
演奏:★★★★★
録音:★★★★★
演奏、録音ともよくできたCDであり、ニールセンの交響曲を聴こうと思っている人は買っても間違いない。
3枚組CDで、交響曲第1番から6番まで6曲の交響曲が収録されている。
ブロムシュテットの丹念な解釈もよいが、それに応えるサンフランシスコ交響楽団の演奏もすばらしい。
録音はクリアに録れているが、それだけにオーケストラの実力がよくわかり、水準の高いオーケストラであることを示した演奏である。
オーディオ装置が、ミニコンポクラスだとなかなかわかりにくいが、レンジやパワーに余裕のある装置で聴くと、マイクを離して録ったために、ホールの残響効果で演奏のマイナス面を補完しているような録音があるが、その録りかたのせいで、エコーがカーテンをひいたような影響を与えてしまっているものが案外多いが、この録音は適度なホールトーンを拾いながら、楽器の音がダイレクトに伝わってくるところがすばらしい。
どのようにして、こういう録音をしているのだろうと思うのだが、さすがDECCAと思わせるものがある。
指揮者、オーケストラ、録音と三拍子揃ったレコードやCDにはなかなかお目にかかれないが、このCDはその数少ない録音にはいるだろうと思う。
ニールセンになじみのない人のために、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用を載せておく。
カール・ニールセン(またはニルセン、またはカルル・ネルセン、 Carl August Nielsen, 1865年6月9日 - 1931年10月3日)は、デンマークの作曲家である。
デンマークではもっとも有名な作曲家である。同国の作曲家にルドルフ・ニールセン( Ludolf Nielsen, 1876年1月29日 - 1939年)がいるが別人である。同年生まれの北欧の作曲家に、フィンランドのジャン・シベリウスがいる。(ちなみにマニャールは全く同じ日に生まれ、グラズノフやデュカスも同年生まれである。)
現在のデンマーク100クローネ紙幣にその肖像が描かれている。
代表曲に、6つの交響曲(特に第4番や第5番が有名。)、3つの協奏曲(これらの協奏曲はカール・ニールセン国際音楽コンクールで競われている。)、数多くの歌曲・合唱曲などがある。これらの歌曲・合唱曲は、今日もデンマークの学校や家庭などに広く普及し、歌われている。
自分の中にある悶々とした葛藤、不満、反抗といったものと戦ってい

クラシックを聴く人は頭がいいというような本があったが、クラシックを聴くと「これはなぜなのか?」という疑問を持つことで、知識が増えるというのが本当だろう。


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