
市民バンドに参加している目的は何であろうか?
吹奏楽には、プロの団体もあるが、それぞれ一長一短がある。
プロは人気が大切である。
人気がなければスポンサーもなり手がなく、消滅の道をたどる。
だからさすがプロと言われるような、演奏をしなければならない。
しかし、アマチュアバンドにはそういう危機感はない。
だから、どうかすると、演奏の向上に対する熱意の低下が起こりやすい。
人気があろうとなかろうと、自分たちの好きなようにやります。
それで何が悪いんですか?という言い分も成り立ちそうだが、それでも活動には社会的に理解がないとやりにくくなる。
第一、人によっては騒音である。騒音の気兼ねなしに音楽がやれるところと言ったらカラオケが頭に浮かんでくる。
カラオケなら自己満足で、好きなようにやってくれていいと思うが、最近アマチュアの吹奏楽団にやや疑問符がつくようになったのは、聴衆の評価を気にしない団体があるぞと思ったことである。
アマチュアの吹奏楽団であっても、縁故だけで客を集め、狭い自己満足だけの世界を作ることなく、もっと広く一般の人々の批判を受けて、水準の高い活動を目指してほしいと思うのである。
団員だけにチケットのノルマを課して、客を動員するという保険から脱してもらいたいと思うのである。
もっと、自分たちの演奏を多くの人たちに批評してもらって、叩かれて成長するような団体になって欲しいと思うのである。
客は入って欲しいが、宣伝はして欲しくないという妙な活動はいただけない。
このように、批判、批評を恐れる団体は、あまり音楽をやろうという志向は感じられず、どこか音を出すところが欲しくて、ストレス発散だけでやっているように見えるところがある。
これは、まるでカラオケみたいでもある。
吹奏楽用のカラオケ施設のないのが難点である。
最近は、YouTubeという便利なものもあるので、積極的にそういうものも活用して、多くの人から意見を求めるようにして欲しいものである。


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