>立ち上がりは遅くなります。
>半導体アンプには、電源部に大容量のコンデンサがありますので、スイッチを入れた瞬間に
>コンデンサに突入電流が発生します。これを防ぐために、直列に抵抗を入れます。
>直列に抵抗を入れると、電流の流れは遅くなります。それで、コンデンサーに流れ込む電流はゆっ>くりに
>なるので、大電流を防げるのです
これは時定数のみの話では無いのですか。
時定数の話はしておりません。
図を使って説明します。
以下の図を見てください。
回路に抵抗を直列に入れると、電流は遅くなります。
その性質を利用して、回路の保護を行なっています。

これは電源とコンデンサーと抵抗からなる回路について成り立つものと思いますが、
どういう原理なのでしょうか。
回路図にあるように、アンプの平滑回路はできています。
平滑回路ではなくても、回路上図のようになっている部分では、みな同じ現象が起きます。
ただ、重量級のメインアンプの場合、平滑用のブロックコンデンサーの容量が大きいので、これに電源をつなぐと、コンデンサーに充電するための、急激で大きな電流が流れます。
それは、トランジスタアンプの場合、コンデンサーに至るまでの抵抗が非常に小さいからです。
大電流が流れると、回路上の部品の耐電流値を上回って、部品を破壊してしまうので、電流の流れをゆっくりにして(小さくして)徐々に充電するようにするわけです。
方法として、コンデンサーの充電が完了するまではリレーを使って、直列に抵抗を入れるのです。
充電が完了したら、抵抗を切り離し、直接につなぐのです。
これからみてもわかるように、電気回路は電流をゆっくり(小さく)するために抵抗を直列に入れます。
だから、直列に抵抗が増えることは、電流の流れが遅くすることになるのです。
ただ、この説明はコンデンサーに入る電流値を抑えるという説明であり、
アンプとスピーカー作る回路についての立ち上がりとの関係が良くわかり
ません。
立ち上がりとの関係については、
ケーブルの抵抗を増やすと、+−のケーブル間にできるコンデンサー成分の
充電がゆっくりになり、また電力の立ち上がり時においてコンデンサー成分
を通過してリークする電流の減少が遅くなる。そのことにより立ち上がりが
遅くなるということだと思いますが、違いますか。