どういうことかと言うと、曲が二拍子から三拍子に変化するとき、二拍子の最後の拍まで指揮することはできないということである。
下図の楽譜は、ホルストの組曲「惑星」のジュピター(木星)の一部分である。

二拍子から三拍子に変わるところがある。
これを三拍子の直前まで、二拍子(実際は、二拍子の部分は一小節を一拍に振る)で振ると、演奏者は混乱する。立ち往生することもあり得る。
図の赤線を引いた部分までは二拍子で指揮をし(一小節を一拍に振る)、Aの小節は次の三拍子になる小節の予備拍として振らなければならない。
こういうところが、指揮のイロハがわかっているかどうかである。
往々にして、アマチュア指揮者ではこういうところで立ち往生したり、ごまかしたり、余分な拍が入ったりする。
学校などのバンドで、練習回数が多い場合は、いい加減な指揮でもお互いの馴れあいでなんとか演奏が止まらずに事なきをえている場合もあるが、練習が2回ぐらいで次は本番というような場合は非常にまずい。
演奏者はエキストラなどは本番の当日だけという場合もある。
だから、指揮は好きなようにやってよいのだけれど、最低線のイロハだけは守らないと大勢の人に迷惑をかけることになる。
アマチュアでも、指揮者にはなかなか文句をつけにくいものである。
まして、ほとんど指揮がわかっていなくて、プライドが高いだけの人には言いにくい。
だから、指揮者は演奏者から話しかけられやすい雰囲気を作っておくことも大切だと思う。
そうでないと、イロハもわかっていないのに話しかけにくい指揮者は、次第に嫌われていく。
また、奏者が指揮を見なくなる。
見ていると危ないし、混乱するから見なくなるのである。
中には「指揮を見ていない」と叱る指揮者もいるが、自分の指揮がまずいのではないかと考えてみることも必要である。
オーケストラは演奏がスタートして、拍子やテンポが変わらない場合は、変な指揮でも混乱はない。
だが、指揮者と言うからには最低限しなければならないことがある。
指揮をすることによって、かえって迷惑をかけている人のことを混濁多と言った人がいるが、うまく言ったものだと思う。











山田一雄の「指揮の技法」は、かなり助けになりました。
山田一雄の「指揮の技法」は、かなり助けになりました。
ブラームスの1番は、ブラームスが21年かかって作曲したというだけに、密度の濃い曲だと思います。
この曲が指揮できることは、指揮者にとっても大変やりがいがありますね。
山田一雄さんの「指揮の技法」はかなり厚みのある本ですね。
山田さんの指揮法は「鋭角を作ってはならない」という主張から始まっています。
本のはじめの方に、指揮の基本は野球の外野手がフライを捕球するイメージでやるようにということが書いてあったと思います。
つまり、放物線運動でなければならないと。
ご自身は踊るような独特の指揮だったですね。
指揮法の本で、バイブル的な位置にある本としては「マックス・ルドルフ」という人が書いた指揮法があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%87%E6%8F%AE_(%E9%9F%B3%E6%A5%BD)
これも一度は読んでおくべきかも知れません。
私が最近参考になったと思う本は、クルト・レーデル著「指揮のテクニック」(音楽の友社)です。
指揮者は「一人一派」と言われるように、その人のやり方というのがありますが、私は「見やすい指揮」を心がけるべきだと思っています。
自分の指揮の様子をビデオに撮ってもらって、みると欠点がよくわかるような気がします。
自分ではよいつもりでも、見にくい指揮をしまっていると感じたことが多くあります。
指揮者というのは、誰でも経験できるものではないので(精神的負担も大きいですが)、それだけに得るところもたくさんあります。
ぜひ、頑張って精進してください。
また、経過など投稿していただけたら嬉しく思います。
今後ともよろしくお願いします。
具体的には振る方向が変わります。
指揮者は、今「何拍目」かを明示することが大切です。
(だから、拍子が変われば、振る図形も変わります)
指揮のレッスンでは厳しく言われる、基本中の基本です。
何回も練習して、馴れ合いになっている場合は、なんとか通るでしょうが、数回の練習で本番というプロのオーケストラではこういうところをいい加減にする指揮者は軽蔑されます。
ということです。
指揮というのは、いつも一歩先を指示しているということです。
予備というのは、その拍の図形の一部ですから、次に3拍子に変わる時は、私は直前の拍は右方向から指揮棒を持って行きます。
あなたが、あなたの方法でうまくこなしておられるなら、別に私がどうこう言うことはありません。
私は先生から習ったことに納得し、それを実践しているのに過ぎないのです。
共感された方は取り入れてくださいということです。
私の言ったことは、先にコメントいただいた方の紹介の山田一雄の「指揮の技法」にも書いてあります。
(だから、拍子が変われば、振る図形も変わります)
指揮のレッスンでは厳しく言われる、基本中の基本です。
何回も練習して、馴れ合いになっている場合は、なんとか通るでしょうが、数回の練習で本番というプロのオーケストラではこういうところをいい加減にする指揮者は軽蔑されます。)
この様に反論と侮辱の書き込みをされたから反論したまでです・・・
さっぱりわかりません。
ご自分が信じて、自信がある方法なら、それで通せばよいと思います。
私がとやかく言うことではありません。
「私は先生から習ったことに納得し、それを実践しているのに過ぎないのです。」
と言っていたのが、
「一般に示されている「指揮法」の教科書と違っていますから」
なんて。
暗に、「あなたは一般とは違う。特殊だ」とでも言いたげです。
もちろん、あくまで、受け手として読んだ場合です。そんな気は無い、のかもしれません。
しかし、受け手に誤解を与えないように気をつけて発言するように意識することは、マナーとして最低限必要なことでしょう。
それこそ、「指揮のイロハ」に通ずるのではないのでしょうか?
余計な情報を与えてオケを混乱させてはいけません。
あなたも仰ってますよね。
「中には「指揮を見ていない」と叱る指揮者もいるが、自分の指揮がまずいのではないかと考えてみることも必要である。」
何処が侮辱的かと言うと、貴方の書かれている様に振らない指揮者は(何回も練習して、馴れ合いになっている場合は、なんとか通るでしょうが、数回の練習で本番というプロのオーケストラではこういうところをいい加減にする指揮者は軽蔑されます。)
と、断定している所ですね。指揮法は基本ですが実際にはその通りにばかりは行きませんよね?プログの例とは逆に3拍子かに2拍子に成る事も有りますし・・・・それと練習回数にしても時間にしても、もっとも多く取れるのはプロですよ、それが仕事なんですから、アマチュアの団体では、良く練習しても週に一回ですから。
普通、2〜3回ぐらいです。
6回の練習回数を要求した指揮者がいまして、なかなかその要求に応えられるオーケストラはいないと、話題になっていることもありました。
プロの指揮者というか、指揮を仕事にしている指揮者は、時に「本番の日だけ」ということもあります。
アマチュア相手でも、というか、ある学校の指揮の先生がコンクール直前に急病で倒れ、急きょ指揮を頼まれたことがありますが、こういった場合、当然、生徒たちとは初対面です。
この場合「指揮の基本」にあった指揮をしなければ、演奏者は混乱します。
演奏回数をたくさんとれるのは、アマチュアです。
アマチュアの場合、変な指揮でも、かなりまともな演奏ができるのは、練習回数の多さで馴れ合いになっているからです。
あなたのいう実情は全く違います。
でも、あなたはあなたの信念でやっていかれればよいではないですか?
その場合は、当然、3拍子の3拍目にあたる拍は2拍子の2拍目を振ることになります。
(譜例の意味をよく考えてください→最後の拍は次の拍子の予備です)