2012年10月11日

大きなスピーカーの魅力

大きなスピーカーの魅力は、多量の空気を動かすことができることです。

これが、低音再生に有利という理由になっています。

大きな口径のスピーカーから出る低音は、風圧を感じるようなスケールがあります。

しかし、実際は低音を再生していないのに、低音が出ていると錯覚している人もいるようです。

スーパーウーファーという低音専用のスピーカーがありますが、これは低音を増強するのではなく、再生帯域を低い方まで伸ばすものです。

だから、スーパーウーファーの帯域が、元からあるスピーカーの帯域と重ならないようにしなければいけないと思います。

そうしないと、中高音の邪魔をして、明瞭な音が再生できなくなります。

音楽で大切な音域は中音域に密集しています。

だから、中音域の音のいいスピーカーが音楽を再生するには大切と言えます。

音楽の再生で、50Hzぐらいより低い音を再生する必要がある場合はそんなにありません。

だから、ウーファーが鳴る時というのはそんなにないのです。

そして、ウーファーが中高音スピーカーにつながっていることで、邪魔をすることがあります。

ウーファーは自身が動くことによって、自身が発電をしているのです。

その電流が、中高音のスピーカーに影響を与えるわけです。

これを防ぐためにバイワイヤーという接続方法が使われますが、これはウーファーと中高音スピーカーの配線を別々にすることにより、ウーファーの電流を中高音スピーカーに流さないようにするわけです。

しかし、もっとよいのは、アンプを別々にするバイアンプです。

私はバイアンプにより、その効果の大きさを実感しました。

バイアンプでは、中高音は小さなアンプでよいという人がいますが、私が試した結果はよいとは言えませんでした。

どうしても、音色がチグハグになり繋がりがよくありません。

同じアンプを2台用意することをすすめます。

低音は低音専用にすることで、ウーファーも元気、中高音も元気という結果になりました。

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2012年10月08日

低音欠乏症からの脱皮

昔はボンボンとかドンドンという低音(?)に憧れていた時代がありました。

しかし、オーディオ歴が長くなるにつれ「なんだか変だぞ」という気持ちになってきました。

それは「実際、演奏でそんな音が出ているの?」という疑問が湧いてきたからです。

いくら低音が好きと言っても、実際に存在しない音が聴こえてくるのは邪魔なのです。

音楽を聴く上では、邪魔です。

つまり、オーディオへの関心とともに、音楽を聴く方向が強くなっていったのだと思います。

ある高級車を買った人が、カーオーディオに不満を抱いていました。

「低音が出ない」という不満でした。

その車のオーディオのブランドは「マーク・レビンソン」でした。

マーク・レビンソンの名前だけ車のメーカーが買ったのかも知れませんが、それでもその名前を入れるにあたっては、マーク・レビンソンが全く関与していないということはないでしょう。

そうすると、それは「ない音は出さない」という方向であると想像できます。

某高級オーディオ店で偶然、耳に入っていた話ですが、年の頃20代の男の人が、店員に「Accuphase・・・全然おもしろくない」と言っていました。

Accuphaseにおもしろさを期待するのは疑問です。

だって、Accuphaseは創業以来の会社のポリシーが、春日社長の言う「アンプは太い導線でなければいけない」なわけですから。

Accuphaseのアンプは何も足さない、何も引かないというアンプで、忠実に信号を増幅することを目標にしているわけですから、アンプを通すことにより何かおもしろい音が出てくると期待する方が間違っているでしょう。

Accuphaseに変えたら低音が出なくなったと嘆く人がいるかも知れません。

それに、今日の高級スピーカーをつないだら、ますます低音が出ないと感じるでしょうね。

■ウーファーの難しさ

純粋な低音を再生するのはかなり難しいことだと思います。

多くの人は低音でないものを低音と思って聴いているフシがあります。

例えば、コントラバスの音ですが、低音と言っても多くはその倍音や高調波を聴いているのだと想像されます。

だから、コントラバスを生々しく再生するにはスーパートゥイーターもあった方がよいのです。

四弦のコントラバスの最低音は40Hzです。

osiro2.jpgしかし、この音を弾いても40Hzの正弦波だけが聴こえるわけではありません。

オシロスコープを通して見るとわかりますが、基音である40Hzの正弦波に細かくギザギザに見える波形が含まれていることがわかります。(写真のオシロスコープは、フリー百科事典「ウィキペディア」より)

倍音と倍音ではない周波数の音が混じって、コントラバスの音色を作っているわけです。

40Hzの音はコントラバスの最低音であることからわかるように、大変低い音です。

このような低い音は振幅も大きいので、エネルギーが必要です。

アンプもパワーが必要だということですが、今日のアンプでは必要なパワーを出すことは難しいことではありません。

inpalusoutou2.gif問題は、その大きなエネルギーで揺れたスピーカーのコーンを止める時です。

大きな車体の車は動かすときにもエネルギーが必要ですが、止めようとする時は惰性でなかなかすぐには止められないのと同じです。

つまり、実際に音はないのに動いているのは、スピーカーでは余計な音を出していることになります。

右の図にその様子を表します。

入力信号は、瞬間的なものでも、一度揺れたコーンはなかなか止まりません。

大きなスピーカー(ウーファー)は、重いので惰性で動く分が多いのです。

それで、再生波形は下の図のようになってしまいます。

このことをもう少し詳しく説明したのが、下の図です。

otogabokerugenin.gif


オーディオは時代とともに、原音を忠実に再生しようという方向がより強くなり、録音にない音を出さないようになってきています。
(スピーカーを小型化しているのも、スピーカーの余計な振動を止めやすくするためとも言えます)

高級路線がそうであると言えます。

あの、箱を鳴らしていたタンノイでさえ方向は転換しています。

高級オーディオショーで紹介された、タンノイのTANNOY KINGDOM ROYALは新しい行き方のタンノイです。

しかし、オーディオ使って、体が揺れるような原音にはない低音を好む人を否定するものではありません。

それは、個人の好みですから。

気をつけることは、誰それがいいと言ったとしても、その好みに注意しないと、自分には合わないかも知れないということです。

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2012年10月07日

小型スピーカーの魅力

analogna.jpgスピーカーは大きい方がいいと思っている人がいるようですが、ソースに忠実に音を再生しようという方向なら、その考えは改めた方がいいと思います。

オーディオは、どのような音を聴きたいかでそろえる装置は違ってくると思いますが、録音された音源を色づけなく再生しようという方向でなく、装置に何か楽しいものを付加してもらおうと期待する人は大きなスピーカーとか、何か個性を発揮する装置を好むのかも知れません。

自分のことを振り返ってみると、昔は家にはラジオしかなかったものですから、ドーンという低音など聴いたことがありませんでした。

だから、大きなスピーカーから出てくる低音にしびれたものです。

しかし、自分も音楽に携わり、演奏もするようになってきてから、装置から出る余計な音が気になるようになってきました。

始めは低音欠乏症だったわけです。

オーディオに誤解を持っているひとがしばしばいます。

例えば、スピーカーのボックスは、スピーカーの振動を拡大して、豊かにするものだと思っている人もいます。

一度でも専門書を読んでみたら、それは自分の勝手な先入観だということがわかります。

スピーカーの口径(大きさ)にしても同じです。

大きくないと低音が出ないと思っている人がいます。

もちろん、大口径のスピーカーはそれなりの魅力はあると思いますが、音楽を忠実に再生しようと思うなら、大口径がいいとは言えません。

tangBandsp.jpgだから、メーカーの作るスピーカーは小さくなる傾向にあると思います。

なぜ小さくなるかというと、狭い部屋を考慮してというわけではありません。

音の出てくるところ(音源)は点音源が理想です。

つまり、1点から音が出てくるのがよいわけです。

そういうことから言えば、スピーカーは小さくなるほど点音源に近づくことになります。

私が最近よく使っているスピーカーは、使い出してから2年ぐらい経っただろうかと思いますが、8cmのフルレンジです。

これが、すごくいいのです。

音楽の細かい部分を鮮やかに再現します。

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2012年09月25日

XBOX360の活用

我家のLAN環境は、このほどXBOX360を追加して下図のようになりました。

LAN2.jpg


以下、XBOX360を起動した時の様子を示します。

(1)XBOX360の起動時の画面です。TVとはHDMIケーブルで接続しています。
xbox1.jpg


(2)YouTube起動時の画面です
xbox2.jpg


(3)YouTubeに投稿した動画を再生しているところです
xbox3.jpg

画像はかなりきれいに再生されます。

(4)Windows VISTAよりWindows Media Centerを起動しているところです
xbox4.jpg


(5)PCで再生するように、Windows Media Centerを使うことができます
xbox5.jpg


(6)LANで接続されているPCのミュージック、ビデオ、ピクチャーを再生することができます
xbox6.jpg


XBOX360を活用することで、人が大勢集まった時、みんなでYouTubeを見たいという時など便利です。
音楽鑑賞はテレビを必要としませんが、PCのハードディスクに保存されているミュージックを再生する時は便利です。

メインのオーディオと比べると、テレビのオーディオは劣るので、今後は小型で音の良いオーディオにしていく必要を感じています。

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2012年05月18日

PCオーディオ

PcAudioGuideBook2.jpgどんな分野にも入り込んできたコンピュータ。
mixiには「パソコンがないと生きていけない」というスレッドもあった。
オーディオの世界にも例外なくコンピュータは迫りつつある。

では、PCオーディオはどうあるべきかと基本を勉強したいと思い、読んでみた本が新版PCオーディオガイドブック 最高のデジタルサウンド環境を構築する理論と実践

であった。

PCオーディオの概要はわかった気がしたが、推奨されるパソコンのスペックに、私としては疑問を持った。

PCはなにしろ雑音の巣窟といえるのではないか、という先入観が私にはある。
そうすると、音の良いパソコンはどうあるべきかという疑問に対しては、いささか肩透かしを食った感がある。

もっとも、いいのか悪いのかは実践してみないことには話にならない。

これからのパソコンは「音のいい」を意識して組み立てようと思う。

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2012年03月15日

オーディオの選び方がわかる本

Audio_erabikata.jpg雑誌「家電批評」特別編集の紹介。

これからオーディオを揃えよう。あるいは、バランスよく整えようと考えている人には参考になるかも知れない。
ただし、オーディオ歴のある人には物足りないかも知れない。

オーディオファンの数は、今日どれほどいるのかはわからないが、かつてのブームほどではないことは確かだ。

それは、伝統あるメーカーの商品を見るとわかる。

わたしとして、残念に思うのは、山水電気は細々と会社が存続した形にはなっているが、事実上製品がないという状態、アカイ、マイクロ、ナカミチといった会社がなくなってしまったこと、存続はしているがフアンに訴える主力商品を出していない会社が多くなった等々寂しい限りである。

これは、購買層が少なくなったということであるが、買えないという人、興味がないという人の二通りがあるのだろう。

しかし、そういう私も貧乏でなかなか買えなかった。

前置きはこのぐらいにしてオーディオの選び方がわかる本 超永久保存版 (100%ムックシリーズ)
で、まず注目したところは、セットを普及セット、中級セット、高級セットに分けて組み合わせ例もいくつか紹介しているところである。

現在、セットを持っている人も参考になるのではないか。

予算別価格帯で見ると

普及セット・・・・・20万円

中級セット・・・・・50万円

高級セット・・・・・100万円

に分類してある。

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2012年03月09日

直流抵抗とコイルによる時定数

電気回路における時定数は小さいほど、電流や電圧の立上りは短くなります。

coil2.jpg(電気回路の立上りとは、規定電圧の63%に達する時間と定義されています。音質に関わる定義ではありません)

時定数は、直流抵抗とコンデンサーによる回路と、直流抵抗とコイルによるものがあります。

時定数をTとし、直流抵抗をR、コイルによる抵抗をL、コンデンサーによる抵抗をCとすると、

直流抵抗とコンデンサーによる時定数は


となります。

直流抵抗とコイルによる時定数は

T=L/R

となります。

coil.jpgT=C×Rここでは、スピーカーとスピーカーケーブルによる時定数を考えてみたいと思います。

そうすると、スピーカーのボイスコイルが、コイルの役割をしますから、時定数は

T=L/Rであり、この式からすると直流抵抗(R)が大きいほど、時定数は小さくなり、電流や電圧の立上りがよいことになります。

そうすると、スピーカーから出る音も早くなり、音の立上りもよくなるような気がするかも知れません。
本当にそうなるのかどうかを、考える前に、直流抵抗だけの回路、コイルだけの回路、直流抵抗とコイルが直列に接続された回路(これが、スピーカーとケーブルに当たります)を考えてみることにします。

まず、図1の直流抵抗だけの回路。

これが、スイッチオンと同時に規定電圧に達し、時定数はゼロです。
つまり、一番立ち上がりがよいわけです。

図2はコイルだけの回路です。

teiko_coil.jpgこの場合は、スイッチオンの瞬間、コイルに逆起電圧が発生し、これが抵抗になり瞬間的に規定電圧に達し、すぐに逆起電力はなくなるので、ゼロになります。

続いて図3は直流抵抗とコイルを直列につないだ場合です。

この場合は、スイッチオンと同時にコイルにかかる電圧ELが大きくなり、すぐに減衰すると同時に直流抵抗にかかる電圧が大きくなります。

そして、コイルにはほとんど電圧がかからなくなります。

つまり、規定電圧は直流抵抗の両端にかかるわけで、コイルにかかる電圧は限りなくゼロです。

この回路においては、直流抵抗が大きくなるに連れ、図1に近づくことになり、時定数を小さくすることになりますが、それは回路全体の特性に関わることで、直流抵抗が大きくなるほどコイルへの電圧はかからなくなります。

コイルがスピーカーのボイスコイルですから、スピーカーには電圧がかからず、なりにくい状態になることを示しています。
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2012年03月06日

たこ焼きとオーディオ

下の写真は、パワーアンプの電源部である。
前面に見える円柱状のものが、ブロックコンデンサーで、その奥の四角な箱のようなものが電源トランスである。
この電源トランスだけで15Kgある。
コンデンサーは15000μFの容量のものが4本。

powerAmp_naibu.jpg


この強力な電源がアンプの良し悪しの大半を左右する。
ところで、このようなアンプの電源スイッチを入れると、この大きなコンデンサーにためるための大電流が流れる。この電流を突入電流と言い、このままでは何百Aという電流で端子が溶けてしまうほどになったりする。

そこで、徐々にコンデンサーへ電気をためるようにしなければならない。
つまり、いきなり大電流が流れないようにするわけである。
そして、ゆっくり電気をためた後に回路が動作するようにするわけである。
この説明は、以前に回路図を用いて説明した。

totsunyu_denryu.jpg


アンプのスイッチを入れても、すぐに起動しないのは、電気がたまるのを待っているからである。

徐々に電気をためるためには、回路図にあるように直列に抵抗を入れる。
言い方を変えれば、抵抗が直列に入ることにより電流は小さくなり、動作は遅くなるということだ。

takoyaki.gifこれは、電気回路としては「たこ焼き器」も同じだ。

たこ焼き器にはコンデンサーは使ってないが、消費電力はおよそ1000Wぐらいである。
これは、電源が100Vであるから10Aの電流が流れることになる。

たこ焼き器を電源につなぐと、たこ焼き器は10A要求するわけである。
だから、10Aを瞬時に供給できれば、たこ焼き器はすぐに加熱されるわけであるが、10Aも流せない細いコード(ケーブル)を使うと、ケーブルの抵抗が大きいので、電流は小さくなりあたたまり方は遅くなる。

結局、これはケーブルが細いと、スピーカーからの音の出だしが遅くなるのと同じである。

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2012年03月05日

電気回路における立上りとは

tachagari.jpg電気回路における立上りとは、規定電流もしくは規定電圧に達する時間の長さのことを言う。

音色は、いろいろな周波数が混じってできる波形の問題である。
それを、音声信号に変換した時、人の耳が感じる音のことである。

立上りがよくても悪くても、波形は変化しない。

図を参照のこと。

意味がわからない人がいるようなので、追加します。

ケーブルを細くすると、抵抗は増加します。
電流=電圧÷抵抗
だから、電流は小さくなります。
ということは、電流や電圧が規定に達する時間が長くなるということです。
これを、立上りが悪くなる(遅くなる)と言います。

ケーブルの太さと電流の関係を説明しているだけで、それ以外のことは論じていません。


しかし「立上り」という言葉を使っているので「音色のことを言っているのではないか?」という質問があったので、立上りは音色を問題にしているのではないと説明しました。

そうしたら、今度は「話題を変えて、音質の話をしようというのですか?」と言ってくるので、私にはこの人が何を考えているのかわかりません。

珍しい人ですね。普段は何をしている人ですか?


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2012年03月03日

電気回路より思考回路の問題です

※ 下線と[]数字は当ブログの管理人

オーディオの比較は通常、音量を同一として行います。[1]このことは途中でも書きましたがいままで曖昧にしており、音量が変化する場合も含んだような質問の仕方をしてきました。それは、スピーカーに供給される電力が小さい場合に、スピーカーが電力なりの動きをしないといったような現象があるというような知見をお持ちなのでは無いかと考えたためです。[2]

 しかし返ってきたのは供給される電力が大きければスピーカーが大きく早く動くという当たり前のことだけでした。このことを以って「立ち上がりがよい」と称するのは日本語として間違ってはいませんが、仮に、電力に比例してスピーカーが動くということあれば電力が大きいときは大きな音が出るというだけで音質は同じですから、[3]オーディオの比較としては意味がありません。音量を変えることを許容して[4]話をしてきたのは議論をわかりにくくするだけで、失敗だったようです。

 以下、音量を同一として比較するという前提でまとめなおします。[5]なお、許容電流については一応議論が尽くしたと思いますので省略します。必要な許容電流についてはdolceさんは非常に大きなものを想定されているようなので根拠となるデータなり資料を提示いただきたいと思います。[6]

音量を同一にするという条件は比較試聴の原則ですが、実際にオーディオ機器の一部を変更して音量が変わった場合には、聞きたい音量にあわせますから、オーディオ機器の実使用にも即した比較条件といえます。したがって、音量をそろえるという条件をはずした条件で議論して結論を出すということはあり得ません。[7]
 音量は、スピーカーに入力される実効電力で決まります。同じスピーカーに同じ波形で同じ実効電力をかければ同じ音量になります。
 音量をそろえるにあたってはアンプに基準の信号を入力して○dBという風に決めればよいでしょう。

 
[1]そういう話ではないです。
変えるのはケーブルの太さのみです。
「音質の比較」と間違えていませんか。音質の比較でしたら同音量で行うべきです。
しかし、ここでのテーマは音質の比較ではありません
ここの話は、ケーブルが太くなると、何が変わるかで、元の発言者が「電流が速くなる」と言っていたので、詰めると「ケーブルは細くすると電流が速くなるかどうか」です。
くどいようですが、音質の変化はテーマにしていません。

[2]知見の問題でなく、スピーカーには電力が供給されなければ、スピーカーは動きませんよ。だから、電力増幅器が要るわけですから。

[3]スピーカーからの音量は、電力の大きさに関係し、音色は周波数特性と位相に関係します。
しかし、音色や大きさではなく、電流の速さを問題にしているのです。
「ケーブルが太い→直流抵抗が小さい→電流が速い(大きい)→電力が大きい」
ということです。

[4]はじめから音量を変えるとか変えないの議論はしていません。
ケーブルの太さと電流の関係です。

[5]全く別の議論になります。
大体、ケーブルを細くしても、音量が同じにできるほどの変化なら、ケーブルの太さの議論は生じません。道路が狭くても、車が通れるだけの余地があれば、広い道路との差はありません。

[6]そんな必要はありませんね。
なぜかと言うと、ケーブルが細いとか太いとか言っても、電流が十分流れるだけの余裕がケーブルにあるかないかの問題で、細くしていけば、いずれか許容電流以下になるので、ケーブルは細いほうがいい、という理由にはならないということは理屈だけでわかります。
「細い方がいい」という意見への反論だけ成り立てばよいですから?

[7]ここでの議論のテーマには、全く関係ありません。ここでは、太さと電流だけの議論をしています。

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2012年03月03日

電気回路より考え方の問題

元のエントリーでは、
「電力が落ちる分はボリュームを上げればよい」
との考えに対して、ダンピングファクターの低下をあげて批判されていました。

ですから、電流ないし電力は同じくらいになるように調整した場合も、ケーブル
を細くして音の立ち上がりが悪くなるのかという検討が必要です。


上記のコメントでは、電気回路としての問題ではなく「思考の仕方」そのものに問題があると思います。

「電流ないし電力は同じくらいになるように調整した場合も」と言っていますが、それらを同じように調整できれば、結果は変わらないに決まっています。

考え方の問題点は「同じくらい」にできるかということです。

例えば「F1の車のようにファミリーカーもエンジン、足回り、ボディーを同じように調整した場合も、F1の車に勝てないか?」と言っているようなものです。

どんな車であっても、F1車と同じように調整して整備できれば、F1車に対抗できます。

もっと言えば、一般の車でも、飛行機と同じように条件を整えれば、空を飛べます。

問題は、同じようにできるかということです。

ケーブルに話を戻すと、細いケーブルであっても、太いケーブルのように条件を同じにできれば、細いケーブルでも同じ性能が出るのは当たり前です。しかし、現実には不可能でしょう。だって、細いケーブルでも太いケーブルと同じ条件にできれば、わざわざ
太いケーブルを使う必要がありませんからね。
もし、そんなことができたら、人類史上初の快挙です。あらゆる電線は細いものでいいということになりますからね。間違いなく、ノーベル賞ものです。

どんなものでも、小型にしても、大型のものと同じ条件にできれば、大型のものと同じ性能が発揮できるのは当たり前です。

最近、放送局のテレビカメラが小さくなりました。
それは、かつて使っていた大型テレビカメラと同等、それ以上の性能が出せるので、小さくなったのです。

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2012年03月02日

RCAショートピン

Amp_back.jpgアンプの入力端子(RCA)が何も接続されていない状態では、端子が解放されているので、ここから雑音を拾いやすい。

そこで、使われていないRCA端子をショートさせて、雑音の混入を防ぐのがRCAショートピンである。
写真はLUXMANより発売されているJPT-10で、8個がセットになっている。材質は真鍮無垢削り出しに24K金メッキがしてある。

オーディオの音質改良は、こういう細かい配慮を積み重ねることで、トータルとしてグレードアップする。
short.jpgオーディオには信仰かと思うようなものもあるが、理論的によいと考えられることは実行した方がよいと思う。

小さな積み重ねは、それ自体では変化がないように思えても、聴きなれたソースを再生することにより、違いがわかったりする。
自分の耳がそれだけグレードアップするということもある。

いろいろなアクセサリーをすすめられて、裸の王様のようになってもいけないが、見栄をはらず、財布ともよく相談して採用したほうがよいと思うが、耳というのは、味覚とよく似ていて、sortpin2.jpg感覚はどんどんアップするものである。
そこは、オーディオの怖いところでもある。

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2012年03月01日

細いケーブルでボリュームを上げると

ケーブルは細めの方がいいと言った人がいた。
その方が電流が速くなると言う。それは、水道のホースも細くすると水流が速くなるからだと言う。
そして、音の立ち上がりもいいと言うのだ。

ケーブルを細くして、本当に音の立ち上がりがいいと聞こえたのか?
はなはだ疑問である。

そして、細くすると直流抵抗が増えて、音量が下がるとも言う。
その場合、音量の下がった分だけボリュームを上げればよいと言う。

それが、どういう状況か、ケーブルを道路、電流をトラックに見立てて図示してみた。

hosoi_cable.jpg


ケーブルには不純物が含まれていて、これが電流の流れを邪魔する。
道路では、障害物があると考える。
そして、障害物に衝突することは事故が起きることと考える。
事故が起きると、ケーブルでは発火する。
つまり、熱が出てケーブルは熱くなる。

通行量に対して、道路が広ければ事故が起きても、他の車の邪魔にはあまりならないが、
狭い道路に多くの道路が流入すると、事故の確率は大きくなり、発火も多くなる。

つまり、ケーブルは熱くなり、熱が大きい場合、ケーブルは焼き切れることになる。
道路では、事故が多くなり道路は通行止めになるのと同じだ。

音が小さくなったらその分ボリュームを上げればよい、という考えは、ケーブルに無理を強いるのと同じで、事故を起こして通過できないトラックが多くなるのと同じです。

電気エネルギーの損失も多くなり、その分スピーカーから出る音も少なくなる。
これは、電流が小さい場合は問題ないが、瞬時に大きくなる場合、ケーブルの許容量を越した分は損失になる。
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2012年02月28日

太いケーブルと細いケーブル

太いケーブルは広い道路。細いケーブルは狭い道路。

ケーブルには抵抗がある。これは、導線の中の不純物のようなもので、電流はこの不純物によって流れが阻害される。

電気エネルギーはこの不純物により、途中でエネルギーを消失する。
これは、輸送トラックが事故を起こすようなもので、事故を起こしたトラックは目的地まで荷物を届けられない。

どんな導線でも、少しは不純物があるので、100%荷物を届けられない。

道路が広いと、事故は起きにくいが、狭い道路では起きやすい。
狭い道路に、たくさんの交通量を要求すると、事故の確率は高くなる。

事故が起きた状態は、熱を発するのと同じである。

広い道路で、たまに起きた事故は、熱もすぐになくなるので問題ないが、狭い道路でたくさんの交通量があると、事故が重なり、道路自体が交通不能になる。

発熱でケーブルが焼け切れるのと同じである。

dourotojiko.jpg
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2012年02月28日

太いケーブルは車線の多い道路のようなもの

太いケーブルは、車線の多い道路のようなものです。

どちらの道路を使った方が、建築資材を早く届けられるかと言うと、要求される資材の量にもよりますが、車線の多い道路のほうが荷物が多い時は、早く届けられます。

車線の少ない道路では、同じ量の資材を届けるには、スピードを上げなければなりません。
これが、水道のホースを細くした場合にあたります。

建物を早く建てるには、資材が早く届かなければなりません。

「車線の多いほうが、多量の荷物を早く届けられますよ」と言ったら
「なぜ、建物が早く建つかを説明していません」と言われると、ギャフンときます。

syasen.jpg
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2012年02月27日

インピーダンスの計算



交流回路を学んだ人には、わかっていることですが、一応、交流回路のインピーダンス計算について、掲載しておきます。

図において

imp_graph.jpgω=2πf f:周波数(Hz)

C:容量(F)

L:インダクタンス(H)

R:直流抵抗(Ω)

Xc:容量リアクタンス

XL:誘導リアクタンス

Z:インピーダンス(Ω)

グラフは容量リアクタンスの位相が90度進み、誘導リアクタンスの位相が90度遅れていることを示しています。
直流抵抗は、位相ずれはないので0度です。

図2のように、直流抵抗が大きくなると、インピーダンスは0度に近づくので、位相が改善されたようになります。
しかし、インピーダンスは増加するので、電流は小さくなります。

cable_touka.jpg


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2012年02月21日

ケーブルの太さで何が変わるか

ここで変化させる変数は
「ケーブルの太さ」です。
「抵抗」ではありません。

今まで話題に出てきた
・許容電流
・時定数
・抵抗
・コイル成分による電流の遅延
・表皮効果
・その他

これらはケーブルの材質等を固定した場合は、すべて太さの従属関数といえます。



問題にしているのは「ケーブルの太さを変えることによって、電気回路上の何が変わるのか」ということです。

電気回路の変数は、電圧(E)、電流(I)、抵抗(R)の3つだけです。

単に「ケーブルの太さを変えたら、何が変わるのか」と問えば、変わるものは他にもあります。

例えば「重さ」だって変わります。

しかし、ここでのテーマは、ある人が「ケーブルは細くした方が、電流の流れは速くなる」と言ったので、私はそれは誤りであると言ったのです。

だから、ここでの問題点はケーブルの太さを変えると、電流はどう変化するのかということだけです。

ケーブルの太さが大きくなるということは、断面積が大きくなるということです。
断面積が大きくなるということは、直流抵抗が小さくなるということです。

だから、

(E/R)=I

の式において、R→小、I→大、ということです。
単純にこれだけのことです。

これを勘違いしているのは、水道のホースをイメージして「ホースを細くすると水の流れが速くなる」を持ち出していることです。

確かに、ホースを細くすると水は遠くまで飛ぶことから水流が速くなることは確認できますが、これは「流量」が増えたわけではないのです。

このことがわからなければ、バケツを用意して太いホースと細いホースではどちらが早くバケツが満杯になるか比較してみればよいと思います。

電流を流すというのは、バケツリレーをやっているようなものですから、ホースが太いのと細いのではどちらが有利かを考えてみればわかると思います。

電気信号が交流になると、インピーダンスの概念が必要です。
そうすると、直流抵抗の他に、誘導リアクタンス(XL)、容量リアクタンス(XC)も考えねばなりませんが、ケーブルの断面積が大きくなることで、XLやXCが変わることはありません。

従ってXLによる信号の遅延はありません。
posted by dolce at 12:59 | Comment(6) | TrackBack(0) | オーディオ

2012年02月21日

音声信号とアンプやスピーカーの応答

コメントが長くなったので、ここに書きます。

※ 数字と下線は管理人です。

dolceさんのいう(電圧×電流×時間) とは
「電圧実効値×電流実効値×単位時間」であり、
十分な数の周期を含んだ平均値について計算されるものです。
@
スピーカーは
瞬時電圧×瞬時電流×微小時間
によって求められる瞬時の電力の波形をトレースする機器です。
実効電力が大きいことは瞬時の電力が時間通りに供給されることを保障しません。
実効電力が大きいことによりスピーカーが動きやすくなるということは1要素に過ぎません。
A



@私は「実効値の計算の話」はしていません。
音声波形に対する、スピーカーの応答の話をしています。

瞬時の現象に対して

>(電圧×電流×時間) とは「電圧実効値×電流実効値×単位時間」であり

こういう理論がどこにありますか?
初耳です。

A私にとっては意味不明な文章です。
「実効値」とは、交流電圧又は電流の値の表現方法の一種で、ある直流電圧を加えた場合とで交流電圧の1周期における平均電力が等しくなるときに、この交流電圧は先の直流電圧と同じ値の実効値をもつと定義されたもので、その定義による計算方法を示したものです。
実効値によって、駆動されているわけではありません。
交流は絶えず、変化しているので、そういう計算方法を決めたのです。
それに、実効値の話などしていません。

下図は音声信号に対する、アンプやスピーカーの応答を示したものです。
inpalusoutou.gif一般に、瞬間的な(パルス状の)音声信号を入力した時、アンプやスピーカーは「立ち遅れ」や「立下りの遅れ」を生じます。
その「立ち遅れ」や「立下りの遅れ」の時間が短いアンプやスピーカーほど、信号に忠実に動作していると言えます。
そのためには、アンプでは回路のインピーダンスが低いことが大切です。

otogabokerugenin.gif




posted by dolce at 00:28 | Comment(1) | TrackBack(0) | オーディオ

2012年02月21日

抵抗を直列に入れると、電流は遅くなる

>立ち上がりは遅くなります。
>半導体アンプには、電源部に大容量のコンデンサがありますので、スイッチを入れた瞬間に
>コンデンサに突入電流が発生します。これを防ぐために、直列に抵抗を入れます。
>直列に抵抗を入れると、電流の流れは遅くなります。それで、コンデンサーに流れ込む電流はゆっ>くりに
>なるので、大電流を防げるのです

これは時定数のみの話では無いのですか。


時定数の話はしておりません。
図を使って説明します。
以下の図を見てください。

回路に抵抗を直列に入れると、電流は遅くなります。
その性質を利用して、回路の保護を行なっています。

totsunyu_denryu.jpg
posted by dolce at 00:05 | Comment(3) | TrackBack(0) | オーディオ

2012年02月20日

ケーブルの等価回路

電気回路において、ケーブルの等価回路は図に示すとおりである。
抵抗、コンデンサー、コイルに関わる変数以外の要素はない。

cable_touka.jpg
posted by dolce at 22:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ

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