2012年10月16日

管楽器のメンテナンス

mentenasu_mokkan2.jpg以前、楽器のメンテナンスについて書いたが、ほとんどメンテナンスをやったことがない人もいるようだ。

ジワジワと楽器の調子は悪くなり、鳴らなくなる。

急に故障した場合は、演奏にすぐ支障をきたすのでわかるが、ジワジワというのは少しずつ悪くなっていくので気がつかない場合もある。

一応、音は出ているんだが響いていないという状態もある。

サクソフォンやオーボエなど円錐管楽器は、ほんのわずかな息漏れの影響も受けて鳴らなくなるが、クラリネットの場合、少しの漏れでも鳴ったりする。

ただし、楽器の本体の共鳴が悪いので、さえない音になる。

楽器の調子が常に完璧であることは大切なのだが、さえない音、音色が悪いということに鈍感では困る。

演奏者は音に対してデリケートでないことは、そもそも問題である。

楽器を時々、修理の専門家にみてもらうのがいいのだが、音が変だと感じ、楽器の不調がわかる感覚も必要だ。

大勢で演奏する吹奏楽などの場合、自分の楽器が不調でも、他の人が音を出していたりするので、よけいに楽器の状態はわかりにくい。

しかし、独奏となると、少しでも楽器の状態がよくないことは怖いことである。

そういう意味でも、いつも大勢の中だけでなく、独奏の機会もつくることをすすめたい。

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2011年05月20日

楽器のメンテナンス

mentenasu_mokkan.jpg学校にあるたいていの備品は痛みが早いようだ。

使う人数が多い。
いろいろな人が使う。

などの理由が考えられるが、メンテナンスの問題もある。

楽器もその例にもれず、備品の楽器はかなり状態の悪いものが多い。
ピアノは自分の楽器を持ち歩く人は、一部のプロを除いて、いないので多くの人は「よそ」の楽器を使うことになる。

そういう意味では、ピアノ奏者は気の毒だと思う。

管楽器は本体が木製のものは、ひびが入るおそれがある。
特に温度が急変するところ置くのは禁物。

例えば、コンクリートや金属の上。
子どもは無頓着にそういうところへ置くことがある。

車の中に置きっぱなしも問題である。

学校の部活では、練習ばかりに気をとられ、管理やメンテナンスを怠ると楽器の状態は次第に悪くなり、鳴りにくくなったり、音が出なくなったりする。

大勢で音を出していると、どの楽器が悪いのかわかりにくくなる。
そういう意味では、ひとりで音を出す機会をつくることもいい。

学校では新学期を期に、楽器のメンテナンスについて勉強する機会を持ちたい。

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2011年02月25日

バロックトランペット

最近は、古楽器が流行りつつあるような気がする。

バロック時代の音楽を、オリジナル楽器で聴くと、かえって新鮮な感じもする。
バロックというと、いつも、あんな高い音大丈夫?と感じるのがトランペット。

実際はトランペット奏者に聞いてみないとわからないが、バルブのない当時は倍音がたくさんある高域に音を書かないと吹けないので、音域が高かったとあるが、日頃聴いているトランペットからすると、大変そうに聞こえる。

当時は、トランペット奏者が演奏会の翌日心臓麻痺で亡くなったととか書いてあった。
そりゃあ、大変でした。



burandenburug.jpg

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2010年11月15日

楽器のしくみ

gakkinosikumi.jpgナツメ社の図解雑学シリーズは音楽に関して何冊か出版されている。
音楽入門のような印象を持つ人もいるかも知れないが、長年音楽に携わってきた人にとっても有用な本だと思う。

大体、オーケストラの楽器ぐらい知っていると、侮ってはいけない。
この本は、楽器が羅列してあるだけでなく、音響の原理まで突っ込んで、同族楽器まで取り上げてある。
だから、個々の楽器は今日のオーケストラを基準とする、西洋音楽の楽器だけにとどまらず、民族楽器にまで及んでいるところがよい。
それも、CD付きで音が確認できるところは、音楽の本としては企画がよいと思う。
例えば、イランのサントゥールという楽器が、これこれしかじかと説明されても、一体どういう音がするのだろうと想像するしかないが、即、CDで確認できるというのは満足度が高い。

欲を言うと、もっとたくさん音源を収集してほしいという気持ちになっているが、手軽に誰でも読める冊子としてのバランスを考えると、適切かと思う。

さらに、この続編ともいうべき本が出版されたらと思うが、そこは、出版者として利益が出るか出ないかという線引きに関わることかも知れない。
それでも、iPadブームに乗って出版が容易になってきたこと、同時に映像や音源の配信もできることを考えると、ぜひ関係者が規格をたててほしいと思う。

何か楽器を習いはじめ、先生を手本として夢中に取り組んでいるうちはいいが、やがて、誰それのコピーだけでは虚しい気分になってくる。
そんな時、小泉文夫氏が語ってみえた、民族音楽を研究する意義を思い出す。
創造性が枯渇してきたとき、民族音楽の響きが新鮮に感じられる。

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2009年12月15日

セルパン Serpent

serpent.jpg音楽史の本を見ているとき、この珍しい形をした楽器のことが印象に残っていた。

私はまだ実物を見たことがない。
構造から言うと、金管楽器属するということだが、音を出すためのマウスピースがあり、それが金管楽器と同じであるということからきている。

平たく言えば、ラッパの仲間である。

おもしろいのが、木管楽器のようにトーンホールがあって、指をふさぐようになっている。

演奏しやすいように、この形にしたのだろうが、形が蛇に似ていることからSerpent(セルパン)、つまり、フランス語で「蛇」という意味だそうだが、命名のもとになっているようだ。

おもしろい形の楽器だとは思っていたが、これまで音を聴いたことはなかったが、このほど演奏している動画を発見した。

過去の楽器かと思ったら、現在でも使われていて、この楽器のプロ奏者がいるのだということがわかった。



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2009年07月11日

楽器で性格がわかる

上手なバンドとは

1.楽器の故障がない

2.換え指をたくさん知っている

この2つは指導にあたってすぐに気がつくことである。

■楽器を見ると演奏者の性格がわかる

一見して、楽器が大切にされているという感じを受ける場合、その演奏者は、いわゆる、性格がよいと言える。

逆に、楽器が擦り傷だらけとか、なんとなくひどい目に遭っていると感じる場合は、性格に問題ありと見てよいだろう。

もちろん、こういう楽器は次第に調子が悪くなるので、演奏自体にも支障が出てくる。
だから、よく、故障だと言って申し出の多い生徒の場合、生活一般も観察してみる必要がある。

これは、その生徒を責めるために観察するのではなく、その生徒が抱えている精神的な問題を発見することがあるからである。

部活動の場合、特に中学生の場合、年齢的に精神が揺れる時期である。
家庭的に問題があったり、交遊関係に悩みや問題を抱えている場合もある。

あら探しをするような姿勢で見てはいけない。
あくまでも愛情を持って接することが大切である。

しかし、もともと者に対して粗雑に扱う性格ということもある。
それでも、音楽が好きになって、上手になれば、自然と楽器を大切にする方向に行く。

練習が終わった後、よく観察することが大切である。

ろくに手入れもせず、雑に、楽器をケースに放り込むようにする者はいないか見てみよう。

金管楽器の場合、唾も抜かないでケースに入れる者もいる。
よく文句だけは言うが、自分勝手だという者が多い。

私はしばしば「楽器は赤ちゃんだと思え」と言う。
この一言が、取扱いを表すのに適当だと思うからである。

大切に持つ。
大切に置く。
温度変化の激しいところに置かない。
(コンクリート、日の当たるところ、金属の上など)
目の届くところに置く。

など、赤ん坊にたとえるとわかりやすいと思う。

学校の先生は、生活指導も含めて音楽の指導と思うべきである。
精神的な不安を抱えていては、集中して音楽はできない。

特に中学校では、生活指導の占める割合は大きい。
だから、音楽的素養を持っているだけでは、上手なバンドを作ることはできないと思う。

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2009年03月01日

目で見る楽器の音

medemirugakki.jpg楽器を物理的に知ることもテクニックの向上に繋がる。

デニスブレインのような天才は、何となく楽器の奏法がわかってしまうのかも知れない。
しかし、楽器を習う大方の人は頭と訓練で演奏技術を身につけることになる。

演奏者の中には、楽器を操るだけで構造や音響学的な知識には無関心な人もいる。
楽器職人に任せればこと足りるかも知れない。

自動車の運転も、自動車学校では若干、構造を学ぶが、それは仕組みを知ることによって、知らず知らずに自動車にとってよくない運転をしてしまっているというようなことを防ぐことができる。
楽器についても同様である。

目で見る楽器の音―By FFT analysisではかなり多くの楽器について、倍音の成分をスペクトラムアナライザーによって分析をした本である。
これはただの本というより事典と言える。

膨大のデータを集積した作者の労力に敬服する。

オーディオ的にも、果たして目的とする楽器がどのような倍音を含んでいるのか知ることができる。
楽器の音が心地よく聞こえるのは、偶数倍音云々と説明していた人がいるがはたしてどうだろう。

なかなか高価な本なので、気軽には買えないが、音楽に携わる人は蔵書にしたい本である。

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2008年11月12日

シタール

シタール(ヒンディー語:सितार、英語:Sitar)は、北インド発祥の弦楽器。民族楽器の一つ。シタールという言葉の語源はペルシア語のセタール(سه‌تار :三弦)とされている。

伝統的なシタールは19弦で、棹は長さが約90cmで約20個の金属製のフレットが結びつけられている。フレットの上には約7本の金属製の演奏弦が張られており、左手の指で弦を押さえミンド(チョーキング)という奏法により1フレットにつき4-5度音をだす。右手につけたミズラブ(金属製の爪)で弦をはじいて演奏する(撥弦楽器)。フレットの下には約12-16本の共鳴弦が張られている。

共鳴胴は通常ヒョウタン、もしくはユウガオの実(カンピョウの原料)を乾燥させたもので作られる(カボチャや木製、まれに真鍮製のものも)。また胴体とは別に、棹の上部にも同サイズかやや小振りの共鳴器が付くが、これなども他の多くの撥弦楽器(リュート、ウード、ギターなど)とは異なる特徴と言える。

独特のミュートのかかった音色は(第一ヘルムホルツ運動→第二ヘルムホルツ運動)ジュワリという骨製(木製)の駒でつくられており、三味線の上駒のサワリと語源が共通と言われている。

標準的な調弦は六弦を使ったRaga yamanにおいてG D F# A D Dである。

伝統的なインド音楽やインド・ポップスに使用されるが、60年代半ばヤードバーズのジミー・ペイジやビートルズのジョージ・ハリソン、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズらが使用したため欧米のロックファンにも良く知られる楽器になった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

sitaru.jpg私はかねてから、シタールというインドの楽器に興味を持っていた。
あのシヤララララ〜んという深遠な音がとても魅力的だと感じた。

このほど、そのシタールを所有しているという人に会った。

このところ、演奏会などで忙しくブログの更新もしていなかったが、ある演奏会に来ていただいた聴衆のご縁で、シタールをもっている作曲家の田中さんとお会いすることができた。

これからは、田中さんとも交流を持ち、いろいろ教わりたいと思っている。

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2008年02月15日

楽器に対する愛情は人に対する愛情に通ずる

中高の吹奏楽部を訪問したとき、私は生徒の持っている楽器を見る。
高価な楽器を持っているかどうかに関心があるのではない。
楽器がどれほど大切にされているかである。

吹奏楽部の指導を始めると、いくら時間があっても足りない。
だから、たいていは「何時まで指導できますか?」と顧問の先生に聞いておいて始める。

楽器そのものが完全に整備されていなければ、音楽以前のことなので、楽器の取り扱いについても指導したいと感じることが多い。
しかし、全ての楽器について手入れなど教えている時間はない。
そこで、なるべく短い言葉で楽器の取り扱いにについて指導するために

「楽器は赤ちゃんを扱うように扱ってください」

と言う。

赤ちゃんであれば、極寒や極暑のところへ置いたりはしない。
夏、車の中に赤ちゃんを置いて死亡させてしまったという事件の報道を聞くことがあるが、楽器とてそういう状況であればだめになってしまう。

某中学校では、窓際に楽器を置いていたため、三階から楽器が墜落してダメになってしまったということがある。

楽器をじっと見ると、擦り傷、デコボコ、その他ひどく扱われた形跡を感じることがあるが、こういう楽器は例外なく調子が悪い。
楽器の調子が悪いだけでなく、こういう楽器の持ち主は、他人に対しても相手のの心を傷つけることを平気でやっていることが多い。

最近の吹奏楽部は女子が多いので、こういう子が将来母になるとと考えると不安になる。

楽器を見て、大切にされていると感じる団体は、これも例外なく心を感じるし、演奏も上手である。
また、演奏している場所もきれいである。

以前にも書いたが、演奏レベルが上がるにつれ、周りもきれいになっていくし、対人関係もよくなっていく、全体が家族であるかのような暖かい感じで包まれる。
欠席もなくなっていく。
それどころか、不登校で授業には出ないが、部活動には参加するという生徒もいた。
部活動の場所が、精神的に居心地がいいのだ。

そういうことを考えると、吹奏楽部を指導している先生は、今日の教育問題の解決のヒントを全て握っているとも言える。

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2007年12月18日

コンセルヴァトワール式

パリ管弦楽団で興味深いのは、ファゴット(バスーン)にコンセルヴァトワール式が使われていることである。

ファゴットはオーボエと同様ダブルリードで、リード作りにかける苦労は大変なものである。
ファゴットの世界的な主流は、ヘッケル式であるが、コンセルヴァトワール式になると、リードの製作、調整はさらに難しいと言われる。

ただ、それでも音色において、特に高音域にかけて魅力があると言われている。
だから、低音域にヘッケル式を用い、高音域にコンセルヴァトワール式を用いる場合もあるという。

そうは言っても、プロ奏者でもコンセルヴァトワール式のファゴットを用いることは、苦労が多いため、この方式のファゴット奏者は貴重な存在となっている。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、コンセルヴァトワール式は「別の楽器」であるとも説明してある。

現在多く用いられているのはドイツ式の楽器であるが、フランス式の楽器もあり、フレンチ・バッソンまたはバッソンと呼ぶ。機構が単純であるため、音程が取りにくいなどの難点もあるが、音色がホルンに近く表現がより豊かであるとされる。ただ、単にキーシステムの違いというよりも奏法における違いが甚だしく、プロの奏者にとっても、実際上は全く別個の楽器と意識されているようである。なお、バッソンは音量があまり大きくないことから、ベルリオーズのように1パートに2本重ねて4管として使われることが多い。時折フランス系の作曲家のオーケストラ曲の編成で、ファゴット/バッソンのみ本数が多いことがあるのはそのためであるといわれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


実物を見ると、ヘッケル式よりずいぶん小さいという感じがする。
キーが少ないことから、運指は大変だろうと予想される。

先日のNHK音楽祭ではパリ管弦楽団が、このファゴットを用いているのを見て、感動的であった。
大変だろうが、この伝統は守ってほしいと思った。

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2007年11月13日

ベーム式かエーラー式か

クラリネットのシステムの話です。

最も多く使用されているのはベーム式ですが、エーラー式にも魅力を感じています。
フランスがベーム式で隣のドイツがエーラー式というのも対照的ですが、文化の違いでしょうか、音色がずいぶん違います。

特にクラリネットに関心を持たない人は気がつかないかも知れませんが、ドイツのオーケストラは、皆、エーラー式を使っているので、奏者の個性なのか楽器の特徴なのか、気がつきにくいかも知れません。

どちらのシステムが良いというのではなく、演奏する曲に合っているかどうかということを、私はよく考えます。
例えば、ブラームスはエーラー式で演奏したいと思います。
ベーム式だと、ちょっと明るすぎるなあと感じるので、地味に演奏しようとすると息が苦しくなります。

両者の音色を大きく隔てているのは、管本体の作りの違いが大きいです。
エーラー式の方が少し細く、内径もほとんど円筒に作られています。
クラリネットは円筒形楽器だから、円筒になっているのは当たり前のような気がしますが、全体を全く円筒形にすると音の抜けが悪くなります。
そこで、ベーム式は下管の方はベルの開口部に向かって次第に円錐形になっています。
それが、ドイツで作られているエーラー式はベルの部分までは円筒です。
それで、通気性が悪くなる、つまり音の抜けが悪くなるので、ベルの横に通気孔が開けてあります。

そんなことをするぐらいなら、円錐に削ればよいと思うのですが、これがドイツの伝統のようです。
エーラー式は管が細いだけでなく、マウスピースやリードもやや小型です。
リガチャー(締め金)は伝統的に「ひも」で、そのためにマウスピースにはひもが巻きやすい溝が作ってあります。

ベーム式とエーラー式で、奏者にとって一番の問題は「運指」です。
ある人の話では、ベーム式にすると30%ぐらいテクニックが落ちると言っていました。

それなら、エーラー式の管にベーム式のキーをつけたらという考えが出てきます。
この方式を採用しているのが、オランダです。
これを「リフォームドベイ」と言っています。

私は楽器を買うに際しては、国内、国外の偏見はありません。
今使っているのはフランス製ですが、ヤマハにも魅力を感じています。
特に吹いてみたいと思ったのは、型名で言うと、YCL-950Ideal(B♭)
、YCL-940Ideal(A)で、ベルにリングがはめてないモデルです。
ヤマハはエーラー式も受注で作っていますが、リフームドベイも受注で作っています。
型名はYCL-856、YCL-846で、いつか試してみたいと思っています。

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2007年10月15日

楽器を始めるには(木管楽器編)

最近は中高年も楽器を習いたいという人が増えています。
そこで、これから何か楽器を始めたいという人のために、少し案内をしてみようと思います。

まず、日本で一番普及している楽器は、ギターだそうですが、ギターにはクラシックギターとフォークギターがあります。
あるクラシックギターの先生に言わせると、ギターはクラシックギターしかないというようなことを言われました。

管楽器で一番普及しているのはフルートです。
ここでは、私が比較的わかりやすい管楽器について、習うための参考にしていただければと思います。

(1)フルート

[よいところ]

・日本製のフルートは作りがよく、比較的安いものから選択できる。
・大きくないので、持ち運びに苦労がない。
・リードがないので、リード代にお金がかからない
・フルートのための曲、またはフルートに適する曲がたくさんある
・金属製なので、気候の変化で割れたりする心配がない

[よくないところ]

・楽器の作りが精密なので、メンテナンスが悪いと鳴らなくなる

(2)サクソフォン

[よいところ]

・楽器の大きさにしては、鳴りやすい
・金属製だから、気候の変化で割れたりする心配がない
・音が大きいので、自己顕示欲が満たされやすい
・テナー、特にバリトンは持ち運びに大変

[よくないところ]

・音が大きいので、練習場所に困る
・リードが必用なので、リード代にお金がかかる
・移調楽器(E♭、B♭)なので、楽譜の書き換えが必用
・クラシックではあまり使われない

(3)クラリネット

[よいところ]

・大きさが手頃で、持ち運びが楽
・音域が広いので演奏できる曲が多い
・値段が比較的安い

[よくないところ]

・鳴りにくい楽器である
・倍音系列の関係で、指使いが変わっている
・移調楽器(B♭、A)なので、楽譜の書き換えが必用
・#が多くなると、演奏が難しくなる
・木製なので、気候(寒暖の差)には注意が必要
・リードが必用なので、リード代にお金がかかる
・オーケストラでは、絶対に二本必用(A、B♭)

(3)オーボー

[よいところ]

・音が目立つので、自己顕示欲が満たされる
・適当な大きさで、持ち運びが楽

[よくないところ]

・楽器が高価である
・リードの調達が大変(先生のお世話にならないと無理)
・リード代にお金がかかる
・音が目立つので、音痴だと周りに迷惑をかける
・精密でデリケートな楽器なので、横着な人には向かない

※他にご意見がありましたらお願いします。

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2007年09月27日

ハーモニーディレクター


一般のキーボードは、平均律で調律されているが、純正律(純正調)に変更できるキーボードに、ヤマハ(YAMAHA)から発売されているYamaha ハーモニーディレクターがある。
吹奏楽の練習現場には、多く取り入れられているようだが、このキーボードが純正律に音階を設定できるということを知らない場合もある。

しかし、純正律のキーボードがあるからといって、それを合奏の練習に生かすことはかなり難しい。
それは、アンサンブルというものは、ただ決められた純正律に合わせればよい合奏になるというものではないからである。

ただ、この便利なYamahaハーモニーディレクターが近くにあれば、微妙な音程の違いを聞き取る訓練になるかも知れない。
ピッチを簡単に変更できることや、電子メトロノームがついているのも便利だが、昔ながらの機械式のメトロノームの良さも捨てがたい。

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2007年09月13日

ホルン

horn.jpg吹奏楽を指導していて、時々変だなと思う楽器にホルンがあります。
高校で教えていると、ホルンをダブルで使っているのに、F-B♭の切り替えでB♭だけで使っているということです。また、運指もおかしいことがあります。

ホルンの基本はF管であり、F管が豊かな響きをします。B♭管ばかり使うのは、おそらく「当たり」がいいという理由からではないかと思いますが、F管から練習した方がアンブシュアのコントロールも身につき、それがB♭管を使うときにも生きてくるというのが、専門家の意見です。

fb.jpg
F-B♭の切り替えは、上図の音域を目安に使い分けるのがよいということです(ホルンの楽譜上で)。
表現上の理由で例外はありますが、何でもかんでもB♭が使いやすいからといって、B♭専門は改めてもらいたいものです。





下に、具体的な譜例を紹介します。
リヒァルトシュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」の冒頭の、有名なソロです。
til.jpg


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