うなという感じはしますが、それでは20万円ならもっといいかと言うと、必ずしもそうは言えない場合があります。

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posted by dolce at 13:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ

2010年01月24日

事実は正反対である

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突然、何のことかと言うと、人によっては悪いところや欠点を言われると怒る人がいるが、そういうとき反発の意見を聞くと、考えさせられるものがあるということを言いたいのである。

音楽が好きで、特に自ら演奏をすることも楽しみとしている人は、何を求めているかというと、上手になりたいということだと思う。

縁があって、急遽アンサンブルを組んだときでも、一度練習をすると、互いに相手がどういう人かということがわかってしまう。



わかってしまうというのは「何を求めているか」ということである。
もちろん、出す音で性格の想像もつく。

出す音で性格の想像がつくというのは、初心者でも同じである。
ひとつ音を伸ばしただけでも、性格が現れるのは不思議というか、おもしろいことである。

プロ、アマを問わずある年数、演奏を続けている人には謙虚な人が多い。
それは、練習中に指摘されたことに対して真剣に耳を傾けるからである。

言う方は、はじめ遠慮がちに言っていても、相手の反応次第でさらに気分をよくして、さらに熱心になる。

反応次第というのは、例えば「自分の演奏の悪いところを注意してくれたことへの感謝」である。

悪く言われても、それをありがたいととるのは、自分はうまくなりたいと思っているのだから当然である。

うまくなるには、先生につくという方法もあるが、なんでもかんでも褒めてくれて、月謝だけとるという先生がいいかどうか?

わかっている人は、そうではないはずである。

ところで、長年、こんな気分に浸っていると、ネットの掲示板での意見のやりとりでは、相手のためと思って言った意見が思わず反発を喰らうことがある。

「あなたは、人から悪くを言われた経験がないんだろう?」

なんて言葉が返ってくることがある。

「事実は正反対」なのである。

最近は、先生が生徒を叱ると、怒ってくる親がいると聞くが、こういう話を聞く度に

「なんて、薄っぺらい人生を送っているんだろう?」

と思ってしまう。

吹奏楽部の指導に行っても、感じることがある。

やはり、悪い点を指摘すると、反応がよくなって親近感を感じるバンドは上手い。
もちろん、悪く言うというのは、恥をかかせることではない。
その点は留意しなければならないことである。
(そういうことを知っていて、わざわざ恥をかかせる悪い人もまれにいる)

日頃の先生の指導もよいと思う。

かなり上手いのに、謙虚である。

そういう間柄での練習は楽しい。
密度の濃い人生を送っているという実感がある。

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posted by dolce at 18:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽と生活

2010年01月23日

ストラビンスキー 舞踊組曲「火の鳥」 (ストラビンスキー指揮)

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1959年にストラビンスキーが来日し、NHK交響楽団を指揮した時の演奏である。

特にこの演奏に興味を持ったのは、作曲家自身の指揮とかストラビンスキーの来日とか言うことより、この時の演奏のことをある評論家が「グーチョキパー」つまり、わかりにくい指揮と評していたことだ。

確か、その時の雑誌にはストラビンスキーが指揮台で眼鏡を拭いている写真が載っていた。
そして「これは火の鳥のフォルテシモの瞬間だ」と書いてあった。

「これで演奏していたN響もたいしたものだ」と書いてあったが、実際にその演奏会に行ったこともないし、映像を見たこともない私は、そうかなと思っていた。

しかし、誰かYoutubeに投稿してくれたおかげで、今回、見ることができた。
しかも、30分あまり切れ目なく続いている。

YouTubeは普通、投稿するビデオの長さを10分以内としている。
これは、容量とか速度の問題ではなく、著作権の問題が話題になった時、その対処の一つとして設定されたものである。
特別許可を得れば10分を越える動画も許可されるとあった。

ところで、肝心のストラビンスキーの指揮であるが、わかりにくいなんてとんでもない。非常にわかりやすい指揮である。



ストラビンスキーで話題になったのは、春の祭典を日本で初演したときのことであるが、ずいぶん混乱があったようである。
その動画もあったら見てみたいものである。

火の鳥の録音としては、何がいいだろう。
オーディオマニアなら録音の優秀さに惹かれるかも知れない。

録音はたくさんあるが、私としては、古い録音だがアンセルメ/スイスロマンド管弦楽団を推薦したい。



もとはデジタル録音ではないが、アンセルメ/スイスロマンドのコンビとDECCAの優秀な録音が相まって、数々のレコード芸術と言えるものを作り出した一つであるから。

よい録音とは、そのテクニックや原音に近いを目指すことではなく、音楽的に大切な要素を過不足なく録ることだと思う。
そういう意味でも「音がいい」とはどういうことを考えさせてくれる録音ではないかと思う。

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posted by dolce at 16:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏評

2010年01月22日

高音がきつい〜もしや歪みでは?

AudioCheck.jpgケルテス/ウィーンフィルの「新世界」はDECCAの録音で定評があり、復刻版は今も人気がある。

多くの人は、高評価のコメントを述べているが、中には正反対とも思われる批評もある。

生演奏で聴いているのではなく、オーディオ装置を通して聴いているので、装置の違いで聴こえ方も違って、それが評価の違いに繋がるのかも知れないと考えた。

特にクラシックでは、かなり装置の再生能力をよくしないと、誤解を招くのではないかと思う。
クラシックの中でもオーケストラはさらに再生能力が問われると思う。

私は耳にやさしい高音をイメージして、真空管アンプを使ったことがある。
それはかなり有名なアンプで、価格は48万円だった。
出力は17W×2で、高域に使ってみた。

スピーカーが帯域ごとに高音、中音、低音というように分かれていて、端子も独立している場合は、それぞれの帯域に専用のアンプを使うことができる。
それで、高域にこの真空管アンプを使ってみたのである。

音は「まろやか」という感じで、これが真空管の特徴かと思った。
そして、高音がきつい音だったので「まろやかな真空管を使っても、きついのはスピーカーの特性だ」と思っていた。

低域は160W×2のトランジスタアンプを使った。

しばらく聴いているうちに、気になったのは、低域〜中域〜高域の繋がりである。

音量ではなく音色の違いである。

ジャズやポップスではさほど気にならないが、クラシックでは音色の繋がりがかなり気になるようになった。

しだいに我慢できなくなり、音色の自然な繋がりを求めて、一台のアンプで駆動することにした。
分離を犠牲にしても、その方がよいと思った。

真空管アンプはオークションで売って(人気があるせいか、なかなかいい値ですぐに買い手がついた)しまった。

一台のアンプにしたら、音色のバランスは当然のことながら良くなった。

ある日、実験的に高域のスピーカーに150W×2のトランジスタアンプをつないでみた。
これが驚き、高域がきついと思っていたスピーカーが、非常にきれいに鳴った。

高域のクセはスピーカーのせいではなかったのである。

それで、高域側にも低域と同じ重量級のアンプを使うことにした。

今までレコードを聴いていて、ヴァイオリンの音に歪みっぽい高調波が入っているのは録音のせいだと思っていたが、実はアンプが再生できないために歪みっぽく聴こえていたのだ。

要するにバイアンプにしたわけであるが、アンプを2台にしたことで、低域の躍動感、中高域の分離もよくなり、全体として「やさしい音」になった。

家に来た人は「聞きやすい音だね」と言うので、私の聴感と一致しているなと思った。

ということで、メインアンプの問題は解決したわけだが、プリアンプの問題もある。

プリアンプが必要ないという意見

オーディオを語るとき、しばしば、CDプレーヤーからプリアンプ(コントロールアンプ)をパスして、ダイレクトにメインアンプにつないでいるという話を聞く。

そして「だから音が良い」と言う。

私はこれには疑問を持っている。

確かに、CDプレーヤーとメインアンプの間に余分なものがないから、信号が途中で汚れないだろうということは想像がつく。
しかし、私は今まで何度も試みたが、結果がよかったことは一度もない。

だから、それで音が良いと言っている人の装置を一度聴かせてもらいたいと思っている。

言葉での表現は難しいが、イメージとして、プリアンプのない装置は「インスタントカップ麺を、湯を入れないで食べているようなもの」のようであると感じるのである。

中には、湯を入れないでそのままの方が好きだという人もいるかも知れないが、プリアンプのない装置というものは、それぞれの素材の味が感じられない音のような気がする。

パワーアンプは文字通り「電力増幅」であるが、プリアンプは「電圧増幅」である。
つまり、信号の大きさを復元しているところである。

プリアンプはアナログのレコードを聴く場合、イコライザの部分もあるが、信号を大きくするという役割が大きい。

拡大コピーのようなものだ。

拡大は忠実にすべきで、歪んで拡大されるのはよくない。
というか、その歪んだ拡大が個性となって、それが好みという人もいるのだろう。

私はあくまでも忠実な拡大派なので、そういうプリアンプがよい。

アキュフェーズは創設者の春日社長が言っていた「アンプは色付けのない大きな導線のようなものでなくてはならない」を実現したものである。

AccuPri.jpg私が行き着いたのもアキュフェーズで、アンプが存在を誇示しない、丈夫で信頼度抜群というところが気に入っている。

少々高いがそれだけの投資効果はあったと思っている。
10年以上経っても、何のトラブルもないどころか、ガリひとつない。

まあ、オーディオ装置全体としても、音楽を聴く上では存在を誇示してほしくないというのが私の考えである。
posted by dolce at 13:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ

2010年01月22日

ウィーン・フィル魅惑の名曲~小澤征爾

WinefilOzawa.jpegCDマガジン ウィーン・フィル魅惑の名曲~小澤征爾/ドヴォルザーク「新世界より」~

聴いてみました。

シリーズものは一長一短がある。

選曲が気に入るものとは限らないという半面、一気に曲目が揃えられるという面もある。

また、一挙にすべてが揃う場合と、今回の企画のように順次刊行していくという場合も良し悪しがある。

一挙に揃ったものは、全部をなかなか聴かないという傾向があるが順次刊行は、一応、順番に聴いていくということになるだろう。

さて、今回の小学館の企画であるが、創刊号は例に習って690円という廉価なのでとりあえず買ってみた。

店頭で見て買う気をそそられたのは、小澤征爾というのもあった。
曲はドヴォルザーク「新世界より」
で、クラシックではポビュラーの部類に属するが、指揮者やオーケストラでどのような違いがあるかを比べるにはよい。

ウィーンフィルの新世界と言えば、私はケルティスの指揮が定番だと思っている。newworld.jpg
エソテリックがアナログディスクの復刻版を限定で出したが、名演、名録音の評判が高いのだろう。

今回の小学館の創刊の、小澤征爾/新世界はライブ録音である。
録音がDECCAというのもいい。

DECCAは昔からオーディオフアンにも人気だが、総じて録音の期待を裏切ることが少ない。

特に、中域から低域にかけて気の抜けた薄っぺらい録音をする会社があるが、DECCAの場合はしっかり低域まで音が入っていて、しかも引き締まった音である。
特に打楽器の録音は特筆もので、ティンパニやバスドラムなどの強打は聴いていて気分がよい。

今回のCDもそういった期待を裏切らないものであった。
小澤の演奏はケルテスと比べるとやや冷静である。

すさまじさ、勢いということではケルティスで、オーケストラと指揮者ががっぷり四つという感じだが、小澤の方はオーケストラと指揮者が互いによろしくという感じに聴こえる。

いずれにしろ、両者を比較して聴いてみるとよいと思う。

シリーズは全50巻で隔週の火曜日発売、1190円である。
配達で買う方法を選びたいと思う。
posted by dolce at 12:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | レコード・CD

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