2012年04月18日

らららクラシック

4月よりNHK Eテレのクラシック番組(日曜・午後9時)が「らららクラシック」と言う番組名になった。
15日(日)はジュネーブ国際音楽コンクール優勝の萩原麻未の出演だった。





番組では、ドビュッシーの「月の光」を演奏したが、とても素晴らしかった。
手はあまり大きくないそうだが、それでも、なかなか1位を出さないこのコンクールで1位とは素晴らしい。
今後の活躍が楽しみだ。

番組では、 ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」をパーヴォ・ヤルヴィ(指揮)パリ管弦楽団で放送したが、これも生き生きとした演奏で素晴らしかったが、途中まで(1部)だけの放送が残念だった。

番組の時間が1時間という制約があるが、なるべく全曲を放送して欲しいと思う。

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2011年02月14日

ルチアーナ・セッラ (ソプラノ)

PHILIPS_CD.jpgモーツァルトの歌劇「魔笛」の有名な夜の女王のアリア "Der Hölle Rache" 地獄の復讐を聴いたとき、驚いたCDである。

このソプラノは高い「F」が出てくることで有名だが、プロの歌手なら誰でも出すのだが、これほど余裕で出す歌手を聴いたのが初めてだった。
このCDちょっと変わったCDで、歌手がなかなかわからなかったが、後で、ルチアーナ・セッラ(Luciana Serra)だということがわかった。F.jpg

余裕というだけでなく、きれいでなんとも魅力的な声である。
詳細は、フリー百科事典「ウィキペディア」に説明がある。
夜の女王が娘パミーナにナイフを渡して、宿敵ザラストロを殺害するように命じる場面で歌われる。歌詞の内容も、パミーナがザラストロの殺害を断わるようなら、もはや娘ではないと宣言するほどの、復讐心の苛烈さを歌ったものである。

ニ短調で書かれ、フルート、オーボエ、ファゴット、ホルン、トランペット、ティンパニそして弦楽合奏で伴奏される。『魔笛』全体で使われる楽器のうちで、トロンボーン以外のすべての楽器が使用されることになり、夜の女王の1番目のアリアよりも多くの種類の楽器が演奏される。
コロラトゥーラメロディーの出だしの楽譜

オペラでも稀な高音を使用するため、歌うことが難しいことでも知られる。一点ヘ(F4)から高音の三点ヘ(F6)まで、2オクターブにおよぶ声域を歌いこなす必要がある。テッシトゥーラは一点ロ(B4)から二点ロ(B5)の高音で構成される。このアリアの高音を出す場所のように、高い音域での装飾的、技巧的な歌唱様式はコロラトゥーラと呼ばれ、歌唱にはこの高音を出す天性の資質に、その高音を自由自在に使いこなす技術が求められる。




hofman.jpg
ルチアーナ・セッラの出演するオペラのDVDを探したら、オッフェンバック 歌劇《ホフマン物語》全曲 [DVD]
が発売されていた。

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2011年01月21日

ヴィクトリア・ムローヴァ

VictoriaMurova.jpg最近はヴィクトリア・ムローヴァの演奏をよく聴く。
特に、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲を聴いてから、虜になってしまったようである。
完璧なテクニックを持っている上に、音楽に対するひたむきな姿勢と、知性を感じさせる演奏に過去の名人たちの伝統を引き継いで、高い次元を感じさせるものがある。

彼女がソ連から亡命したことは、歓迎すべきだと思うし、それを支えてきた人たちにも拍手を送りたい。
これからも、いたずらに商業主義に走らずこの素晴らしい演奏家を大切にしてもらいたいものだと思う。

ヴィクトリア・ムローヴァ(Viktoria Mullova, 1959年11月27日 モスクワ - )はロシア出身のヴァイオリニスト。

多くのヴァイオリン協奏曲やバッハ作品の他、ポピュラー音楽やジャズにも取り組み、デューク・エリントンやマイルス・デイヴィス、ビートルズなどの録音がある。

[経歴]

モスクワ中央音楽学校に学び、モスクワ音楽院でレオニード・コーガンに師事。1980年にヘルシンキでのシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールで、1982年にチャイコフスキー・コンクールで優勝。1983年にフィンランドでの演奏旅行中に、伴奏者のヴァフタング・ゾルダーニャと共に亡命を図り、ソ連の所有するストラディヴァリウスをホテルに残して、タクシーに飛び乗り国境を越えた[要出典]。スウェーデンで政治的保護を求めるが、アメリカ大使館の開く週空けまでホテルに滞在しているようにというのがスウェーデン警察の指示であった。2日間ふたりは偽名でホテルの室内に篭り、受付に出て行くことさえしなかった。2日後にふたりは、アメリカ合衆国のビザを懐にしのばせ、ワシントンD.C.の街を歩いていた。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団やモントリオール交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、バイエルン放送交響楽団など、世界の主要なオーケストラと共演している。エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団やオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークといった古楽器オーケストラとも共演しており、前者では指揮者も兼ねた。1990年代半ばからムローヴァ・アンサンブルを結成して、イタリアやドイツ、オランダで演奏活動を行い、バッハのヴァイオリン協奏曲を録音した。

小澤征爾の指揮するボストン交響楽団と共演した最初の録音(チャイコフスキーとシベリウスの協奏曲)は、モントルーのディスク大賞を受賞。1995年には、アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのブラームスの協奏曲の録音(サントリーホールでのライヴ録音)により、エコー・クラシック賞とドイツ・レコード批評家賞ならびにレコード・アカデミー大賞(音楽之友社)を、アンドレ・プレヴィンとハインリヒ・シフとの共演によるブラームスの《ピアノ三重奏曲 第1番》の録音によりディアパソン・ドール賞を、バッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ》の録音によりグラミー賞を受賞。

現在はロンドンのホランド・パークにおいて、夫であるチェリストのマシュー・ベイリーと3人の娘たち(ミーシャ、カーチャ、ナディア)と同居している。なお、ミーシャの父親はアバド、カーチャ(カティア)の父親はアラン・ブラインド、ナディアの父親はベイリーである。
ウィキペディア「フリー百科事典」より

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2010年04月14日

ユジャ・ワン 〜天才ピアニスト登場〜

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YujaWang1.jpgまたまた、凄いピアニストが現れた。
1987年生まれだから、まだ23歳。
凄いのはテクニックだけではない。
ひたすら、技巧だけを追いかける演奏ではなく、音楽のスケールの大きさを感じさせ、これはとてつもないピアニストになるのではという予感がする。

6歳からピアノを始めたとあるが、そんなに早く習い始めたとは言えない。17年間でこれだけの演奏をするとは、ただよく練習をしただけとは言えないと思う。
CDは1枚発売されているが、次の発売もすでに予定されている。
とても楽しみである。録音エンジニア、デイレクターには良い録音を切望する。

ユジャ・ワンは中国のクラシックピアニスト。北京に生まれ、6歳からピアノを習い始め、北京の中央音楽学院に学んだ。
音楽一家に生まれる。7歳のときに北京の中央音楽学院に入り、3年間そこで学んだ。14歳のときにカルガリーのマウント・ロイヤル・カレッジで英語を学ぶためにカナダに移り住んだ。現在ニューヨーク在住だが、大抵は世界中を演奏旅行している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』









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2010年02月27日

小菅 優/ショパン 練習曲全集

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kosuge_yu.jpg演奏:★★★★★
録音:★★★★★

ショパン生誕200年。何を買おうか?
と迷ったあげく、小菅優のショパンは正解だった。

今年はショパン生誕200年。
フレデリック・フランソワ・ショパン (Frédéric François Chopin, ポーランド名フリデリク・フランツィシェク・ショペン Fryderyk Franciszek Szopen, 1810年3月1日(2月22日(出生証明の日付)、1809年3月1日説あり) - 1849年10月17日)はポーランド出身の前期ロマン派音楽を代表する作曲家である。当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家として有名であった。その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、ピアノの詩人とも呼ばれるように、様々な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いた。ノクターンやワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られており、ピアノの演奏会において取り上げられることが最も多い作曲家の一人でもある。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より。

上記のように1809年説もある。

ショパンを聴くにはどのCDを買ったらよいか迷う。
すでに、ショパンのCDは何枚か持っている。
アシュケナージ、アルゲリッチ、どれも演奏はすばらしいが、録音が気に入らない。

あまり録音を気にしない人もいるようだが、私は気にする方である。
その録音の良し悪しだが、音楽のCDの場合、私の判断は生に近いではない
最近はHiFiという言葉をみかけないが、HiFiとはHigh Fidelityのことで、訳せば高忠実度、つまり生に近いということでいいと思う。

昔、各家庭がラジオを一台買うのが精一杯であったころ、そろそろ日本も豊になりかけ、ちょっとお金のある家からステレオを買出した時、それはラジオとはあまりにも音が違うので、生々しいという印象が強かった。
それで、HiFiという言葉が飛び交っていた。

録音マニアと言われる様な人たちは、録音機まで買い込んで、如何にリアルであるかを競っていた。

私の感覚では、そういうリアルさを競う録音ではなく、音楽として好ましい音の録り方を基準にして、音のいい悪いを判断している。
だから、ミキサーやプロデューサーの役割は大きい。
例えば、同じグラモフォンでもドイツ・グラモフォンやイギリスのグラモフォンはいいが、国内盤のグラモフォンはことごとく期待を裏切っている。

今日は天気がよく、三階の私の部屋にも春を思わせる空気がただよってくる。
外に出て少し行くと川があり、先日散歩していたら白鳥が泳いでいた。
河川に沿った道では、春になると桜並木が美しい。
桜はまだだが、今日のような日にはこの川縁を散歩するのも悪くない。

もうすぐ春を感じながら、窓から時折入り込む空気を感じながら、小菅優のショパンが流れる一時を過ごすのも悪くない。

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2010年02月26日

カール・ライスター

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カール・ライスターは、ベルリンフィルの元、首席クラリネット奏者である。
来日したとき、気さくに寿司屋で話をしてくれた。
前にも書いたが、彼の言葉「自然による啓示」がずっと記憶に残っている。

ロスアンジェルス交響楽団の首席がライスター氏に会ってから、ベームシステムからエーラーシステムに変更したと聞いて驚いたが、私もエーラーシステムに非常に興味を持った。

その魅力は音色であるが、運指は難しく、エーラーシステムに変更すると、テクニックが30パーセントぐらい落ちるという人もいる。

そのシステムで、ライスター氏は運指の苦労を少しも感じさせないテクニックでなめらかな音楽を奏でる。

学校の吹奏楽では、厚いリードを勧める先生が多いようだが、ライスターのリードは厚くない。
(「もう、上級生になったんだから、もう一つ上の厚さにしなさい」と生徒に言ったという先生がいたと聞くが、罪なことを言ったものだ)
ライスターのリードは厚くないというより、薄いと言った方がよい。
リードが厚いと、柔軟な曲想をつけることができない。
もちろん、音が薄っぺらでよいということはない。

ウエーバーの五重奏曲を、彼がなめらかにまろやかな音色で演奏する情景を見ると、またエーラーシステムへの誘惑にかられる。
もちろん、楽器を変えればライスターのような演奏ができるというものではないが。
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2009年11月17日

アリソン バルサム (トランペット)

AlisonBalsom.jpg美人トランペット奏者と紹介されているが、演奏も超一流。

女性はトランペットにハンディがあるという言葉は、過去のもの。

現実に、中高生を教えていると、女性だから男性に劣ると感じない生徒にはよく出会う。

むしろ、女性の方が音色が美しかったり、音がデリケートだったりする。

アリソン・バルサムは8歳よりトランペットを始めたという。
ハーデンベルガーの音に魅せられて、自分も演奏したくなったと言っている。







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2009年09月02日

ティーネ・ティング・ヘルセット

Tine Thing Helseth
すばらしい、女性トランペット奏者。

出身国は定かでないが、北欧で1987年に生まれたというから、22才になる。

ここに紹介するのは、有名なハイドンのトランペット協奏曲の第三楽章だが、非常に楽に吹いている。

楽器は楽に演奏することが、大切な条件だとは、私もつね日ごろ言っていることだ。

音を苦労して出しているようでは、音楽はできないと考えている。
しかし、クラリネットでもずいぶん力を入れて、ガチガチの状態で吹いている生徒をよく見る。
音を出すのが精一杯では、柔軟な表現は望めない。



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2009年07月21日

恐るべき8歳のトランペット奏者

8歳だそうですが、音はプロの音がしています。
教えた先生もすばらしいのでしょうが、やはり素質があるのでしょう。

この歳でこの演奏、末恐ろしい気がします。

Geoffrey_Gallante.jpg
楽々と楽器を鳴らしている様子は、上手な奏者に共通なところです。
今までに多くのトランペット吹きに会いましたが、昔は、とても女子では無理な楽器だと思っていました。

だから、女性のプロトランペット奏者が現れたときは驚きました。
しかし、吹奏楽団も女子が多くなるにつれ、トランペットを吹く女性が多くなり、しかも、特に女子だからといって男子に比べてハンディがあるとは思わなくなりました。

実際、私が指導していたA高校では非常にすばらしい音色の女子がいました。
音だけは間違いなくプロ級でした。

やはり楽器を楽々と鳴らしていて、よく響く音で、全くうるさいという感じがありませんでした。

うるさい、耳障りと感じる音は、どこか奏法にムリがあると思います。
奏法にムリがあれば、披露しやすいので、長い時間吹けません。
協奏曲を通して吹くことは無理でしょう。

現在は、奏法がよく研究されてきた結果として、奏法の欠点を具体的に指摘できるのでしょうが、特にあれこれ言われなくても、楽に音が出せるということは大切なことだと思います。

だから、初めて習う楽器を決めるとき、例えば新入生の楽器を決めるときは、特に何かを言われなくても、自然に音が出せる楽器が合っていると言えるのかも知れません。

今回発見した8歳の奏者をみると、トランペットは体力勝負の楽器ではないと言えそうです。

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2009年07月01日

辻井伸行/ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番ハ短調

辻井伸行さんがバン・クライバーンコンクールで優勝したことは、すばらしいことで、率直に称えたい。

辻井さんのインタビューの一部を聴くと、普通のピアニストとして音楽を聴いてもらいたいと言っている。

もちろん、その気持ちもわかるような気がする。

辻井伸行/ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番ハ短調(1)



辻井伸行/ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番ハ短調(2)


CDも飛ぶように売れ、コンサートのチケットもまたたくまに完売したと聞く。
それもいいことだ。

辻井さんが、日本人として、日本人にインパクトを与えたことは大きい。

それで、私が期待したいのは、日本人がクラシック音楽を鑑賞する力を高めてほしいと思うことだ。

日本は経済大国と言われながら、時に有名画家の絵を買い漁ったことが批判されたことがある。

何を批判されたかというと、それは、当然、芸術を理解する心である。

「成金」という言葉があるが、私は日本が成金的であるように思えて仕方がない。
それは、芸術を理解する力に乏しく、自身でそのよさを理解する力がすくないのではないかと思うからである。

それは、芸術教育の貧困さにもあると思うが、経済だけを追って心を捨ててきたという生き方にも原因があるのではないか。
(霞ヶ関の人たちの楽しみが、意外に低俗なものであるということを知ってがっかりするとともに、日本人として恥ずかしい気がする)

マスコミに載らない芸術家でもすばらしい人はいると思う。
また、その逆もありだ。

マスコミ、その他の雑音に惑わされず、自分のいいと思ったものを大切にするという心がほしいと思う。

辻井さんを評価するのを、コンクールの優勝だけでなく、また、他人がすばらしいと思っているから、自分もすばらしいというのではなく、自分自身の心を率直に出す人が多くなって欲しいと思うのである。

辻井さん自身も、周りの関係者も「これから」つまりピアニストとしての出発点に立ったところと言っているように、優勝の栄光を人々が忘れたころに、他の世界的なピアニストたちと同列に評価される人となって欲しいと思う。

辻井さんは、今回、ドイツでの演奏会の予定があった。
そこでは、それまでにない緊張をしたしたということである。
それは、優勝したということのプレッシャーでなく、聴衆から受けるプレッシャーということだそうだ。

日本も、演奏家がよい意味でプレッシャーを感じる聴衆が多くなってほしいものだ。
演奏家は聴衆からプレッシャーを感じることで、よりよい演奏をするし、育つとも言えるからだ。

辻井伸行/リスト・ ラ カンパネラ

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2009年06月28日

ランパル

rampal.jpg
ジャン=ピエール・ランパルは記憶に残るフルート奏者である。

NHKの名曲を紹介する番組で「名手中の名手」と紹介されたことを覚えている。
それだけに、フルート演奏家としては、演奏技術も音楽性も群を抜いている。

中学生時代、部活が終わって帰宅すると、晩ご飯が終わったころ、時々、先輩から電話がかかってきた。

彼は部長をしていて、無類の音楽好きで、クラリネットが大変上手だったが、帰宅するとフルートも吹いていた。
器用な人だった。

彼がよく聴かせてくれたのが、ランパルのレコードだった。

そういうこともあって、フルート奏者というと、ランパルは忘れがたい人になった。

そのランパルの話題で、もう一つ忘れがたいのは、彼がハチャトゥリアンにフルート協奏曲を依頼したが、ハチャトゥリアンはとても多忙(高齢?)でそれを断ったそうだが、その代わり以前作曲したヴァイオリン協奏曲をフルートに編曲をしてはどうかと提案したそうだ。

それで、ランパルは提案に応じて編曲をしたのだが、聴いてみると、これがなかなか大変な曲で、ランパルの演奏に圧倒された。

こういういきさつがあるので、ハチャトゥリアンのフルート協奏曲といっても、実はランパルの編曲なのである

ハチャトゥリアン作曲/ランパル編曲/フルート協奏曲(1/5)
ハチャトゥリアン作曲/ランパル編曲/フルート協奏曲(2/5)
ハチャトゥリアン作曲/ランパル編曲/フルート協奏曲(3/5)
ハチャトゥリアン作曲/ランパル編曲/フルート協奏曲(4/5)
ハチャトゥリアン作曲/ランパル編曲/フルート協奏曲(5/5)

ジャン=ピエール・ランパル
マルセイユに生まれ、音楽院教授であった父ジョセフにフルートの手ほどきを受ける。はじめは医学の道を志し18歳で医科大学に進んだが、第二次世界大戦の影響で1943年にパリ音楽院に入学し、わずか5ヶ月でプリミエ・プリを得て卒業した。パリ音楽院ではガストン・クリュネル[1][2]に師事した。 1946年からはヴィシー歌劇場管弦楽団のメンバーとなり、1947年にジュネーブ国際コンクールで優勝しソロで活動を始める。1956年からパリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者となる、1962年に退団後はフランス最高のフルート奏者として世界各地に演奏旅行の傍ら、フランス管楽五重奏団とパリ・バロック合奏団を組織したりした。78歳で逝去。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2009年01月30日

すごく達者なのだが〜ザビーネ・マイヤー

zabienemyear.jpg★★★
モーツァルト:クラリネット協奏曲、ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲、武満徹:ファンタズマ/カントス

ザビーネ・マイヤーカラヤンが存命中、ずいぶん気に入れられて、ベルリンンフィルに入団させたいといったので、カラヤンとベルリンフィルの仲が一時険悪な関係なったという話題が有名になった。

カラヤンに気に入られるほどだから、確かにクラリネット演奏にかけては超一流で、よい意味では女性と感じさせない演奏ぶりである。

だが、このCDは私の好みには合わない。
モーツァルトの協奏曲では、私に言わせれば余計な装飾が多い。
そして、やや走り気味のテンポ感も好みでない。

バセット・クラリネットを使っているというところは、特にどうということはない。
これも私の好みから言えば、普通のA管のクラリネットでもよいと思う。

ドビュッシーも達者な演奏だが、今ひとつ雰囲気が出ていない。
最近聴いたカール・ライスターの方がよかった。

マイヤーもライスターもエーラー式のクラリネットだが、ドビュッシーにはやはりベーム式の明るさの方が合っているかも知れない。

武満徹の方は演奏的には文句はないが、マイクがソロにやや近すぎで、もう少しオーケストラ響きに溶け込むように録音して欲しいと、やはり私好みの感想だ。

しかし、モーツァルトの協奏曲ではやや期待はずれのマイヤーであったが、同じくモーツァルトの五重奏曲となると、これはまことにすばらしい。

特に飾ることもなく素直に演奏しているところが、作品の良さを引き立てているという感じだ。

zabienemyear_cl5.jpg★★★★★

ある評論家が、モーツァルトのクラリネット協奏曲は作品がすばらしいので、演奏者はただ忠実に演奏すればよい(余計なことをするな)と言っていた。

五重奏曲の方は、また別な人が「完璧な曲とはこういう曲のことを言うのだろう。一音たりとも無駄な音がない」と言っていた。

そうだろう。余計な小細工をすると、作品をかえって汚すことになる。

ザビーネ・マイヤーはすばらしい奏者なのだから、特に何かをしようとせず、そのまま素直に演奏していただきたいと願う。

dopeie.jpg★★★★★
ところで、モーツァルト/クラリネット協奏曲は名曲であり録音も多いのだが、決定版となるとなかなか決めがたい。
私としての決定版は、やはりド・ペイエの演奏ということになる。



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2009年01月30日

なんて魅力的なヴァイオリンなのだ!・・・ローラ・ボベスコ

rolabobesuko.jpgこんなにも魅力的なヴァイオリンを、今まで聴いたことがありません!

愛のよろこび/クライスラー名曲集 PHILIPS UCCP-7059

第一曲目「愛の悲しみ」の音の瞬間から、虜になってしまった。
分析的に聴けば、テンポのゆらぎやルバートは多めという気がする。
だが、それらが全く不自然でなく、おまけになんとも言えない美しい音色。

このCDを聴いて、ヴァイオリンを演奏したいと思うようになる人も多いのではないだろうかと思う。

ヴァイオリンの名手はたくさんいるが、完璧なテクニックで迫る演奏には時に疲れる。
だが、このローラ・ボベスコの演奏は奏者としてのテクニックは完璧に備えているにもかかわらず、その技巧は前面に出ず、持ち前の天性で、ひたすら愛をきれいな言葉で語りかけてくるという感じだ。

アナログレコードに比べると、デリカシーには劣る傾向のあるCDだが、不思議なことにこのCDではヴァイオリンの微細な音の魅力もよく伝えている。
このCDが1000円とは絶対にお買い得だ。

ローラ・ボベスコ (Lola Bobesco、1921年8月9日 - 2003年9月4日)

ルーマニア出身のベルギーのヴァイオリニスト、ブリュッセル音楽院教授。天才少女として父親の伴奏によりデビューした後、1934年にパリ音楽院に入学。1937年にウジェーヌ・イザイ・コンクールで第7位に入賞し、世界的に有名になる。濃やかな味わいや技巧のキレには欠けるが、丁寧で気品ある演奏によって聴衆を魅了した。

バロック音楽とフランス音楽を得意とし、とりわけヴィオッティの協奏曲や、フランク、フォーレ、ギヨーム・ルクー、ドビュッシー、プーランクのソナタの録音は人気がある。また、ブラームスのソナタやクライスラーの小品集も魅力的である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上記の解説によると「濃やかな味わいや技巧のキレには欠けるが」とあるが、とんでもありません。
私にはとてもそんな風には感じられません。

8年ほど前に亡くなっているが、ぜひコンサートで生演奏を聴きたかったと思う。
どんな人かと写真を探してみると、演奏に違わず美人ですね。
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2009年01月29日

ナタン・ミルシテイン

natan_vn.gifナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
SERAPHIM EAC-30018(東芝EMI)

ナタン・ミルシテイン(Nathan Milstein 1903年12月31日、オデッサ - 1992年12月21日、ロンドン)はウクライナ出身のユダヤ系ヴァイオリニスト。1942年にアメリカ合衆国の市民権を取得。89歳の誕生日を目前にイギリスで没した。

母親の奨めでヴァイオリンを学び始め、11歳のときレオポルト・アウアーの招きでペテルブルク音楽院に入学、アウアーのロシア時代の最後の弟子の一人となる。ロシア革命により1917年にアウアーがノルウェーに脱出してしまうと、キエフに戻り、ウラジミール・ホロヴィッツと知り合い、意気投合し、しばしば共演するようになり、1925年には西ヨーロッパでの演奏旅行も一緒に行なった。この頃にはウジェーヌ・イザイの門も叩いている。1929年にストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団によりアメリカ・デビュー。ついにニューヨークに居を構えるが、たびたびヨーロッパで演奏旅行にとり組んだ。

しばしば20世紀の傑出したヴァイオリニストのひとりに数えられており、ロマン派の作品ばかりでなく、バッハの無伴奏ヴァイオリン作品の解釈で定評があった。多くの協奏曲のために独自のカデンツァを作曲しただけでなく、ヴァイオリンのために多くの編曲を手掛けている(中でもショパンの夜想曲の編曲は有名)。オリジナル作品では、パガニーニの主題による無伴奏ヴァイオリン作品≪パガニーニアーナ≫が近年とりわけ注目を浴びつつある。1975年にはグラミー賞を受賞、1968年にはレジオン・ドヌール勲章を受章。

傑出した超絶技巧の持ち主ではあったが、それを前面に押し出す演奏には消極的だった。むしろイザイを通じて身につけた、歌心と美音を尊重するフランコ・ベルギー楽派の優美な演奏スタイルが際立っている。そのためしばしばミルシテインは、「ヴァイオリンの貴公子」と称される。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

昨年末、サラ・チャンブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番の演奏を聴いてから、他の人の演奏も聴いてみたくなった。

natan2.jpg身近にあったのが、ミル・シテインのレコードだった。

元気なサラ・チャンの演奏と比べると、こちらは知的な演奏という感じである。
オイストラフと同じ先生についていた(同門)というから、それなりの人である。
ジャケットの解説を読むと、ユジューヌ・イザイにつくためにベルギーに行ったところ「君に教えることが何もない」と言われたという話が逸話に残っているということである。

テクニックは演奏家にとって、土台であるが、レベルが高くなると、演奏はその人そのものの人格という気がする。
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2008年12月23日

庄司紗矢香(しょうじ さやか)

syojisayaka.jpg庄司紗矢香の演奏を初めて聴いたのは、左のCDで、パガニーニ国際コンクールに最年少(14歳)で優勝したと話題になったものである。

今年(2008)のNHK音楽祭では、ユーリ・テミルカノフ指揮、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調を演奏した。

その録画を視聴した私なりの感想を述べることにする。

協奏曲というのは、独奏者とオーケストラが対等の関係であり、それは独奏者と指揮者の演奏解釈が絡み合うということでもある。

だが、この演奏では庄司紗矢香(しょうじ さやか)は指揮者のユーリ・テミルカノフの生徒という感じで、先生の言うことを一生懸命実現しようとの演奏であったように思う。優等生の演奏である。

サラ・チャンの演奏を聴くと、さらにその印象は強くなった。

庄司紗矢香は間違いなくプロレベルの演奏家ではあるが、まだ自己の意思をはっきりと主張するという演奏家ではない気がする。
(主張できる環境にないのかも知れないが)

syojisayaka2.jpg国際コンクールというのは、一つの登竜門であるが、コンクールでの演奏解釈は本人のそれかどうかはわからない。
先生につくことにより、先生の解釈が多く取り入れられている可能性があるからだ。

演奏家は先生について絶えず学ぶ姿勢は必要だと思うが、いつまでも先生の振り付けの範囲だけでなく、自己の主張、個性を発揮しないではおもしろくない。

今、パガニーニ国際コンクール優勝当時のCDを聴いてみると、やはり線の細さは免れない。

とはいえ、音色は美しく、細やかでしっかりしたテクニックを備えていて、素質を持った演奏家には間違いないであろうから、これから自身のカラーを出した個性豊かな演奏家に成長してくれるよう期待したい。

庄司紗矢香
幼少時代

東京に生まれたが、母の美術の仕事の関係で3歳からシエーナに移り、2年間を送る。最初ピアノを習っていたが、シエーナでのキジアーナ音楽院のコンサートでヴァイオリン演奏を見たことがきっかけとなり、5歳からヴァイオリンを始めた。帰国後、国分寺市内の小学校に進み、1994年、6年生の時に第48回全日本学生音楽コンクール東京大会、全国大会で第1位を獲得した。

[編集] ヨーロッパ留学

1995年、キジアーナ音楽院において、ヴァイオリンをウート・ウーギ、室内楽をリッカルド・ブレンゴーラに学び、1997年にはイスラエルより奨学金を得てシュロモ・ミンツに学んだ。同年、14歳でリピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際コンクール・ジュニア(17歳未満)部門で日本人として初めて優勝し、ルツェルン音楽祭にルドルフ・バウムガルトナー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団のソリストとして出演した。また、リピンスキ・ヴィエニヤフスキ・コンクールで審査員を務めていたザハール・ブロンに声を掛けられ、1998年以降、ケルン音楽大学でブロンに師事する。また、同年、ルツェルン祝祭管弦楽団とヨーロッパ演奏旅行を行い、ウィーン・ムジークフェラインザールでウィーン・デビューを果たした。1999年、第46回パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールに同コンクール史上最年少、かつ日本人として初めて優勝した。2004年、ケルン音楽大学を卒業し、翌年パリに移った。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2008年12月22日

サラ・チャン

マックス・ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26

Sarah_Chang.jpg写真出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

NHK音楽祭2008での録画を視聴しての感想。

最近はテレビも地上デジタルで音質が向上してきたので、より演奏の細かいところまでわかるようになってきた。

サラ・チャンの演奏は凄い。

どこが凄いかというと、まず自分の思うところまっしぐらで自信に満ちた演奏を聴衆に向かってグイグイと迫るところである。

とにかく、ヴァイオリンがよく鳴る。
しかし、非力な車が暴走している感じではなく、しっかりしたテクニックに裏づけられて、快適にとばしているという感じで、聴く側としてはストレスが発散させられる。
荒々しさはなく、細かい表現も丁寧である。

アナリーゼがどうであろうと、演奏者が自分の意思をはっきりと押し出してくる演奏は気分がよい。

sala.jpg
日本人は、何かはっきりしないというか、目立ちたいのにみんなといっしょでないと不安という気分につつまれているように感じる。
それでいて、そういう気分を払拭したように自分の意見をはっきり言うような人が現れると、嫉妬してたたいてしまうというなんとも憂鬱な空気が私は大嫌いである。

そういう空気に包まれているせいなのか、N響も上手い人たちが集まっているのに、いつも自分の心を抑え気味で重苦しい演奏をしていると感じる。

そういったN響とサラ・チャン、指揮者がジャナンドレア・ノセダの組み合わせでは、指揮者がなかなか燃え上がらないN響を一生懸命煽っているというのも印象的だった。

日頃N響が鳴らしたことのない音量を出すと荒々しくなる。
楽器はいつも消極的に鳴らしていると、鳴らなくなる。
車も飛ばさない車は走りが悪くなる。
昔から女の人の乗った車が、中古車では敬遠されがちなのに似ている。

今年も暗いニュースが多かった。
ここはひとつ、サラ・チャンのCDを買ってストレス発散といきたい。
韓流で有名になった女優のポスターには興味はないが、彼女のポスターがあったら、それも部屋に飾りたい気分である。そうして元気をもらいたい。
彼女は美女とかなんとかを超えた魅力を持つ女性だ。

今回の演奏での、ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番も是非CDを出して欲しい。
それも、よく鳴るオーケストラとの共演を望む。

サラ・チャン(Sarah Chang、〔ハングル:장영주、張永宙、チャン・ヨンジュ〕, 1980年12月10日 - ) は韓国系アメリカ人のヴァイオリニスト。

父親もヴァイオリニスト。3歳のときに両親にヴァイオリンをねだる。7歳でジュリアード音楽院の入学試験を受け、マックス・ブルッフのヴァイオリン協奏曲を演奏して入学許可を得る。ヴァイオリン界の名伯楽、ドロシー・ディレイ女史に師事。したがって、パールマンや五嶋みどり、ギル・シャハム、諏訪内晶子、シュロモ・ミンツらの妹弟子にあたる。

弱冠8歳で神童として認められ、ズービン・メータ指揮のニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団やリッカルド・ムーティ指揮のフィラデルフィア管弦楽団と共演した。9歳で最初の録音を行い、それまでハイフェッツが持っていた最年少記録(11歳)を塗り替えた。ユーディ・メニューインは、「私が知る限り、最もすばらしく、最も完成され、最も理想的なヴァイオリニスト」と評価している。

1993年にグラモフォン・マガジン賞、1994年には国際クラシック音楽賞、1999年にエイヴリー・フィッシャー賞を獲得。 標準的なレパートリーだけでなくゴルトマルクの協奏曲にも早くから取り組んでいる。

共演したロリン・マゼールが「(あまりの個性の強さに)けむに巻かれた」と賞するほどの才能の持ち主である。まったく逆の個性の持ち主であるヴォルフガング・サヴァリッシュは事あるごとに彼女を起用している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2008年03月07日

歌はセクシーでなければ売れない?

脚本家のジェームス三木さんが、ラジオで「歌はセクシーでなければ売れない」と言っていた。

彼はもとは歌手だったそうだ。
だが売れなかったので、脚本家に転向したという話で、歌が好きで歌手になりたかったということを語っていた。

売れなかった理由は

「きっと、セクシーじゃなかったからでしょう」

と言っていた。

歌手の同僚としては青江美奈さんがいたということで、彼女の歌は売れたということだった。


「セクシーじゃないから売れない」

この言葉にひっかかって考えた。
そういえば、音楽はそういう題材が多いかも知れない。

カルメンだって、16歳の女の子が看守を誘惑するわけだ。
歌手はセクシーに歌わなければならないだろう。
バルトークの「中国の不思議な役人」ときたら、これはとんでもない話だ。

私の心をとらえた歌手というのはセクシーなんだろうか?

rutiana_sella.jpgモーツァルトの歌劇「魔笛」の中のソプラノの有名なアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」(夜の女王のアリア)がある。
私はここのところのアリアをルチアーナ・セルラという歌手が歌うのを聴いて、フアンになってしまった。
このコロラトゥーラソプラノはすごい。
ただ高い音を楽々と出すというだけでなく、魅力的なのだ。

私が持っているCDは廃盤のようだが、最近はテレビのコマーシャルでチラッと出てくる時があるようだ。



ところで、シルビー・バルタンはどうだろう?sirubibarutan.jpg


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2007年10月30日

チャールズ・ナイディック

neidich_weber.jpgクラリネットという楽器が、いとも簡単な楽器に思えてしまう。
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番

チャールズ・ナイディック(Charles Neidich, 1953年-)は、アメリカのクラリネット奏者、作曲家である。ジュリアード音楽院の講師でもある。妻は日本人クラリネット奏者の大島文子。

大変頭の回転が速く、博学である。イェール大学では人類学を専攻していた。 クラリネットに関する話をしているときはいつも楽しそうな顔をしているが、本番のときに緊張していてもあまり周囲には気づかれず、むしろ楽しんでいるように見える。

独特の柔らかくのびやかな音色で、ロマン派時代の楽曲や自身が作曲した作品、アメリカ人作曲家の作品、ヴァイオリン曲をクラリネット用に編曲したレパートリーを多く扱う。素晴らしいテクニシャンであり、また非常に研究熱心で、ひとつの音に対し運指を10種類使い分けることもある。

また、クラリネットの原型となる古楽器(ピリオド楽器)の演奏も行い、ブラームスの時代に存在したクラリネット(のレプリカ)を使用してブラームスのソナタを演奏することなどもある。

日本で演奏会を開くときは妻の文子が解説を行う。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


ナイディックの演奏で驚かされるのは、何と言ってもそのテクニックである。
かつて、フランセのクラリネット協奏曲を聴いたことがあるが、この難曲をいとも簡単にこなしていて、驚いた。それで、レコードやCDを探したが発売されていないのは残念。
ここに紹介したCDはウエーバーのクラリネット協奏曲集であるが、特にテクニックを必用とするのは第2番であり、作曲当時は誰それ(?)しか演奏できなかったと言われる。
ナイディックのテクニックのすばらしさはいかんなく発揮されている。
クラリネットに携わっている人はもちろんのこと、それ以外の人たちも、クラリネットの性能を知るにはよいCDだろうと思う。
また、競演のオルフェウス室内管弦楽団は、指揮者のいないオーケストラとして有名であり、このCDを聴くとその精緻なアンサンブルに納得させられる。

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posted by dolce at 10:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演奏家

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