ギターは最も普及している楽器だそうだ。しかも、その普及率の一番高いのが日本だそうだ。
ギターは小さなオーケストラとも言われ、表現力の高い楽器である。
しかし、ギターの協奏曲となると少ない。
それは、音量が小さく、オーケストラとのバランスが難しいということもあるようだ。
だが、そういうギターのハンディを乗り越えたギター協奏曲の名曲がある。
それがロドリーゴ:アランフェス協奏曲である。
この曲、第2楽章は特に有名である。メロディーがとても美しい。これだけで、映画音楽に使えてしまう。
テデスコ:ギター協奏曲 ニ長調 作品99
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコはギターの巨匠セゴビアのために曲を書いたことがあるそうだが、セゴビアはそれらの曲が気に入って、協奏曲を依頼して作曲されたのがギター協奏曲ニ長調である。
テデスコもオーケストラとのバランスに苦労したそうだが、セゴビアの助言により完成に至ったということである。

ソリストの腕は第一級で、対するベルリンフィルの演奏もさすがという感じがする。
実は、私はこのレコードをリサイクル・ショップで300円で買った。
大変に得をした気持ちになった。
1966年の録音とあるが、録音は古さを感じさせない。
ここに紹介しているのは、恐らく、このレコードのCD化と思われる。

日本では村治佳織も有名だが、聞き比べもいいかも知れない。
