
録音:★★★
ジュリー・ロンドン(Julie London、本名:Gayle Peck ゲイル・ペック、 1926年9月26日 - 2000年10月18日)はアメリカ合衆国生まれの女優、歌手。フリー百科事典「ウィキペディア」より
「ラウンド・ミッドナイト」というのは映画のタイトルで、メロディーもいいが、ジュリー・ロンドンが歌うことで、なんとも魅力度が増す。
私は彼女が歌っているCDを探した。
曲集はいろいろあるが、なかなかこの「ラウンド・ミッドナイト」が入っていなかった。
やっと見つけて中古を買った。
CDの始めにこの曲が入っている。
私はこの曲を何度も繰り返し聴いている。
録音は古いので、音質はいいと言えないが、ひどいというほどでもない。
それより、彼女の歌の魅力が優っていて、録音の古さは気にならない。
バンドの演奏が秀逸なのも、このアルバムの良さを引き立たせている。




簡単に間違いを訂正します
ここではジュリー・ロンドンの「アラウンドミッドナイト」というアルバムの題名に関して参照された参考が映画のタイトル「ラウンド・ミッドナイト」ということになっています。しかし、実は両者ともアイデアの源流はセロニアス・モンク作曲の「'Round about midnight」から来ています(アポストロフィは略の意味で[A]round midnightとなります)。これは代表的なジャズのスタンダードで、かの高名な「枯葉」に並ぶほどです。ですからこのスタンダードを源流としてケニーバレルもハンク・ジョーンズも「'Round midnight」というアルバムを製作しています。細かい事ではモンクのスタンダードから幾つかの名前の違いが各アルバムから見られることで、「'Round midnight」「Around midnight」「'Round about midnight」「Around about midnight」などがあります(中には存在しないアルバム名を有りましょうが、考えられる文の形は“一応”この4つです)。どれも意味は「深夜を過ぎた頃・深夜をだいたい過ぎた頃」という意味ですので、大きな意味の違いはありません。
細かい指摘ですが、高齢になられても音楽の楽しさを忘れない姿勢は音楽マニアの鏡です。稚拙な指摘ながら参考にしていただければ幸いです。
最後に小川隆夫さんのジャズ・スタンダード百科をおすすめします。なかなの良書ですので辞典代わりに、時折めくってみるのもいいかもしれません。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E5%A4%A7%E4%BA%8B%E5%85%B8%E2%80%95%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88850-%E5%B0%8F%E5%B7%9D-%E9%9A%86%E5%A4%AB/dp/411774030X
大変勉強になりました。
年をとってますます感じることが多くなってきました。
まだまだ勉強することがたくさんあります。
今後とも、よろしくお願いします。