そして、この不思議な楽器の協奏曲ってあるのだろうかと考えた。

そういうことだから、オンド・マルトノ協奏曲があるということで少し嬉しくなった。
オンド・マルトノという楽器を知った人はテルミンを想像するかも知れないが、テルミンとも関係があるが、オンド・マルトノとテルミンとは別の楽器である。
オンド・マルトノ (Ondes Martenot) とは、フランス人電気技師モーリス・マルトノによって1928年に発明された、電気楽器および電子楽器の一種である。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鍵盤(英名キー key 、仏名クラヴィエ clavier )またはその下につけられたリボン(英名リボン ribbon 、仏名リュバン ruban )を用いて望む音高を指定しつつ、強弱を表現する特殊なスイッチ(英名タッチ touch 、仏名トゥッシュ touche )を押し込むことによって音を発することができる。多くの鍵盤型電子楽器がオルガンを模して作られ、両手の同時演奏や和音による複数の音を同時に発することができるのに対し、オンド・マルトノはヴァイオリンやチェロのような弦楽器における弓と弦をモデルとして開発され、基本的には単音のみの発音しかできない。
鍵盤とリボンによる2つの奏法、特にリボンを用いた鍵盤に制限されない自由な音高の演奏、トゥッシュと呼ばれる特殊なスイッチによる音の強弱における様々なアーティキュレーション表現、多彩な音色合成の変化、複数の特殊なスピーカーによる音響効果によって、様々な音を表現することが可能である。
発明された時期は古いが、フランスを中心に多くの作曲家がこの楽器を自分の作品に採用した。それらの中には近代音楽以降のクラシック音楽や現代音楽の重要レパートリーとなった曲も多く、現在も頻繁に演奏される。
本来は三極真空管を用いた発振回路で音を得るが、第7世代以降は集積回路を用いたモデルも製造された。
私がこの楽器に興味を持ったのはオリヴィエ・メシアンの
トゥランガリーラ交響曲
トゥランガリーラ交響曲

聴いたことのあるという人は、恐らく、相当のクラシック通だろう。
