2013年03月15日

アナログ・レコードとCD

どちらの音が良いかという論争がある。

「音が良い」というのは主観的表現としばしば言われる。

CDの音はデジタル臭いなどと言われて、これが、やはりアナログ・レコードでなければという主張を有利にする。

しかし、そういう「デジタル臭い」というのが、本当にCDの音なのか?

もしかしたら、CDの音ではなく、CDに記録された音声信号を取り出す回路の問題ではないのかという疑問もある。

どちらがいいかという比較をする場合、土俵を同じにしなくてはならない。

車でも、FFがいいかFRがいいかと言っても、それは無謀な質問だ。

なぜなら、どちらも一長一短があり、課題は短所をいかに克服しているかということに関わるからだ。

アナログ・レコード対CD論争も同じようなことが言える。

結局、性能アップにはどちらもお金がかかる。

CDが登場した頃は、デジタルはビットがあるかないかの単純な記号の集まりだから、読み取りができるかできないかの問題だけで、媒体の質にあまり左右されないと考えた人が多かったように思う。

それで、これからは安く音質の良い環境ができると勘違い(?)した人もいたように思う。

数万円のCDプレーヤーと300万円のアナログプレーヤーと比較して、音質を論じても意味がないだろう。

これは極端な例としても、そういう論争をしていることはないか?

どちらの音がいいと主張するにしても、どのような装置で比較したのかぐらいは、明示してほしいと思う。

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posted by dolce at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ
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