オーディオマニアと言うと、どうも機械そのものに興味があって、音楽にはあまり言及しないという気がするからである。
もちろん、オーディオの好きな人がすべてそうだと言うわけではない。
私の場合は、あくまで音楽を聴くためのツールであって、生演奏との間を行き来している。
先日も久しぶりに大編成のオーケストラを聴きに行ったが、帰宅して、あれをそのまま家で再現することは非常に難しいと感じた。
それは、ただ音量の違いというものだけではない。
あのスケール感といったものの再現は、なかなか困難と感じさせる。
結局、家をコンサートホールと同じにしなければダメなのかも知れない。
ところで、オーディオは以前より下火となったとは言え、関係のサイトは検索するとたくさん出てくる。
最近、感じるようになったことだが、ここは何だか信者の集まりのようだと思うところがある。
信者というからには教祖様がいて、投稿には教祖様の怒りに触れないように気をつけなければならない。
教祖様の怒りに触れると、教祖様からのバッシングや削除に遭うだけでなく、信者からの一斉攻撃に遭う。
こう言う場合「なんと心の小さい」という感じを抱く。

近年、特にこの「スケールの小さい人間」が増えてきたように思う。
日本という国は、世界的に見ても小さい。
そこに、スケールの小さい人間がひしめいて、わいわい言っているのを想像すると吐き気がする。
だいたい、リーダーというものは、スケールが大きくなくてはいけないと思う。
そうでないと、会社では社員が縮んでしまう。
学校も例外ではない。校長のスケールが小さいと窮屈で、ストレスがたまる。
それで、問題が起きるのかも知れない。
中高生を指導するとき、何か文句を言ってくる生徒はおもしろいと思う。
だから、私はなるべく何でも言いやすいような雰囲気作りに努める。
「この人は何でも言える」と感じると、ずいぶん失礼なことを言う者もいる。
全員女子ばかりのバンドだった。制服からして、まるでスウィングガールズの世界に入ったようであった。
ある日、女子の一人が「先生! 先生の言うことって何でも正しいんですか!?」と言った。
周りの女子は突然のことで、呆れた顔をしていた。
そして、当然のように私の態度に注目した。
「いや、全然そんなことは思わないけど」
と私が言うと、みんなは嵐の予感がなくなったようだった。
子どもが、先生に言いたいことも言えないようでは、組織としての発展はないと私は思っている。
それにしても、教祖様のサイトには気をつけなければならない。


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