2013年07月28日

オーディオは宗教か?

先日、某メーカーのデモンストレーションに参加した。

何のデモンストレーションかと言うと、レーザーターンテーブル。

普通のアナログ・レコードをレーザー光線で読み取ろうというもの。

原理としては期待できるものと思っていた。

会場でかけられたレコードはジャズやポップスばかりでした。

なぜクラシックがないのかと思った。

ジャズやポップスというジャンルがダメとか好みではないという意味ではない。

アコースティックな楽器の録音をかけないと、評価はしにくいのではないかと思うからである。

ある評論家はベートーヴェンの第九交響曲をかければ、すべて見当がつくと言ったが、なるほどと思う。

あれほどの音源を明瞭に再生できる装置は、レベルが高いと言えるだろう。

そうは言っても、ないものはないのでかけられるレコードで鑑賞した。

レコードは初版のものの方が音がいいとか、外国版がいいとかいう話を聞く。

そういう話が飛び交っているせいか、会場では初版と再版の比較試聴が行われた。

「やはり、初版の方がいいですね」

と言う。

私にはさっぱりその差がわからなかった。

そのわけは、再生する音が、そもそも歪っぽくて耳が痛い。

そんな歪の中で比較と言っても、私の耳では全く差がわからない。

会場の人たちは、係が「初版の方がいいですね」と言うと、うなずいているようにも見えたが、どうかなというふうにも見えた。

「差がわかりません」

と言うと「あなた耳が悪いですね」と思われかねないという気持ちもあるのではないか?

ともかく、私にはさっぱりわからなかった。

はっきり言えることは、アナログレコードがCDより音がいいと言っても、これでは確実にCDには勝てないと思った。

原理はいいのだろうけど、その後の増幅回路か貧弱か、それともデモで用意した装置が悪かったのではないか?

音の悪い原因として最有力と思ったのは、数十年前のスピーカーのような気がした。

昔のスピーカーが悪いとは思わないが、持ってきた昔のスピーカーが悪いのだろうと思った。

ともかく「いいでしょう」と言われたら「はい」と言わないと、というプレッシャーに負けたら裸の王様になるような気がする。

やたらに「神の力」を言葉巧みに利用する新興宗教のようなところが、オーディオにありはしないか?

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posted by dolce at 20:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ
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