2010年03月12日

パソコンのオーディオをグレードアップ

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私は音楽を携帯するということはほとんどないので、今のところiPodの必要を感じない。
しかし、iTunesというソフトは使ってみるとなかなか便利だと思う。

ところで、音楽をパソコンに取り込むのだが、mp3に圧縮してしまうと物足りなく感じる。
だから、iTunesでの取り込みはWAVに設定してある。

WAVで取り込むと、それなりに音質もアップしなければ意味がないと思い、パソコンのオーディオもグレードアップすることにした。

どのようにグレードアップしようかと、あれこれ模索していたら、TangBandというメーカーのスピーカーが目にとまった。

W3-1319AJPG.jpg


W3-13191A

【8cm竹繊維混合フルレンジスピーカー(防磁型)】
コーン紙に竹繊維を混入し、強度と音質アップを図りながら価格を抑えたスピーカー。見た目にも高級感のあるフェイズプラグを採用し、明るく透明感のある音質。
※スチール・プレスフレーム

メーカー………………Tang Band
インピーダンス………8Ω
再生周波数帯域………110Hz〜20kHz
出力音圧レベル………86dB
Qts ……………………0.55
入力……………………12W/25W
バッフル開口径………76mmφ
重量……………………0.73kg


はじめはFOSTEXを使おうと思ったが、この風貌を見て何か予感がして、値段もまあまあというところで、実験の気持ちで試してみた。

エンクロージャーをどうしようということだが、気持ちとしては、DIYでなのだが、そんな時間のゆとりはなさそうだった(本当は横着)ので、これも出来合いを探すことにした。

hikarikohgei.jpgゆとりがないのなら、完成品にしたらどうだという考えもあるが、TangBandの音を聴いてみたいのと、少しは手作りの労力をという気持ちもあったからだ。

ヒカリ工芸

【バスレフ型スピーカーエンクロージャー】

本数……………2本
板厚……………15mm
材質……………パーチクルボード
仕上……………ウォールナット調仕上げ
寸法……………H:260×W:165×D:175(mm)
開口径…………φ75mm
内容積…………4.5リットル
方式……………バスレフ型
ダクトサイズ…25×60×75mm
ターミナル……無し(取付型が適合します。)
ネット…………有り
吸音材…………有り(適量)
重量……………2.4kg(1台)


実物を見ると、さすがきれいに作ってあり、一部の隙もない。それに、思ったより頑強でまあ満足。

TangBand_toritsuke.JPG

TangBandのユニットを取り付けたところ。

さて、アンプをどうしようというところだが、これは最近何かと話題のデジタルアンプを使ってみようと思った。
これも、自作を考えたのだが、結局、電子部品の販売でよく名前の出てくる若松通商から販売されている1万円ぐらいのデジタルアンプを使ってみることにした。

そんなのでいいの?という人もいるかも知れないが、デジタルアンプは低価格で性能がいいというのが特徴なので、あえて安いほうを選んだ。

安いと言っても、1万円そこそこで20W×2(4Ω)のパワーが出る。

RSDA202.jpg


実物を見るとさらに驚き。
写真でわかるように、隣に写っている腕時計と比較してみると大きさがわかる。
手のひらに乗ってしまう大きさだ。
もっとも、電源部は内蔵されていないので、よく使われるACアダプターのようなものを用意する必要がある(DC12〜14V、4A)。

私は直流電源は手持ちがあったので、それを使ったが、ない人は若松通商でオプションとして1900円で売っている。

驚いたのは、こんな小さなアンプで20W×2が出ることと、いつまで使っても全く熱くならないことだ。
デジタルアンプは、エネルギー効率がいいという特徴がよく出ている。

デジタルアンプの設計の本を読むと、エネルギー効率は80%ぐらいはあるようだ。
まさにエコ時代のアンプだ。

BookShelf.jpg


文字通りブックシェルフだが、これでいいのかなあと半信半疑でパソコンにつないでみたところ、盛大なハム。
やっぱり値段だけのものかと思いながら、ケーブルを換えてみた。
ピッタリとハムは消えた。

音楽を再生すると、一応音が出たので一安心。
ボリュームは少し上げただけでも、かなりの音が出たので、こんなアンプでも余裕がある。さすがデジタルアンプだ。

クラシック、ポピュラー、ジャズと次々とソースを変更して聴いてみる。
なかなかのものである。
弦楽器がきれいだ。
ピアノは浮き出て、演奏のメリハリがよくわかる。
悪く言えば、高音が硬くてきつい感じだ。
これでは、ボーカルはよくないだろうなと思って再生してみると、これが意外に癖のない音で、嫌味なく出てくる。

夜中の2時だったので、ここで打ち切る。

翌日、またいろいろ音楽を再生してみる。
8cmじゃあ、低音は無理だろうなと思いきや、コントラバスは倍音をよく再生するせいか生々しく聴こえる。

いや、オーケストラのスケール感だってなかなか出てくるし、ピアノ独奏にいたっては、魅力的な音だ。

ここで、パソコンが音源ではサウンドのチップが付録みたいなものだから、真価はわからないだろうと思い、音源をアキュフェーズのコントロールアンプから供給してみた。

いやあ、これはなかなかのものです。
弦楽器なんかタンノイよりいいんじゃないかと思うぐらい。
竹繊維混合フルレンジスピーカーの良さが出ているのかも知れない。
TangBandは台湾のメーカーだが、期待されそうである。

このスピーカー、エージングが進むと高音のきつさが取れてさらによくなると思われる。
ピアノを聴く人にも好まれそうである。

歯切れのよい低音で、私はサブウーファーが必要とは感じていない。
8cmでも心地よい低音が出る。
posted by dolce at 16:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ
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