

録音:★★★★★
ショパン生誕200年。何を買おうか?
と迷ったあげく、小菅優のショパンは正解だった。
今年はショパン生誕200年。
フレデリック・フランソワ・ショパン (Frédéric François Chopin, ポーランド名フリデリク・フランツィシェク・ショペン Fryderyk Franciszek Szopen, 1810年3月1日(2月22日(出生証明の日付)、1809年3月1日説あり) - 1849年10月17日)はポーランド出身の前期ロマン派音楽を代表する作曲家である。当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家として有名であった。その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、ピアノの詩人とも呼ばれるように、様々な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いた。ノクターンやワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られており、ピアノの演奏会において取り上げられることが最も多い作曲家の一人でもある。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。
上記のように1809年説もある。
ショパンを聴くにはどのCDを買ったらよいか迷う。
すでに、ショパンのCDは何枚か持っている。
アシュケナージ、アルゲリッチ、どれも演奏はすばらしいが、録音が気に入らない。
あまり録音を気にしない人もいるようだが、私は気にする方である。
その録音の良し悪しだが、音楽のCDの場合、私の判断は生に近いではない。
最近はHiFiという言葉をみかけないが、HiFiとはHigh Fidelityのことで、訳せば高忠実度、つまり生に近いということでいいと思う。
昔、各家庭がラジオを一台買うのが精一杯であったころ、そろそろ日本も豊になりかけ、ちょっとお金のある家からステレオを買出した時、それはラジオとはあまりにも音が違うので、生々しいという印象が強かった。
それで、HiFiという言葉が飛び交っていた。
録音マニアと言われる様な人たちは、録音機まで買い込んで、如何にリアルであるかを競っていた。
私の感覚では、そういうリアルさを競う録音ではなく、音楽として好ましい音の録り方を基準にして、音のいい悪いを判断している。
だから、ミキサーやプロデューサーの役割は大きい。
例えば、同じグラモフォンでもドイツ・グラモフォンやイギリスのグラモフォンはいいが、国内盤のグラモフォンはことごとく期待を裏切っている。
今日は天気がよく、三階の私の部屋にも春を思わせる空気がただよってくる。
外に出て少し行くと川があり、先日散歩していたら白鳥が泳いでいた。
河川に沿った道では、春になると桜並木が美しい。
桜はまだだが、今日のような日にはこの川縁を散歩するのも悪くない。
もうすぐ春を感じながら、窓から時折入り込む空気を感じながら、小菅優のショパンが流れる一時を過ごすのも悪くない。