
そのポスターを見ながら、たまには美術館へも行きたいと思うようになった。
そして、そのポスターの絵を見ていて過去のことがよみがえってきた。
かつてベルリンフィルの主席ラリネット奏者であったライスター氏と、私は幸運にも、寿司屋で同席したことがあった。
そこで、いろいろ話した中で、特に強く印象に残っている言葉がある。
誰かが「音楽が上達するにはどうしたらいいですか?」と質問すると
「それは、自然から受ける啓示だ」
と言った。
美術展のポスターを見ていて、その絵から何か刺激を受けるものがあったので、そのことを思い出したのだが、楽器を演奏する人、指揮をする人、作曲するひとなど何らかの形で音楽に携わっている人が、行き詰まりを感じたとき、音楽以外の芸術から刺激を受けることで、それがヒントになることもあるのだろうと思った。
今日は街に出たのだが、時に自然の豊かな田舎へ行くと、体に自然が染みてくるように感じることがある。
こういう経験も、音楽活動に影響しているのだと思う。
そう言えば、有名な芸術家の生涯を調べると、豊かな自然に包まれた場所へ住居を移していることが多いのに気づく。
家に閉じこもって、いい案が浮かばない。どうも、マンネリの演奏をしていると感じて閉塞感を感じた時は、思い切って自然の豊かなところへ出かけるのもいいのではないかと思う。
いや、構えて、どこか遠くへと考えなくても、近所の川縁などでもよいのだろう。
その証拠に、何かいい素材がないかと、ちょっと試しに撮ったビデオが印象深い。
自分は意外に良い環境に恵まれているのかも知れない。


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