
VICTOR M-L10
今まで使っていたVICTORのM-7050というメインアンプの電源部が故障してしまった。
実はオーディオには、私としてはかなり投資してきた。
アンプも、話題になった真空管アンプ、トランジスタアンプを買って、25年以上前に買ったVICTORのM-7050をお払い箱にしようと思った。

しかし、いろいろとやってみた結果、一番新しいメインアンプがお払い箱になって、一番古いVICTORのM-7050が再び主力になってしまった。
結局、一番自然にバランスよく鳴ったのがVICTORのM-7050だったからだ。
この経験から、教訓として、オーディオ店のペースに乗らないということを学んだ。
絶対に自分の耳で聞いて買うというしごく当たり前のことだ。
見栄を張ったりすると、裸の王様になり、結局いいカモになってしまうこともある。
だが、始めに述べたようにVICTORのM-7050が壊れてしまったので、修理しようと分解してみたもののすかなりの重傷とわかって、新規購入としたいところだが、なにしろそんなお金がない。
実はもう一台120W×2のアンプを持っているので、それと交換してみた。パワーからして、このぐらいあればいいだろうと思ったからだ。
ところが、まるでみすぼらしい音で、スピーカーのVector6が十分に能力を発揮してくれない。
アンプにドライブ能力がないのだ。

M-L10の電源トランス
それで、オークションでVICTORのM-7050の後発で発売されたM-L10を2台落札して、部品のいいところを使って1台にして使うことにした。
このアンプパワーこそ160W×2なのだが、電源部が強力(トランスだけで15Kgもある)なせいか、Vector6が生き生きと鳴ってくれた。

最近は真空管アンプがブームのようだが、私は真空管だからとかトランジスタだからということにはこだわらない。
結果としていいものを採用したいと思う。
正直、VIVTORというメーカーを軽く見ていたが、今、いいものを作っていたんだと知って、再びアンプ作りに復活してほしいと願っている。

現在、模様替え中です。
引っ越ししてきて、まだ荷物を運んでいます。