

ジャン=ビエール・ランパル指揮
パイヤール室内管弦楽団
ハープ:リリー・ラスキーヌ
フルート:ジャン=ピエール・ランパル
チェロ:ポール・トルトゥリエ
ピアノ:ジャン・ユボー
ウ゛ィオラ:ピエール・パスキエ
ヴァイオリン:シャルル・シルルニク
演奏:★★★★★
録音:★★★★★
ハープが素敵な空間を作る
これが、このCDを聴いた初めの印象。
ERATOは他の会社のCDを日頃聴いていると、また違った音で新鮮な感じを受ける。
曲の感じをうまくとらえた録音で、名手ぞろいの演奏をさらに引き立てている。
=== 曲目 ===
================================================
すべてドビュッシー作曲
小組曲
神聖な舞曲と世俗的な舞曲〜ハープと弦楽のための
6つの古代碑名
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
チェロ・ソナタ
ヴァイオリン・ソナタ
================================================
小組曲ははじめピアノの連弾として作曲されたが、初演は不評だったと言われている。
管弦楽に編曲されて有名になったが、実際に聴いてみると、この曲はもとから管弦楽用の曲だったように思える。
小組曲以外の曲も聴きばえのある曲だし、どこか日本の民謡を想起させるものもある。
ドビュッシーが何を考え、作曲したのか想像して聴いた。
私にとっては幸せな一時を作ってくれたCDである。
よく「癒し」という言葉を聞くが、私にとっては癒し以上のCDコレクションが増えた。