

演奏:★★★★★
録音:★★★★★
録音の古さを全く感じさせない
アンセルメ/スイス・ロマンド/ロンドン・デッカ、この組み合わせは、私たちに残してくれた財産と言えよう。
最近は録音機もよくなり、アマチュアでもリアルな音を録音できるようになった。
しかし、[リアルな録音≠良い録音]と必ずしもならないところに、音楽的センスの必要性がある。
そういう意味では、録音現場のプロデューサーは指揮者と同等のレベルや力関係にあるとも言える。
このCDは録音が1954年〜1964年に渡っている。
もちろん、テープ録音の時代である。
にも関わらず、レンジの不足が感じられないし、音がきれいである。
ロンドン・デッカの技術陣の音楽的、技術的レベルの高さのたまものである。
このCDが909円で買えるとは、大変、お買い得感がある。
このように、安いCDでも良い物があるということは、一面よい時代と言えるのかも知れない。
=== 曲目 ===
=========================================
ボロディン
歌劇「イーゴリ公」より、ダッタンの娘たちの踊り/ダッタン人の踊り
交響詩「中央アジアの草原にて」
リムスキー・コルサコフ序曲「ロシアの復活祭」
歌劇「サルタン皇帝の物語」より、熊蜂の飛行
グリンカ
歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲
アナトーリ・リャードフ交響詩「ババ・ヤガー」
交響詩「キキモラ」
アレクサンドル・グラズノフ
交響詩「ステンカ・ラージン」
=========================================