
奇をてらったことをせず、指揮も明確で音楽の構造をしっかり作っている。
建築で言うなら、よくできた設計図に基づいて、土台をしっかり作って、その上に骨組みを手抜きなく張り巡らし安定したビルを建てるという感じだ。
何を聴いても、期待を裏切ることがない満足な演奏を提供してくれる。
これからも楽しみな指揮者だと思う。
チョンの演奏のCDを初めて買ったのは、ベルリオーズの幻想交響曲で、オーケストラはパリ・バステイーユ管弦楽団だった(左上の写真)。
とかくうるさくなりがちのこの交響曲だが、録音がよく耳障りなところがない。美しいと感じる部分もあるぐらいだ。
ただひとつ、このオーケストラのトランペットの吹き方だけが、私の好みに合わないが、人によってはこれでもよいと思うかも知れない。
このCD、最近は手に入りにくいようなので、買えた人は幸運だと思う。

チョン・ミュンフンの「幻想交響曲」、素晴らしい演奏ですね。ライヴのような燃え方、オケが熱に浮かされたような演奏を繰り広げています。初めて聴いたときにはびっくりしました。
今も最高の「幻想交響曲」の一つと思います。
これ、ジャケットもイイですね。
彼は、これから先多分どこかのメジャーのオーケストラの常任になったりするでしょう。
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今後ともよろしくお願いします。
トランペトの音は私は好きですよ、楽譜通りに演奏してますね、アメリカのオケだとアレンジして金管の派手な録音も有りますね。