2013年04月23日

PCオーディオの時代

PCがオーディオ領域の世界に入ってきた。

CDが消滅の経過をたどるのに代わって、PCが登場という感じだが、もちろんPCだけではオーディオは実現しない。DACが必要である。
DACはメーカーから各種発売されているので、そこから選択ということになる。

PCからUSBなどを介してデジタル音声信号をDACに送るわけだが、音質はPC環境にも左右される。
どんなPCを使うかについては、ほとんどの人がWindowsを想定していると思うが、音はよくないらしい。
それは、音声部分に関わるドライバーの性能が大きいのだが、その他にも、Windowsは音声周りのプログラムは優秀とは言えないらしい。
音質を気にする人はWindows標準のドライバーを使わないでASIOを使う人が多い。
DACのメーカーもASIOを推奨している。
それでも、Windowsは音質に関してはネックになるらしい。

では、PCは何がよいかということになるのだが、OSとしてはLINUXが良いということ。
それは、音声ドライバーの良さもさることながら、LINUXの方がプログラムが合理的で、音質を損なわないということ。

ということで、PCオーディオではLINUXの注目度が大きくなることが予想される。

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2013年04月10日

スピーカーは大きいほうが良いか

近年スピーカーは小さくなってきている。
これは、住宅の広さを考えてのことだろうか?
本来は、スピーカーは大きいほうがいいのだろうか?

1.高音の再生には小さなスピーカーがよい
2.低音の再生には大きなスピーカーがよい

1.はその通りと言えるが、2.は必ずそうだとも言えない。
最も、HIFIに関係なく大きなスピーカーから出る音が好きだと言うなら、それまでのこと。

低域から高域まで、なるべく音声信号(原音)に忠実に再生しようと思うなら、原音にない余計な音を付加しない方がよい。

tallbopysp.jpg

最近のスピーカーは、Aのタイプは少なく、Cのタイプが多くなってきている。
Bのトールボーイタイプも多い。これは、Cのタイプは図のように台を必要とするので、台の部分を低音用のスピーカーに使ったと考えればよい。
それで、ノッポのトールボーイタイプが増えたと言える。

背は高くなっても、Aのように低音用のスピーカー(ウーファー)を大きくしていない。

それは、良質の低音を再生するために口径を大きくすると、空気を押し出す効率はよくなるが、コーン紙が大きくなると剛性が弱くなり、振動するときに皺(しわ)になりやすい。
そうすると歪が発生しやすいので、低音用と言えどもあまり口径を大きくしないわけなのだ。
コーンの剛性を高めて歪のない低音を再生するには、口径が小さい方が有利である。

そこで、どの程度の口径で妥協するかという線が出てくる。

■小さいスピーカーが低音を再生できないわけではない

振動板が小さいと低音が再生できないかと言うと、そんなことはない。
イヤフォンやヘッドフォンは小さな振動板で低音を再生している。

スピーカーはユニット単体だけで鳴らすと、低音が感じられないが、耳を近づけると低音も聞こえてくる。
振動板が小さいと、離れた場所の空気を動かすことが難しくなるので、低音が聞こえないということなのだ。

だから、小さいスピーカーで低音を出すためには、前後の振動のストロークを大きくすること、スピーカー自体の最低共振周波数(f0)を大きくする必要がある。
これは、スピーカーの能率を低くすることになる。

だから、今日のスピーカーは小さくなるとともに、能率は低くなっている。
昔のスピーカーは100dBを超えるものもあったが、今日の小型スピーカーは85dBぐらいになっている。

100dBと86dBの違いは100-85=15、15÷3=5、2の5乗=32となり、アンプに要求されるパワーは32倍必要となる。
3Wでよかったものが、96W必要ということだ。

しかし、今日の半導体アンプでは容易なことだ。
このことから、今日の小型低能率のスピーカーを真空管アンプで鳴らそうというのは、良い組み合わせとは言えない。

つまり、スピーカーの小型化はアンプの大出力化によって容易になったと言える。

daisyosp.jpg


拙宅のスピーカーはトールボーイ型であるが、ウーファーは直径20cmぐらいである。
オーディオ用のテスト用のCDで再生したところ、30Hzの低音は十分再生した。

stereo_s.jpg


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2013年04月07日

HIFIとは

HIFIとはHigh Fidelity(高忠実度、高再現性)のことであり、生音に近い再現をするオーディオセットに向けられた言葉でもある。

昔、各家庭にあったラジオはもっぱらニュースを聞くためのようなものであったが、昭和30年ころから、日本もそろそろ豊かになり始めたせいもあって、お金持ちの家では音楽の再生を目的とした、それまでより贅沢な再生機が登場するようになった。

通常のラジオとは違う迫力のある音に魅せられた人たちは、多かっただろう。

当時の家庭のラジオは真空管式で、出力は3W程度であった。

真空管の名前は、6Z-P1というST管が多くなった。
その後、真空管は小型化しMT管と呼ばれるものが出現した。
代表的な真空管は6A-R5だった。

ステレオ放送も当初はAM放送であった。
放送局2局が協力して、右チャンネル、左チャンネルを担当した。
NHKは第一と第二の2局を持っていたので、よかったが民放の場合は他局との協力関係が必要だった。

FM放送が始まると、1局で放送ができるようになったこと、音質が飛躍的に改善したことで、音楽番組は急速にFM放送に移行することになった。

オーディオはステレオ装置と呼ばれ、アンプも10Wぐらいのものが出現するようになった。
真空管としては、6BQ5のプッシュプルは贅沢なアンプであった。

それでも、低音を再生することはなかなか難しく、スピーカーの能率を高くしたり、エンクロージャー(スピーカーの箱)を大きくしたりして、低音の量感を稼ぐ方向でステレオ装置が作られていた。

こういう経緯もあったせいか、スピーカーは大きなものがよいというイメージがすっかりできあがってしまったようだ。

今日では、そういう昔のように、スピーカーは大きい方がいいというイメージが依然として続いている面があるようだ。

しかし、HIFIという意味からは、大きなスピーカーがHIFIであるとは言えない。

文字通りHIFIに迫ろうとするのなら、あくまで音は生に近いを目指すべきなので、本当にHIFIとは何かを求めてきたのが、トランジスタによる大出力アンプが登場するようになってからだと思う。

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2013年04月04日

スピーカーのインシュレーター

スピーカーの下にはTAOCの板が敷いてあるので、これでよいかと思っていました。

掃除をしていたら、インシュレーターが残っているのが見つかり、せっかくだからと思ってスピーカーの下に使ってみました。

あまり期待していなかったのですが、これがすごくよい結果になりました。

sp_inshurator.JPG


すぐ感じたのは、低音がよく出るようになったということです。

よく聴いてみると、出るようになったと言うより、音がスッキリして低音の音階がわかりやすくなった感じです。

vector_speaker.JPG低音が屈託なく鳴っている感じです。

写真のインシュレーターはONKYOのものですが、あまり高くなさそうです。

ONKYO DIRECTというところに紹介されていましたが、8個セットで3,980円とありました。
ただし、2013年4月4日現在、在庫切れとなっています。

このぐらいの投資で、音質が改善されるのはコストパフォーマンスが高いと思います。

使用するスピーカーによって効果は違うのかも知れませんが、スピーカーの下にはインシュレーターを使った方がよさそうです。

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2013年04月01日

CDかアナログ・レコードかという論争には興味ない

なぜ、CDよりアナログ・レコードなどと言う論争をするのかわからない。

私は両方使います。

それぞれ一長一短あって、どちらかに決められないし、決める必要もないと思っています。

もっとも、CDはドライブそのものが減りつつありますが、それに代わってネットワークオーディオが増加傾向にあります。

つまり、デジタルかアナログかということに集約されますが、デジタルのフォーマットがこれからは24bit、192KHzが標準になるようでもあります。

しかし、これはCDのように16bit、44.1KHzのように固定化ではなく、柔軟性があります。

いずれにしろ、今やフィルムカメラが一次ほど話題にならなくなったように、デジタルのフォーマットが上がった時どうなるかです。

そう考えてくると、今は過渡期と言えるのかも知れません。

■CDかアナログ・レコードかどちらかに決められない理由

この最大の理由は、どちらにおいても、録音のいい悪い、演奏のいい悪いが存在することです。

つまり、選びたいのは良い演奏、良い録音なのです。

良い演奏、良い録音がどちらに存在するか選択する時、CDになったりアナログ・レコードになったりするわけです。

デジタルにはDSDも存在感を現してきて、これからどうなるかですが、どんなに性能がよくなっても、録音センスも向上しなければ、選択肢に上がりません。





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posted by dolce at 21:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ

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