2012年10月02日

ブラームス 二重協奏曲

Brahams_Duble.jpg
音楽を観賞する力は音楽経験が多ければ、それだけ深くなるのだろうと思っている。

右の写真のCDは、オイストラフ、ロストロポーヴチ、セル/クリーブランドというすごいメンバーだ。

私はレコードで所有しているが、CDでの音は聴いたことがない。

私はヴァイオリンがベルリンフィルのコンマス・安永徹、チェロが同首席・ゲオルク・ファウストという豪華ゲストで演奏に参加させていただいたことがある。

自分も演奏者として参加すると、当然、楽譜は読む。

私はクラリネットだが、クラリネットの楽譜を読むだけでなく、指揮者のようにスコアも読んでおく。

管楽器奏者は指揮者と同じぐらいスコアを読んでおかなければいけない、と言われたことがある。

自分が経験すると、有名な奏者たちがいかに上手いかそれこそ身を持って体験する。

この曲の劇的な出だしは印象的である。

オーケストラの協奏に続いて、チェロの独奏が登場する。

ここのところがたまらない。

ブラームスはチェロにいいメロディーを書くので、チェロが好きだったのだろう。

そんなに長い曲ではないが、印象的な部分の多い曲である。

また、演奏に参加させていただきたい曲である。



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2011年02月04日

ラヴェル ピアノ協奏曲 ト長調

NHK-BSでラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調を演奏していた。

クラシックは聴くたびに、何か新しい発見をするような気がする。
今回はつくずく、いい曲だなあと感じた。

そして、ラヴェルのデリケートな音の使い方に関心があるというより、孤独な作曲家ラヴェルを想像した。
一見華やかな曲の中に、ラヴェルの心境というものを想像し、どんな人なのかわからないのだが、寂しさというものを感じた。

特に2楽章になると、ゆっくりしたテンポで流れるメロディーがいっそう孤独感を表しているようだった。

出だしからすぐのトランペットのソロは大変だなあと思っていると、ホルンのハイトーンでのソロにもっとびっくり。
初めて聴いたわけではないが、大変だなあという思いで聴いていた。







Ravel_PianoCon1.jpgミケランジュリは演奏会直前で公演を中止するとか、自分のピアノを持ち込んで演奏するとか、いつも専属の調律師を連れているとか、話題の多いピアニストだが、それでも演奏依頼の多かったピアニストだ。
ピアニストはたくさんいるが、異例のピアニストだろう。

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2010年11月03日

クラシックの名曲解剖

meikyokukaibou.jpgNHKの名曲探偵アマデウスでわかりやすい解説をしてくれる、野本由紀夫 氏の著作です。
CDが2枚ついていて、リモコンでプレイできる状態にして本文を読むといいのではないでしょうか?

私も長年音楽に携わってきた関係で、音楽史など一通りのことは知っているつもりですが、自分の知識にはどこか穴があるのではないかと思います。
確か、作家の司馬遼太郎氏だったと思いますが、氏は小学生が使うような百科事典をよく利用されると聞いたことがあります。

私も学研の「エリア百科事典」を持っていますが、この百科事典は教科ごとに分かれており、レベルは小学生から高校生あたり向けです。
すでに学習したことの確認に重宝しています。

本は書く人により得意分野があり、音楽史でも何か一冊呼んだらいいというものではないと思います。
いろいろな視点で見た、その人その人の解説を読むことが、さらに知識を豊にするものと思います。

そういうわけで、この本はクラシック入門という人にもよいと思いますが、かなり音楽に携わった人も読んで見ると「なるほど」と感じるところがあると思います。

併せて、NHKの名曲探偵アマデウスを視聴すれば、さらに親近感も湧くのではないでしょうか。



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2010年10月26日

プロコフィエフ/ピアノ協奏曲 第3番

先日NHKのBS-hiを観たら、偶然、ハイビジョンシネマ「コンペティション」という映画をやっていた。
プロのピアニストを目指してコンクールに出場する男と女が恋に落ち、いろいろ葛藤が出てくるストーリー展開だが、ピアノを弾く場面がうまく撮れていた。

このような映画で俳優が、ピアノを弾いたり、指揮をしたりする場面が出てくると、どうしても素人という感じが出てしまうことが多いのだが、この映画では本当に弾いているように見えた。

映画の最終場面ではコンクールの決戦場面が出てくるが、プロコフィエフの協奏曲第3番が登場した。
撮影は全曲演奏ではなく、部分部分を切り取ったものだったが、そのカットがうまくいっていて「そうか、この曲はこういう曲だったんだ」と感じさせた。
そこで、かつて何となく聴いて過ぎ去ったこの曲を改めて聴きたくなった。

最近は、まずYouTubeで探してみる。
マルタ・アルゲリッチの演奏が公開されていた。
さすがと思わせる演奏だが、フリー百科事典「ウィキペディア」の解説によると
第一に挙げられるのは、ライヴでも録音でも極度にテンポが速いという事である。しかし、打鍵は極めて正確で、リズム感が抜群であり、かつ豊かな表情を持った演奏が高く評価されている。しかしながら演奏家としては非常に神経質で、毎回出演前にトイレの中でミスタッチの恐怖に恐れおののいているといわれる。
とあるのは驚きである。
演奏では、とても神経が太そうに見えるのだが。







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2009年12月01日

ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第8番

師走となり、今年もあとわずかになった。
この曲を聴いていると、職場を突然解雇され、住む場所もなく途方に暮れている人たちを想像する。

折しも、今日はテレビで自殺者のことを取り上げていた。
近く、NHKでも特集番組を放送するそうだ。

経済大国なのに、暮らしに困る人がたくさんいるというアンバランスがどうにもやりきれない。

東西の壁がなくなったドイツも、仕事がなく暮らしに困っている人が増えたという。
東ドイツ時代には、全国民が国の管理において生活が保障されていたので、その頃の生活の方がよかったという人もいる。

自由経済がいいのか、共産主義がいいのか、いや二者択一ではないだろう。

ショスタコーヴィチは政府の圧力を感じながら、不本意に共産党に入党したらしい。
その中にあって、オレは屈服しないぞという抵抗をこの曲から感じる。



ShostakoStr8.jpg


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2009年09月03日

ダンツィ/木管五重奏曲 変ロ長調 作品56-1

ダンツィという作曲家はあまり知られていないかも知れないが、この曲は木管五重奏の定番と言える曲である。

各楽器の特色を生かして作曲してある。

第一楽章

フランツ・ダンツィ
フランツ・イグナツ・ダンツィ(Franz Ignaz Danzi, 1763年6月15日 バーデン=ヴュルテンベルク州シュヴェツィンゲン - 1826年4月13日 カールスルーエ)はドイツのチェリスト・指揮者・作曲家。マンハイム、ミュンヘン、シュトゥットガルト、カールスルーエの宮廷楽団員として過ごした。バイエルン宮廷楽団の首席チェロ奏者で、(《イドメネオ》の初演の際に)モーツァルトからも称賛された著名なイタリア人のインノチェンツ・ダンツィは父親であり、作曲家で声楽家のフランチェスカ・ルブランは実姉である。

ダンツィは、ヨーロッパの演奏会の歴史において重要な時期を過ごした音楽家のひとりである。その経歴は、後期古典派音楽から初期ロマン派音楽へと作曲様式の過渡期に広がっており、今日のコンサート・ホールやクラシック音楽の聴取層の誕生と時を同じくしている。

ダンツィは青年時代にモーツァルトを知って敬意を抱き、ベートーヴェンと同時代人であったが(同世代の多くと同じく)ベートーヴェンの音楽については強烈な(賛否相半ばする)感情を寄せていた。そして若きウェーバーの指導者であり、その作品を尊重して普及に努めた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2009年07月08日

ペトルーシュカを聴いてみよう

ストラヴィンスキーの3大バレエ音楽の一つ。

CDはたくさん出ているが、実際のバレエを観た人は少ないのではないか?

一度は、バレエ付きで聴いてみたいものである。

以下、音楽の解説はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』よりの引用。

第1部:謝肉祭の市


導入 - 群集 Début - Les foules
人形使いの見世物小屋 La baraque du charlatan
ロシアの踊り Danse russe
宗教上の長い断食期間に先立って行われる、「シロヴェティデ」と呼ばれる数日間の市場(いわばロシア版マルディ・グラ)によって舞台が始まる。しばらく破目を外すことのできない日々を前に、みんな大いに浮かれている。

オーケストレーションと頻繁なリズムの変更は、祭日の喧騒とざわめきを描写している。手回しオルガン奏者と踊り子が群衆を楽しませている。ドラムは老魔術師のお出ましを告げ、魔術師が観衆に魔法をかける。突然に幕が開いて小劇場が現われ、魔術師が動かない、命のない3つのパペット――ペトルーシュカ、バレリーナ、荒くれ者のムーア人)――を取り出す。魔術師は横笛を吹いて魔法をかける。命を与えられたパペットたちは、小さな舞台から飛び出して、ぎょっとしている市場の通行人の中で踊り出す。今や生きた人形たちは、激しいロシア舞曲を踊る。


第2部:ペトルーシュカの部屋



ペトルーシュカの部屋になる。一面暗い色をした壁は、黒い星印や半月、老魔術師の肖像が飾られている。ペトルーシュカは、自分の小部屋に音を立ててぶつかり、魔術師に蹴飛ばされて暗い部屋の中に入る。

ペトルーシュカは見世物小屋の幕の陰で気の滅入るような生活を送りながら、バレリーナ人形に思いを寄せている。むっつりとした表情の魔術師の肖像画が、ぼんやりと浮き上がって見える。まるで、ペトルーシュカはただの人形で、人間と同じでないのだから、従順で謙抑であるべきだとでも言いたげに。だがペトルーシュカは腹を立て、魔術師のにらみ顔に拳を食らわす。

ペトルーシュカは人形だが、人間的な感情があり、老魔術師に対しては囚人のような気持ちを、美人のバレリーナには恋心を抱いている。ペトルーシュカは自分の小部屋から逃げ出そうとするが果たせない。

バレリーナが入って来る。ペトルーシュカは思いを告げようとするが、バレリーナはペトルーシュカの哀れっぽい口説き文句をはねつける。ペトルーシュカは魔術師につれなく扱われると、バレリーナはムーア人といちゃつき始め、哀れなペトルーシュカの感じやすい心を打ちのめす。


第3部:ムーア人の部屋
バレリーナの踊り Danse de la Ballerine
ワルツ(バレリーナとムーア人の踊り) Valse: La Ballerine et le Maure



派手に飾り立てられたムーア人の部屋。一瞥するだにムーア人が快適な暮らしを送っていると容易に察せられる。ムーア人は寝そべるためのソファを持ち、そこでココナッツを玩んでいる。ムーア人の部屋ははるかに広々としており、明るい色調は愉快で豪奢な気分を盛り立てる。主な色使いは赤、緑、青で、ウサギやヤシ林、異国の花々が壁を飾り、床は赤い。ムーア人は、ペトルーシュカと違って、贅沢三昧の部屋で楽しくヴァカンスを過ごしている。

すると、ムーア人のスマートな見た目に惹かれたバレリーナが登場し、魔術師によってムーア人の部屋の中に入れられる。バレリーナが小粋なふしを奏でると、ムーア人が踊り出す。

ペトルーシュカは、とうとう小部屋を破り抜け、ムーア人の部屋に向かって行く。魔術師はペトルーシュカに、バレリーナの誘惑を邪魔させる。ペトルーシュカはムーア人に体当たりするが、自分が小柄で弱いことを思い知らされるだけだった。ムーア人はペトルーシュカを打ち負かしただけでは満足せずに、ペトルーシュカを追い廻し、ペトルーシュカは命からがらその部屋から逃げ出して行く。


第4部:謝肉祭の市(夕景)
乳母の踊り Danse de nournous
熊を連れた農夫の踊り Danse du paysan et de l'ours
行商人と二人のジプシー娘 Un marchand fêtard avec deux tziganes
馭者と馬丁たちの踊り Danse des cochers et des palefreniers
仮装した人々 Les déguisés
格闘(ペトルーシュカとムーア人の喧嘩) La rixe: Le Maure et Pétrouchka
終景:ペトルーシュカの死 ― Fin : La mort de Pétrouchka -
警官と人形使い ― La police et le chartatan
ペトルーシュカの亡霊 Apparition du double de Pétrouchka



再び市場の場面、行き交う人々。オーケストラは巨大なアコーディオンと化し、色とりどりの舞曲を導き出す。中でも最も有名なのは、民謡「ペテルスクの道に沿って」に基づく最初の舞曲、《乳母たちの舞曲》である。そして熊と熊使い、遊び人の商人とジプシー娘たち、馭者と馬丁たち、そして仮装した人々が交互に現われる。

お祭り騒ぎが頂点に達し(かなり時間が経ってから)、人形劇場から叫び声が上がる。突然ペトルーシュカが、刃物を手にしたムーア人に追い立てられて、舞台を走りぬける。ムーア人がペトルーシュカに追いついて斬殺すると、人だかりが凍りつく(ここでムーア人は、人の心の苦しみに無常で冷淡な世間の暗喩となる)。

市場の警官は老魔術師を尋問し、ペトルーシュカの遺体のおがくずを振って取り出し、ペトルーシュカがただのパペットであるとみんなを納得させ、平静を取り戻してはどうかともちかける。

夜の帳が降りて群集も掻き消え、魔術師はぐにゃぐにゃしたペトルーシュカのむくろを担ぎながら去ろうとすると、ペトルーシュカの死霊が人形劇場の屋根の上に現われ、ペトルーシュカの雄叫びは、いまや怒りに満ちた抗議となる。ただ独り取り残された老魔術師は、ペトルーシュカの亡霊を目の当たりにして、恐れをなす。魔術師は慌てて逃げ出し、わが身の不安を感じて怯えた表情を浮かべる。場内は静まり返り、聴衆に謎を残したまま閉幕となる。


推薦盤

boules_petorouchka.jpg
同梱の「春の祭典」もすばらしい演奏。クリーブランド管弦楽団の精密なアンサンブルとブーレーズの卓越した指揮が隙のない完璧な演奏をもたらしている。
クラシックのCDは良い演奏でも、手に入りにくくなることが多いので、在庫があれば、クラシックフアンなら入手しておくべき。

他にも、評判のよいCDがある。
ストラヴィンスキー:春の祭典
コリンデイヴィス/コンセルトヘボウ
これも、春の祭典と同梱で、昔から人気のある録音である。

ストラヴィンスキー:バレエ「ペトルーシュカ」
ショルティ/シカゴ
ショルティとシカゴは数々の名演を録音した。これもそのうちの一つ。

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2009年06月21日

ロッシーニ/「ウイリアム・テル」序曲

williamtel1.jpg「頭のいい人はクラシックを聴く」などという本があったが、結論は、クラシックを聴くと頭がよくなるというものであった。

ロッシーニ「ウイリアム・テル」序曲を聴くと、小学生時代を思い出す。
今でも鮮明に覚えているが、それは音楽室ではなく、畳の部屋でスピーカーは天井近くのところに斜めにかけられていて、その作りを見ると誰かが製作したと思われるものであった。

何の話のついでだったかは忘れたけれど、音楽の授業ではなかったことは覚えている。

williamtel2.jpg木製の、これもどこかの木工屋さんに依頼して作ってもらったような、キャビネットを開けると、そこには真空管アンプとレコードプレーヤーがあり、先生がかけてくれたレコードがこのウイリアム・テル序曲だった。

音が出た瞬間に「とてもいい音だ」という印象を受けたが、その音がいいというのは、装置の音だけではなく、オーケストラの音そのものにも印象深いものがあり、急に自分の心臓がドキドキと高鳴るような興奮を覚えた。

それがきっかけで、また「ウイリアム・テル」序曲を聴きたいという欲望にかられていた。

そして、関心はウイリアム・テルそのものの物語にも及ぶようになった。

クラシックの曲を聴くと、その背景に関心を持ったり、またある知識を持っていることが、クラシックを聴いたときにドッキングしたりで、次第に世界が広まっていくような気がする。

印象的なのは、冒頭のチェロのソロに始まり、フルート、イングリッシュ・ホルンのそソロ、トランペットのファンファーレであるが、クライマックスで奏されるトロンボーンも格好いい。

やがて、自分でもレコードを手に入れて、家でかけてみると、遊びに来ていた近所の子どもが

「あっ、これローンレンジャー!」

と叫んだことがあった。

当時、テレビでローンレンジャーという正義の味方が馬に乗って現れると、この曲のスイス軍の行進のところが聞こえてきたので、子どもたちはウイリアムテルとローンレンジャーが結びついてしまったのだ。

クラシックが好きになった者が集まると、やはり、いつかこの曲を演奏してみたいと思うようになったが、問題はチェロ、フルート、イングリッシュ・ホルンのソリストだった。

そのソリストもなんとかなって、演奏したことがあったが、お客さんにはどのように聞こえていたいたのか、とても、このクラウディオ・アバド/ベルリンフィルのすばらしい演奏を聴くと、感慨深いものがある。

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2009年06月18日

フランセ/クラリネット協奏曲

昔、チャールズ・ナイディックによる演奏をFM放送で聴いて、楽譜を取り寄せ、譜面を見て驚いた。

わざわざ演奏を難しくしているのか、とさえ思った。

この難曲を、ナイデックが演奏するのを聴いて、テクニックの凄さに驚いた。

自分も挑戦しようと思っていたところ、車上ねらいに遭って、楽器ごと楽譜も盗まれてしまった。

チャールズ・ナイディック(Charles Neidich, 1953年-)は、アメリカのクラリネット奏者、作曲家である。ジュリアード音楽院の講師でもある。妻は日本人クラリネット奏者の大島文子。

大変頭の回転が速く、博学である。イェール大学では人類学を専攻していた。 クラリネットに関する話をしているときはいつも楽しそうな顔をしているが、本番のときに緊張していてもあまり周囲には気づかれず、むしろ楽しんでいるように見える。

独特の柔らかくのびやかな音色で、ロマン派時代の楽曲や自身が作曲した作品、アメリカ人作曲家の作品、ヴァイオリン曲をクラリネット用に編曲したレパートリーを多く扱う。素晴らしいテクニシャンであり、また非常に研究熱心で、ひとつの音に対し運指を10種類使い分けることもある。

また、クラリネットの原型となる古楽器(ピリオド楽器)の演奏も行い、ブラームスの時代に存在したクラリネット(のレプリカ)を使用してブラームスのソナタを演奏することなどもある。

日本で演奏会を開くときは妻の文子が解説を行う。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

以来、この曲を演奏できるのは誰かと探していたが、CDなど見つからない。
ところが、最近、それを見つけた。

Mauricio Murcia(マウロ ムルシア)
これが、そのクラリネット奏者の名前と思うが、なんてったって、凄いのです。
この難曲を、少しも難しそうに演奏していない。

第一楽章


第二楽章


第三楽章


第四楽章


ジャン・ルネ・デジレ・フランセ(Jean René Désiré Françaix , 1912年5月23日 - 1997年9月25日)はフランスの新古典主義音楽の作曲家。ピアニストや編曲家としても活躍し、多作家で、生気あふれる作風で知られる。 没後の翌年から、フランス国内でフランセを讃えたジャン・フランセ国際音楽コンクールも開催されている。

フランセの天与の才能は、幼い頃から家庭環境によって育まれた。父親は音楽学者・作曲家・ピアニストであり、母親は声楽教師だった。わずか6歳で作曲を始め、1922年の最初の出版作品は、名伯楽たるナディア・ブーランジェの注目を集める。当時彼女は、楽譜出版社のための仕事をしていたのである。ブーランジェはフランセに音楽活動を薦めた。たとえ自分の門下で最高の作曲家とはいえないにせよ、その中の一人であると考えたからである。フランセ自身はしばしば自作を演奏して、公衆の注目を集めた。たとえば、「ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ」のバーデン=バーデン初演(1932年)が有名である。

フランセは若い頃から洗練されたピアニストであり、パリ音楽院ピアノ科では首席に輝いており、ソリストや伴奏者としての道を模索したこともあった。チェリストのモーリス・ジャンドロンとの共演が有名だが、ジャック・フェヴリエの代役として、フランシス・プーランクの「2台のピアノのための協奏曲」で作曲者自身とピアノを共演することもあった。

しかしフランセの、やはり主要な業績といえば、きわめて積極的な作曲活動であった。生涯を通じて多作家であり、1981年においてさえ、「いつでも作曲している」と公言していたように、別々の作品を掛け持ちで書き上げるのが常だった。この習慣は没年まで続けられた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2007年12月20日

カルミナ・ブラーナ/カール・オルフ作曲

カルミナ・ブラーナ(Carmina Burana)は、バイエルン州にあるベネディクト会のボイレン修道院(Benediktbeuern)で発見された詩歌集、およびそれを基にしたカール・オルフ作曲の世俗カンタータ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』






この曲の歌詞はラテン語である。だから、クラシック鑑賞とあらたまった姿勢で聴けるのであるが、歌っている内容は、舞台が教会であるにもかかわらず。
「これでいいの?」「大丈夫か?」と言うことを歌っている。
まあ、神に仕える修道士も人間なのだと言えばそれまでだが、学校などで日本語に訳して歌ったら、それは非常にまずい。

だが、芸術的内容が高ければ、通用してしまうのが音楽(芸術)のいいところかも知れない。

作曲者、カール・オルフについてはフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の説明を以下に示す。

カール・オルフ(Carl Orff、1895年7月10日 - 1982年3月29日)はドイツの作曲家。ミュンヘンに生まれ、同地で死去。

カール・オルフは作曲家としてジャンルを特定させない特異性を持っていた。彼の作風は独自のジャンルを作り出しているからである。オルフ自身は、自分の音楽劇を、単なるオペラではなく、童話オペラ(メルヘンオペラ、Märchenoper)と呼んでいた。


カルミナ・ブラーナの和音は大変シンプルでわかりやすい。
だが、強烈な印象を与える曲である。
まだ聴いたことのない人は、一応聴いておかないと、クラシックフアンとしては都合が悪いでしょう。

わたしは、ジェイムズ・レヴァイン指揮、シカゴ交響楽団のCDで聴きました。
強烈です。

指揮: ヨッフム(オイゲン)
演奏: ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
もすこぶる評判がよい。


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2007年10月09日

リムスキー・コルサコフ/交響組曲「シェヘラザード」

千夜一夜物語を題材とした、4楽章からなるロシアの作曲家、リムスキー・コルサコフ(1844.3.18-1908.6.21)の代表作である。
ドビュッシーが賞賛し、ラヴェルやフローラン・シュミットが管弦楽法の模範としただけあって、各楽器の使い方に優れている作曲家である。
そういう意味では、吹奏楽関係者もぜひ聴いておくべき曲である。
管楽器の特徴を極限とまで思わせるほど、巧みに使用していることから、この作曲家の経歴を調べてみると、6歳からピアノを学び、後、海軍士官学校に学んだ。そして、海軍省吹奏楽団指揮者という職を経験していることがわかった。
おそらく、これらの経験が管楽器を知るのに役立っただろうと思われる。

曲の構成

第1楽章 海とシンドバッドの船
第2楽章 カランダール王子の物語
第3楽章 若き王子と王女
第4楽章 バグダッドの祭、海、青銅の騎士のある岩にての難破、終曲


特に、管楽器奏者はこの曲を聴いて、楽器の使われ方や特徴を知るといいと思う。
また、初心者にそれらを伝えるのにもよいだろう。
レコードやCDは各指揮者、オーケストラとも特徴があり、どれを推薦するといっても困るほどである。
私もレコードやCDを何枚も所有しているが、聞き比べもなかなか楽しい。
それは、指揮者による曲作りだけでなく、各オーケストラの管楽器奏者の技量や特色が比較できるということもある。

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2007年10月09日

ビゼー/交響曲 ハ長調

モーツァルト(1756 - 1791)が35歳で亡くなったことはよく知られているが、ビゼー(1838 - 1875)も37歳と短命であった。
1875年6月3日、『カルメン』の初演3ヵ月後に亡くなったということから想像して、カルメンの不評のショックが原因だったのかと思ってしまう。

カルメンは彼が亡くなってから、世界中に有名になったのだが、カルメンの不評は、ストーリーが不道徳だということで相当に避難を浴びたと文献に記載されている。

交響曲ハ長調は大変優れた作品だと思うのだが、作曲されたのが1855年(なんと、17歳での作曲)で初演は1935年だから、彼の死後60年も経ってからのことである。
楽譜は初演の年と同じ、1935年にパリ音楽院の図書館で発見されたとある。
ビゼーの年代では管楽器も完成されており、管楽器が非常にうまく取り入れられているのは、作曲者の管楽器に対する知識の豊かさを想像させる。
彼がもっと長生きしていたら、後にたくさんの名曲を残しただろうと思うと、若くして他界したことを残念に思う。
ビゼーが残したくれた交響曲は、この一曲だがぜひ名曲ライブラリーに入れておきたい曲だと思う。

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