2007年08月18日

グリーグ/ピアノ協奏曲 イ短調 作品16

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★★★★★
ピアノ:リーリャ・ジルベルシュテイン/ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団
UCCG-9471 ドイツグラモフォン ビクターエンタテイメント(株)

すばらしい。
何がすばらしいかというと、ソリストのしっかりしたテクニックに裏付けられながらも、嫌みがなく抑制のきいた表現で聴く者をグリーグの純粋な音楽の世界に引き込んでいくところだ。

オーケストラもそういったソリストの気持ちをくんで、ほどよくコントロールされていて、ヤルヴィの指揮にも好感が持てる。

協奏曲となるとそれが競走曲になっている演奏もあるが、この演奏はゆったりと落ち着いた雰囲気で聴かせてくれる。
(もっとも、昔はConcertを競走曲と訳していたとも言うが)

クラシックフアンなら、何度も聴いたことがだろうと思われるこの曲だが、もう一枚ライブラリーに加えておいても損はないだろう。
また、まだグリーグのピアノ協はどれにと迷っている人は、これを買っておいて間違いない。
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posted by dolce at 18:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | レコード・CD
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