2010年08月01日

中高生の吹奏楽指導は生活指導なんだが?

suijonoongaku_zatugaku.jpgある著書には、中学生の吹奏楽レベルは指導者の責任が8割、高校生では5割と書かれていた。

この指導者の責任とは、ズバリ指導力なのだが、指導の中身は音楽的なものだけでなく、生活指導も含まれる。

ところが、生活指導を勘違いしている人がいる。
生活指導とは、お説教することだと思っている人がいることだ。

生活指導の効果は生活が向上しなければ、生活指導になっていない。
お説教が生活指導と思っている人は、そのお説教の成果が出ているか考えてみるとよい。

うるさいから、一応聞いておく、文句言われないように行動するというのは効果ではない。

生活指導の効果とは、内面化し自主的行動に結びつくものでなければ、効果とは言えない。

私はかつて、ある高校を数年間指導したことがあるが、ある日、校長がお礼を言ってくれた。

上手になったと言ってもらえるのかなと思っていたら、開口一番言われたことは「生徒の生活がよくなった」との言葉だった。

しかし、私は生徒たちの生活の仕方について、あれこれ指導した覚えはない。
ひたすら、吹奏楽の指導に専念しただけである。

常に練習開始時間より少し早めに行って、きちんと開始時間を守って練習をした。
終わりは、終了時刻より15分早く終わった。

なぜ、早く終るのかというと、楽器の手入れ、パートの打ち合わせも含めて練習時間と考えているからだ。

練習終了後は、楽器をよく点検し、次の練習開始時に支障がないようにということだけは強調した。

特別変わった練習はしていないと思うし、何かお説教をしたということもない。
だが、外から見ると、生活が向上したと感じられたらしい。

にほんブログ村 クラシックブログへ


にほんブログ村 音楽ブログ 音楽活動へ
ブログランキング 音楽全般
ブログランキング 楽器
ブログランキング お勧め音楽
ブログランキング 吹奏楽
posted by dolce at 10:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。