もちろん、管楽器の奏法のことです。
何でも、そこの街には吹奏楽団とオーケストラがあり、互いにあまり仲はよくないとか。
結論、奏法は違いません。
ただ、吹奏楽団とオーケストラ双方を覗いてみると、確かに奏法が違うなあと感じることがあります。
本来は、違わないのに環境の違いから奏法までも違ってくるのかも知れません。
その違いとは、吹奏楽の管楽器は力んでいることが多い。
とても力が入っていることが多いです。
クラリネットなんか、厚いリードを使うことが自慢みたいなバンドもあります。
中学校では、厚いリードを使わないと生徒を叱る先生もいるようです。
リードの厚さはほどほどにしておかないと、弊害が多いです。
一人で吹かせると、ほとんど息の音ばかりというのもありますし、力が入っている分、鳴っていると錯覚している場合もあります。
指にもすごく力が入っていますね。
どの楽器でも言えることですが、はじめから力が入っていては音楽ができないと思います。
よく響くということと、力が入っているということは違うし、力んでいると聞く方にとっても、やかましいし、疲れる音で耳が痛くなります。
吹奏楽の場合、P〜PPの段階がすでにmfの段階になっていて、ダイナミックの幅が狭くなっていて、f〜ffが限度を超えて音が壊れている場合がある。
CDなどの録音で聞くと、特にトランペットやトロンボーンはかなり高級な再生装置でないと、音が割れて聞こえます。
そのせいか、バリバリという割れた音が普通と思っている人もいるようです。
最近は、吹奏楽団でもバスーンが入っているところを見かけますが、バスーンの聞こえる吹奏楽団はすばらしいですね。
大抵はバスーンの存在感がありません。
バスーンの聞こえない吹奏楽団はp〜ppがないといってよいのではと思います。
そういう私も、オーケストラを始めた頃、バイオリン協奏曲でソリストがホールで練習しているのを見て、ひらめいて、リードを薄くしたことがあります。
ホールの後ろの方で聞いてもらったら、音が大きくなったと言われました。
リードを薄くしたら音量が増したのです。
さらによいことには、ppにも対応できるようになったことです。
チャイコフスキーのppppppでも大丈夫ですね。











リードの問題は、結論から言うと、音楽的なあらゆる要求に応えられればよいと思います。
pp〜ffのダイナミック、全音域にわたってムラのない響き。
曲想をつけられるかどうか。
薄いリードで薄っぺらな音を出していては、これまた意味がないと思います。
豊かな響きを出している奏者が、厚いリードを使っていると思われているのも誤解ですね。
ギャルドなんかは、これに近いのではと思っています。独奏者のリードの選択とは違って、アンサンブルでの、柔らかいリードの集まった音質の方が、クラシックのアレンジ物には合うと感じています。
それと、厚いリードにしたがるのは、ドイツ管の音色を求めるからでは?とも想像しています、フランス管で、似た音色にする為には、結構厚いリードが必要だと感じますが、ドイツ管はSクラ位のリードの大きさですから、少々厚くても楽に音が出せますし、スタッカートも粒が出やすいと推測しますが?
私もドイツ管(リフォームドベイ)を持っていましたが、ドイツの管はリードが薄くても薄い音がしにくいようです。
ライスター氏はあまり厚いリードは使っていませんでした。しかし、まろやかで豊かな音がします。
全く薄っぺらな音はしません。
記事にも書きましたが、どういうリードを使うにしろ「音楽的要求」に答えられるかどうかだと思います。
協奏曲を一曲演奏するのに持たないでは、問題だと思います。