
フルート:エマニュエル・パュ
クラリネット:ザビーネ・マイヤー
サイモン・ラトル指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
管楽五重奏曲 作品43
フルート:エマニュエル・パユ
クラリネット:ザビーネ・マイヤー
ファゴット:ステファン・シュヴァイゲルト
オーボエ&コール・アングレ:ジョナサン・ケリー
フレンチ・ホルン:ラデク・バボラーク
演奏:★★★★★
録音:★★★★★
フルートのエマニュエル・パュはベルリンフィルの首席奏者。
クラリネットのザビーネ・マイヤーは元バイエルン放送響の奏者だったが、カラヤンが気に入ってベルリンフィルに迎えたことで、カラヤンとベルリンフィルの関係が不穏になったことで有名。
マイヤーは短期間でベルリンフィルを退団し、バイエルン放送響へ入団したが、現在はソリスト。
ニールセンという作曲家に関心のある人は、是非、聴いてみるとよいと思う。
フルートもクラリネットもさすがという演奏である。
この二人は今や、世界を代表する奏者と言ってよいと思う。
パユについては、名手揃いのベルリン・フィルの主席を務めるということは、相当なものであると想像できるが、そういう予想を十分に納得させられる演奏である。
マイヤーは女性奏者だが、演奏そのものは女性的というより、むしろ力強く歳を経てより充実した演奏を聴かせるようになった。
今や油の乗り切った年代と感じる。
木管五重奏は豪華メンバーで、この録音のために集められたと思えないほどの充実したアンサンブルである。
録音のEMIはデジタル時代になって、録音のバランスがよくなった。
そのせいか、優秀録音にも顔をだすことがある。



