2009年01月15日

オーディオは楽器か?

vector6_2.jpgもうずいぶん昔のことになるが、今思うとオーディオ全盛時代だったと思う。某オーディオ店に突然、JBL4343というスピーカーが現れ、スレッショルドという重量級のアンプで鳴らすのを聴いた。
ソースはジャズレコードだった。
ドラム、トランペット、ピアノといった楽器の中に響くウッドベースのピチカートの心地よさに気分をよくした。

欲しいと思ったが、値段を見ると当時の私の収入では手が出なかった。

しかし、ソースがジャズからクラシックに変わった。
オーケストラだった。

驚いたのは、これが、まるでスピーカーが別物になったように軽薄な音を出し始めた。
大編成の、分厚い音のするはずのオーケストラが軽いのだ。

大口径のウーファーがあるにもあるのにベカベカという軽い音しかしない。

ソースをクラシックにしたところで、他の条件を換えたわけではない。

その時、私はすっかり興ざめしてしまったことを覚えている。

このスピーカーは人気だったが、ジャズやロックを音源にしている人たちの評判がいいのではないかと思った。

このように、特定の音源に対して好ましい音を出すスピーカーあるいはアンプなどオーディオ装置全体を考えると、オーディオは楽器なのか?という考えが起きる。

私の目指している理想のオーディオはオーディオ装置自体が自己主張しないものである。

ジャンルを選ばず、オールラウンドに破綻なく再生してくれる装置である。

しかし、そういう装置は難しく、なんらかの素材の音がする。
だから、その素材の臭いのようなものをできるだけ少なくするように追い込んでいくわけだが、それでもごく少ない素材の臭いが不快になる場合がある。

食べ物であれば、食事をしている時に食器に洗剤の臭いが残っているのはわずかであっても不快である。
それが、レモンの臭いだったら許されるかも知れない。

生臭の嫌いな人にとっては、魚臭さが残っているのもよくないだろう。

日本のオーディオは品質、性能ともに抜群なのにもう一つというところが及ばないという議論になるとき、それはかなりの高級品でも我慢できない臭い(音)が残るということではないかと思う。

海外の製品には、その点、癖はあるのだが不快ではないという作りをするうまさがあると思うこともしばしばである。

真空管アンプもこれから、以上私が述べた好ましい製品が登場すれば認めることにしたい。
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posted by dolce at 15:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | オーディオ
この記事へのコメント

みきです^^

またいろいろ勉強させて
ください。
記事も参考になりますね〜
応援させてください!!^^





応援させてくださいねーぽちぽち。
あれれ〜


応援させてください〜^^多めに・笑

Posted by みき at 2009年01月15日 17:09
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by 筆者 at 2009年01月15日 17:17
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